デスクをDIYする話 その6 〜プロにお金を支払うことの意味を再確認する〜
暑いですね。夏は暑くて当然ですが、それにしても暑いですね。
さて、脚の塗装も終わりました。今度は天板の塗装です。
脚の塗装は2階のベランダで行いましたが、天板は大きいため、駐車スペースにブルーシートを敷いてやることにしました。通りがかりの人から丸見えでちょっと恥ずかしいですが、仕方ない。
昨日の脚塗りの作業中、ソーホースブラケットの金具が顔に見えることにふと気づいたのですが、この写真↓、4人の小人がみんなで板を運んでいるように見えませんか?
ところで、今回の作業手順は、
①天板をヤスリがけする
②天板にオイルステインを塗る
③天板にニスを塗る
です。まずは、天板のヤスリがけから。
電動サンダーはすごい。獣神サンダー・ライガー並にすごい。
前回の記事でも紹介したSK-11の電動サンダー(正式には「オービタルサンダー」と言うそうです)にヤスリ(#240)をセットして一度目のヤスリがけ。続いて#400に付け替えて仕上げのヤスリがけ。
思ったこと。
まず、電動サンダーは本当に楽です。あっというまに作業が進みます。手作業でやっていたら、きっと腕が上がらなくなり、汗が天板に滴り落ち、それはもう見ていられないことになっていたでしょう。ありがとう電動サンダー。ありがとう文明の利器。ぜひ買いましょう。
そして、天板はもともとすべすべとしていたのですが、ヤスリがけをするともっとすべすべに! これはもう感動モノのなめらかさです。
プロにお金を払うことには、それだけの価値があると確認したこと
次に、メインデスクの天板に切り欠きを作り、コードを通せるようにします。使うのは、どこのご家庭にもある、木工用のビットです。
計画としては、ドリルビットで連続して穴を開け、その間をならしてきれいな切り欠きを作るはずでした。
しかし、計画がそんなにうまくいくはずがありません。だって素人だし。
どうしよう…
持っていた糸鋸でデコボコを最低限に減らし、目の荒いヤスリで削り込むことしばし。なんとか形にはできましたが、当初描いていた姿とは似ても似つかぬ姿になってしまいました…
まあ仕方ない。形が作れたことに満足することにしました。しかし、プロってすごいなあ。
プロにお金を払うことには、それだけの価値があると再確認したこと
さて、余計なホコリを乾拭きしたら、いよいよオイルステイン塗りです。
私の選んだのは、ニッペの油性オイルステインです。色はウォルナット。
アマゾンだとなぜかえらく高いのですが、モノタロウで注文したら1,529円でした。アマゾンって、時々、謎の値付けがされていますよね。
穴あけに失敗した私は、次にまた失敗しないよう、説明書きをしっかりと読み込みます。ふむ。なるほど。ポリスチレンの容器はだめなのね。
どれどれ。
だめじゃん。
ということで、近所のコンビニで別の器を買ってきました。良かった。読んでおいて。
さて、オイルステインをメラミンスポンジで塗り拡げます。刷毛よりもかんたんだ、と書いてあったので早速試してみます。おお、たしかに楽だ。切り口はポンポンと染み込ませるように。塗ったら広げて、塗ったら広げて……
しかし。今日は暑い。なんか、オイルステインの伸びが悪い気がする。ああ、ムラになる。ああ、持っていた器から、オイルステインがビチャビチャこぼれてる。タオルで拭くと拭きむらが出る。ダメだ、もう一度塗り直しだ。あ、重ね塗りしてたらどんどん色が濃くなって、板ごとに色が違ってきた。あああああああああぁぁぁぁ……
小さい方の板はきれいに塗れたんですよ。我ながら「お、俺ってうまいじゃん」とか思ってたんですよ。でもね、大物はだめでした。素人が手を出しちゃいけないものでした。
でも、ま、いいや。素人作業だし。ムラもまた、味と思おう。うん。
さて、このオイルステインは速乾性。10分で乾くって書いてありましたが、念のため、30分程度待ってから次の作業に入りました。
