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【国宝探訪】新指定国宝展@東京国立博物館

昨日、今年最初の国宝探訪に行ってきました。コロナ禍で中止していたイベントなどが続々復活していますが、東京国立博物館の新指定国宝展も3年振りに開催されています。
と言っても、以前はGW前後だったんですけど、まず指定される時期が以前と変わってしまったので、この時期になったのでしょうか。
GWだと思ってノーチェックだったのですが、SNSの情報で気づきました。以前と違うところがもう一つ。今回は平成館1階が会場なので、ご注意ください。

今は特別展は開催されていないので、予想どおり空いていました。これじゃあ、お金が無いって話にもなりますね。
今回は三の丸尚蔵館保管の国宝は展示されていませんでした。近々、他の展覧会で展示する予定でもあるのでしょうか。
なので、国宝は北海道白滝遺跡群出土品だけでしたが、見に行ってよかったです。黒曜石で作られた石器がビックリするほど大きいのです。あんな大きな石器初めて見ました。ポスターの画像も相当拡大したのだと思っていたんですよね。

東京国立博物館入口の案内

見るまでは黒曜石の石器なんて、どれも同じようなものなのに、なんで国宝に指定されたのだろうと思っていましたが、納得しました。
その後に東京国立博物館を回ったら、似たような大きさの石器が展示されていました。それも北海道の遺跡から出土したものなので、北海道だけ大きい石器を使う文化があったのか気になるところです。

新たに指定された重要文化財も展示されていたのですが、気になったのは安土桃山時代の博多の豪商で茶人としても有名だった嶋井宗室ゆかりの嶋井家文書と戦国時代の公家、山科言継(ときつぐ)が書いた日記・言継卿記です。
言継卿記には展示に比叡山焼き討ちの部分と表示されていましたが、嶋井家文書は展示されていた文書の解説がなかったので、宗室に関係するのか、いつのものかもわかりませんでした。

今回は特別展が無いので、平常展の国宝でも見ようかと思ったのですが、昨年の特別展で東京国立博物館の国宝をすべて展示したためか、ほとんど展示されていませんでした。
なので、早々に切り上げ、日比谷や銀座に足を伸ばして、買い物して帰ってきました。

三の丸尚蔵館保管の国宝が展示されていなかったのは残念ですが、北海道の国宝を現地まで行かずに見ることができてよかったです。

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