新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

今年の国宝探訪の展望ですが、さっそく東京国立博物館で本阿弥光悦に関する展覧会が催されます。
代々刀剣の鑑定を生業としてきた本阿弥家に伝わる国宝の「短刀 銘備州長船住長重」が展示される予定です。こちらの短刀はインターネットで検索した限りでは、展示されたり、見たりしたことがあるという情報がまったくなかったので、いくら光悦の展覧会とはいえ、見られるとは思っていなかったです。

東京国立博物館の1089ブログによると、他にも7月に創建1200年を記念して神護寺に関する展覧会も開催されるようです。京都市内とは言え、山にある神護寺は長い石段を登らないとたどり着きません。15年くらい前に一度訪れましたが、今ではもう登るのは難しいと思っています。そのため、まだ見ていない国宝が寺宝虫払行事で見られるとは聞いていましたが、諦めていました。まだ展示情報は出ていませんが、見られる可能性があるので期待しています。国宝の五大虚空蔵菩薩像も五体揃った状態では展覧会で見たことがないので、できれば五体揃って展示されないかなと思っています。

記念と言えば、浄土宗開宗850年とのことで、「法然と極楽浄土」展も開催されますが、東京国立博物館の東京展より浄土宗の寺院・知恩院がある京都で開催される京都展に期待しています。というのも、知恩院所蔵の国宝で見ていないものがあるんですが、会場の京都国立博物館に寄託されているようなんです。

まだまだ春や秋の展覧会シーズンの展示情報はこれからのところが多いので、今年もしっかり情報を掴んで、国宝探訪を楽しもうと思います。

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