プロにお金を払うことには、それだけの価値があると、三たび確認したこと
次はニス塗りです。これもまた、失敗しそうな予感しかしません。
使ったのは、これもニッペの水性ウレタンニス。色はつや消しクリアーを選択しました。
同じニッペの製品なのですが、デザインが全然違う。オイルステインの方は、なんか自分が生まれた頃のデザインそのまま。でも水性ウレタンニスの方は今っぽい。なんでだろ。
さて、オイルステインは油性なのですが、今回使うウレタンニスは水性。この、ニスは水性なのか油性なのか問題はいろいろと調べてみたのですが、今ひとつわかりませんでした。「油性の上から水性はダメ」という意見もあれば、「水性でも大丈夫」という意見もあり、どっちが正しいのか最後までわかりませんでした。注文する前に調べてもわからず、注文した後に調べてもわからず。ま、ダメならダメでいいや、ということでチャレンジ。
さて、この水性ウレタンニス、ビチャビチャな感じです。水みたい。今度は刷毛で塗っていきます…
が! やっぱり伸びない。暑いからかな。なんか泡立つし。泡立つのは刷毛につけすぎらしいのですが、刷毛に付ける量が少ないと今度はぜんぜん伸びないし。この時点で私は、「水で薄める」ということをすっかり忘れておりました。
どうにかこうにか1度目の塗りを終え、1時間待ちます。
2度めは水で薄めて再トライ…ああまた器からビチャビチャたれてる! 泡立ってる! なんかもう固まってる! フンガー! うまく塗れなーい!
小さい方の板はきれいに塗れたんですよ。我ながら「お、俺ってうまいじゃん」とか思ってたんですよ。でもね、大物はだめでした。素人が手を出しちゃいけないものでした。(2度め)
でも、ま、いいや。素人作業だし。ムラもまた、味と思おう。うん。(2度め)
いやー、ほんと、本職の方ってすごい。自宅のキッチンには、大工さんに作ってもらったカウンターがあるのですが、ツヤッツヤ。ほんとすごい。
本職の方をもっと尊敬しよう。そして手間賃をケチらないようにしよう。そう思った夏の午後でした。
作業を終えて。
さて、2度めのニス塗りも終わりました。仕上がりはこんなかんじです。
2枚めの写真を見ると、結構塗りムラが目立ちます。でも、写真で見る限りでは、そんな悪くなさそうです。iPhoneのカメラってすごいなあ。
ニスの厚みがこれでいいのかわかりませんが、とりあえず使ってみて問題があれば再挑戦することにします。
そして、オイルステインとニスを塗って気づいたのですが、杉の無垢ボードって、結構凹みがあるんですね。これじゃ、なにか書きものをしているときに、シャーペンがブスって穴に刺さって紙に穴を開けちゃいそうです。デスクマットを敷かないとですね。
さて、これで天板も完成しました。あとは脚を組み立てて、デスクの形に仕上げるだけとなりました。
と、その前に、部屋を片付けないといけないんですけどね。
今日の作業時間は正味で5時間。昼食はチャーハンと餃子。作業中にポカリスエットを1.5L飲み、作業後にさらに炭酸水を1本飲んだのに、体重は1kg以上落ちていました。やっぱり汗かいたんだなあ。よかった。電動サンダーに頼って。
そうそう、タイトル画像ですが、余った塗料や材料などをしまうために、コンテナを買いました。
最初は作業台にしようと思っていた採集コンテナですが、あれからずっと気にかかっていて、結局買ってしまいました。
みかん農家だった祖父は、黄色いコンテナをそれこそ何百個も持っていました。名前が「禎男」だったので、すべてのコンテナには丸に「禎」と書いてありました。それにならって、自分もパンダマークを書き込んでみました。
ちなみに、「コンテナ」で調べるとこんな商品がありました。
野菜に優しい愛菜号。洗濯するのは愛妻号。熊本のトマトは妻せつ子。
(翌日の追記)
全身が筋肉痛です…まさかこんなにハードな作業だったとは…
その7に続きます。
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