デスクをDIYする話 その7 〜組み立てはエクストリームヨガだった〜
今日は蒸し暑かったですね。湿気がひどい。以前勤めていた学校のALTに、「こういう日はhumitって言うんだよ」と教わったのですが、ほんとにhumit。
昨日までに塗装やニス塗りを終えておいてよかった。雨も降りそうでしたから。そのせいか、今日は全身が筋肉痛です。腰も痛いです。
今日はもともと作業するかどうか迷っていたのですが、せっかくなのでデスクを完成させてしまおうと決意。午前中は用事があって外出していたので、午後から作業開始です。今日のお昼は近所の蕎麦屋さんのもりそばと、天ぷら。
部屋を片付けないと話が始まらないけれど、意外にそれが面倒だったりする
今回の組立作業は自分の部屋で行います。なぜなら、デスクのサイズが大きいので、部屋の外で脚を組み立てると部屋に入れられないからです。
ということで、まずは部屋の片付け。
片付けをしていつも思うのは、物の多さです。仕事の本やら趣味のマンガやら、PS4やら郵便物やらなんやらで、机の上も本棚も物であふれています。私にはミニマリストは無理そうです。
また、今まで使っていたメインデスクは息子が使うということで隣の部屋に移すことになったのですが、このデスクもまあまあ大きいのです。ですので、このデスクをバラして運びます。
このデスク、組み立ても簡単で、カムロックネジで固定するだけなんですね。だから分解もあっというまです。このデスクをアスクルで買ったときはたしか15,000円くらいとお買い得でしたし、コーナーデスクと組み合わせるとL字デスクにもできるしで、本当はこのデスクをずっと使いたかったんですね。ですが、アスクルではもう取り扱いがなくなってしまったようです。残念。
さて、デスクを運び出し、今度はサイドデスク代わりに使っていたメタルラックを分解して、作業場所を確保します。
しかし! 片付け途中で悲劇が!
飾っていたズゴックが床に落ち、右腕がもげてしまったのです。ああ…
なんとかかんとか場所を確保。やっと作業を始められます。この時点で1時間が経過。
今回使ったネジは、「すっごく速い三条金具ビス」です。
ネジを注文しようと調べていたら、「すっごく速い」「打込みスピード40%up(当社比)」とあるじゃないですか。これは便利そうだと思い、注文。
ですが、そもそも、私は普通のネジを使ったことがありません。だからどのくらい速いのかわかんないことに、ネジが届いてから気づきました。
でも、速いことはいいことです。正義です。
DIYはヨガだった。
メインデスクの脚を組み立て始めます。まずは、側面の枠を組み、次に長辺をつなげるという順番です。
材料を金具でつなげ、ネジで止めます。それだけです。
動画で勉強したときは簡単そうに見えましたが、実際は難しい。何が難しいって、一人で作業すると、支えがないのです。片足で片方の材を押さえ、左手で材と金具をつかみ、右手に持ったインパクトドライバでネジを締める。それはもう、エクストリームヨガかっていうくらいの変態ポーズ。そもそも体の硬さには定評がある私。えらいめに遭いました。
そして難しいことは他にもありました。
ネジがまっすぐ入らない。それはそうです。変態ポーズを取りながらネジを締めるわけですから、そもそも下穴錐で開けた穴も斜めだったのでしょう。そしてネジも斜めだったのでしょう。インパクトでねじ込もうとすると、最初から「ガガガガガ」と、とんでもない音がするのです。うまく下穴が開けられたときは、ネジもスムーズに入っていきます。きっと穴が斜めだったので、ネジが斜めだったので、金具に引っかかっているのでしょう。
そして、金具が浮いてしまって、木材が斜めになってしまう。ネジ締めをする際には、金具と材とを左手でがっちりと挟み込み、ズレないように心がけていたんです。でも、気がつくと、なんか木材が斜めに締まっているんですね。あちゃー、もう一度だ、と、ネジを外し、もう一度ネジ締めて、の繰り返しでした。
さて、なんとかかんとか横の枠が2つできました。さ、長辺をつなげよう。
あ。向きが一緒だ。
横の枠は、金具の向きが逆にならないといけません。同じ向きにしてしまうと、相向かいの形にできないからです。
