国語の文法まとめ【その10】 〜副詞〜
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副詞とは
活用しない自立語です。状態、様子、程度を表す語で、修飾語にしかなりません。主に用言を修飾します(連用修飾語になります)。用言以外にも、場所・方向・時間等を表す体言や他の副詞を修飾することもあります。語尾が「と」、「に」、「り」、「ん」で終わるものが多いです(もちろん、それだけではありませんが……)。
副詞の種類と具体例
副詞は3つの種類に分けることができます。それぞれの使い方や具体例を覚えていきましょう。
【状態の副詞】「どのように」を表す語で、主に動詞を修飾します。擬態語、擬音語、擬声語は、状態の副詞の仲間です。
→(例)とぼとぼ、ドロドロ、ニャーニャー、いきなり、すっきり、くっきり、しっかり、そっと、ふと、やっと、ついに、直ちに
【程度の副詞】「どのくらい」を表す語で、用言や名詞、副詞を修飾します。
→(例)かなり、とても、たいそう、たいへん、ずいぶん、いくぶん、わずか、よほど、もっと、ずっと
【呼応の副詞(陳述の副詞・叙述の副詞とも)】あとに決まった助詞や助動詞等がきます。セットで覚えましょう。
→(例)※太字の単語が副詞。「:」の直後の単語が呼応する言い方。
○ちっとも、決して、全然、めったに:ない、まい〈否定(打ち消し)〉
○きっと、たぶん、おそらく:だろう、でしょう〈推量〉
○ぜひ、どうか:ください、ほしい〈希望〉
○たとえ、もし、かりに、いくら:ても、ば、なら、たら〈仮定〉
○まるで、あたかも、ちょうど:ように、ようだ〈たとえ(比喩)〉
○どうして、なぜ:か〈疑問〉
○まさか、よもや:まい〈打ち消し推量〉
国語のワークやテストで、「次の言葉を使って自分で文を作ってください」みたいな問題を解いたことはありませんか?ああいった問題の中には、呼応の副詞の使い方を確認させるような問題も結構あったのではないかなぁと。上に挙げた具体例を使って、呼応の副詞の文を実際に作ってみるもの良いかもしれませんね。
(例文1)この問題は難しすぎてちっともわからない。
(例文2)あれだけ言ったのだから、まさか「1問もテスト対策をしていなかった」などということはあるまい。
自分で実際に文を考えるのは結構難しいのですが、頭の体操感覚でやってみるといいですよ。もし、わからないことがあったら、「なんとなく」で適度に済ませるのではなく、辞書等で自分なりにしっかり調べてみることがポイントです。失敗・間違いを恐れずにチャレンジしてみましょう!
今回はここまでです。次回は「連体詞」についてまとめていきます。よろしければ次回もご覧ください!
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