というわけで、泣く泣くネジを外して作業をやり直し、なんとか完成しました。
写真だとわかりづらいのですが、今度は金具の位置も正しく組み合わさりました。
変態ポーズを取りながらネジを締めること、ここまで約1時間。腰が痛くて仕方ありません。
そしていよいよ長辺をつなげます。この作業はさほど難しくなく、先程よりはスムーズに、そしてまっとうなポーズで作業ができました。
これ、幅はちょうど2mあります。だいぶ幅の広いデスクです。天板を載せたときのたわみとか、中心あたりの強度がちょっと心配です。
さて、テンションが上がる瞬間がありました。それは、金具の格好良さ。
黒く塗った木材を金具で接合し、ネジで止めているだけなのですが、シンプソン金具の無骨な感じがなんとも格好良い。実際に組み上がってみると、なかなかいいですね。やる気も出るというものです。
2枚めの写真にあるRTC22は、3辺をつなげる金具です。組み上げた最後に、3つの木材が集まる箇所にネジを締め込みます。ここをがっちりと締め込むことで、3辺がきちんと90度になるのです。
脚が組み上がった当初はこの穴の存在に意識が向いておらず、「大丈夫かな」「ねじれたりしないか」と心配ばかりしていました。途中でこの穴に気づき、ネジを締め込んでみたら、その途端に枠がガッチリと締まったのです。すごい。気分いい。格好いい。
慣れは人の作業を雑にしてしまう
メインデスクの脚が組み上がったので、今度はサブデスクの脚の組み立てです。要領は同じなので、きっと時間もかからず進むことでしょう。
あ。脚の高さが違う。
またやらかしました。さっきと同じミスはするまい! と、金具の向きには気を配っていたのですが、似たような長さの別の材を接合してしまったのです。作業に慣れてくると、こういうところがおろそかになってしまいます。
作業はどんどん進みます。外はとっくに日が暮れ、暗くなりました。
やっと脚が完成です。
作業そのものは繰り返しなので難しくはありませんでした。変態ポーズも繰り返しでしたが。
ただ、サブデスクの脚、ちょっとだけがたがたします。よくよく見ると、枠がねじれているように見えるんです。慣れてしまったせいか、作業が雑になっていたんですね。
一生懸命ねじれを修正できないかと、枠を人力でねじりなおしてがんばりました。なんとか、ねじれも収まった気がします。
さて、これで2つのデスクの脚が完成しました。この2つのデスクはサイズが異なります。メインの方は、幅2100mmx奥行き800mm、サブデスクは幅1800mmx奥行き600mmです。ですので、サブデスクの脚の方がややコンパクトです。
そしてもう一つ違いがあります。それは、金具です。
これはサブデスクで使っている金具です。木材をT字に接合する金具ですね。この金具はRTT12といいます。
そして、メインデスクで使っている金具はこれです。
こちらはRTT22。よく見ると、木材にかぶさっている部分の大きさが異なります。
なぜ違うのか。その理由は一つ。買い間違ってしまったからです。
本来はRTT22のほうが、用途としては合っています。今回の脚に使っているのは2x2材(38mmx38mm)で、2x2材同士を接合するのはRTT22の方なんです。ただ、この金具がなかなか売っていなくて、ホームセンターに行くたびに、在庫がないか探していたんです。そしたら、RTT12が売っていたんですね。バカな私はその違いに気づかす、「やったぜ売っていたぜヒヒヒ」と喜び勇んで購入し、家に帰り、金具を並べ、気づいたのです。違うってことに。
でも、形状としては使えなくもなさそうです。わからないときはメーカーに聞こう、ということで、twitterで聞いてみました。そしたらお返事をいただけました。twitterってすごい。
まあ、デスクくらいなら大丈夫でしょうとのこと。よかったよかった。
さて、これにて脚は完成です。あとはいよいよ、天板を載せるだけとなりました。
その8に続きます。
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