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デスクをDIYする話 その3 〜いよいよ形になり始めた自分のDIY欲と森林浴〜

結局は話が一周して元に戻った

さて、木材の販売状況もわかってきました。自分のiPhoneの中にはホームセンターで撮りまくった木材と価格の写真がたくさん。
自宅には、先走って買った金具なども届き始めました。

さて、ここでデスクの設計を完成させ、木材をどのくらい買えばいいのかを確定させなくてはなりません。

今まで見てきた木材の状況を踏まえ、次のように決定しました。

①メインデスク
 幅2100mmx奥行き800mmx高さ700mm
②サブデスク
 幅1800mmx奥行き600mmx高さ700mm

※高さは天板の厚みを除く

メインデスクとサブデスクはL字に並べ、シームレスに使えるようにします。
また、天板は、当初は脚に載せるだけにしてしてみます。あまりにグラつくようなら固定。足と天板の間に揺れ止めのゴムシートを入れてもいいかもしれない。

天板は杉ムクボード(910mmx1820mm)を使います。
メインデスクの幅が不足しますが、不足する300mmの分は、サブデスクの天板を切り出した後の残りから充当します。

杉ムクボード

杉ムクボードは木目がしっかりと出ています。
ですから、メインデスクは木目が途中で縦と横になってしまうのでが、まあ、それも味ということでいいかな、と。

また、2つの板は連結せずに並べるだけにします。ダボ継ぎとかやってみたいけど、それは困ってからいいかな、と。
まずは完成させることが大切。困ったことが生じたらその時考える。という精神でいかないと、いつまでも完成しなさそうですので。

サブデスクの脚についても色々と悩みましたが、結局は最初に見たデスクのデザインを真似させてもらうことにしました。

もでりんクラウドで設計図も完成。いよいよ、木材購入です。

木取り図を印刷したら全然見えないぞなんだこれは
→自分のケチが原因だった

さて、もでりんクラウドには、木取り図を作成してくれる機能があります。
木取り図とは、販売されている木材からどのように部材を切り出せばいいのかを示した図です。

私は木材カットをホームセンターにお願いすることにしました。
自分で丸鋸を買ってもいいのですが、お金がかかりますし、そもそも正確に切り出せる自信がありません。
プロの技を借りるのが一番です。

ホームセンターは、複数の木材をまとめてカットしてくれます。そうするとカット代も多少浮くので経済的。
木取り図でうまく調整すれば、コストを抑えられます。

木取りについて

ということで、もでりんクラウドで木取り図を作り始めました。

なんとかかんとか作り終え、さて印刷だと思ったら、問題が発生。
印刷すると、線や字が薄すぎて、木取り図が全く見えないのです。

なぜだ。なぜなんだ。あ、そうか。
自宅で使っているレーザープリンタは、設定で「トナーセーブ」をonにしていました。
そうすると、印刷は薄くなるものの、トナーをだいぶ節約できるのです。
ですが、このモードで印刷すると、木取り図のような細い線を印刷するときに、全く見えなくなってしまうのです。

トナーセーブモードを解除するのは、プリンタの初期設定を変えないといけません。
木取り図1枚のために設定を変えるのも面倒くさい。

ということで、方眼レポートパッドに手書きで書き出すことにしました。
まあ、これくらいならそんなに難しくないし、手書きも嫌いではないので大丈夫。

木取り図

いよいよ木材の買い出しだ。切ってもらえば覚悟も決まる

さて、いよいよ木材を買い出します。
実際の作業はお盆休みです。そして買いに行ったのは、その1週間以上前。
そこまで急いで買う必要もないのですが、どうしても買っておきたい事情がありました。

・目当ての材木が売り切れているのが嫌だ
自分が欲しいと思ったものは、大体売り切れてしまいます。それが私の人生。
なんでそうなるかといえば、ネットで紹介された「いいな」と思うものは、大体において他の人も「いいな」と思って買うんですよね。その結果、在庫はなくなるわ、高くても売れると踏んだ業者によって価格は高くなるわで、なんとも残念な結果になってしまいます。
最近はコロナ禍のせいかDIYも人気があるようで、自分の欲しいものはネットでも売り切れが続出しています。

・早く買って気持ちに区切りをつけたい
一度設計図が完成しても、「やっぱりこうした方がいいんじゃないかな」「こっちの板を使いたいな」などと、自分の中にたくさんのグッドアイディアらしきものが湧いてきます。
最初のうちはいいのですが、そのうち自分の新たなアイディアに縛られてしまい、どっちがいいのか迷い始め、挙げ句の果てにはそれは邪念となり、最初の頃の清らかな気持ちが失われ、「面倒くさいなあ。IKEAで買えばええやん」となり、結局は中途半端な結果と微妙な後悔の念のみが残るのです。当初思い描いていた未来予想図はどこかに行ってしまう。ブレーキランプ5回点滅は「ハ・ヤ・ク・カ・エ」のサイン。古っ。

だから、もう買ってしまうのです。木材をカットしてもらうのです。
後戻りできなくなるように。
自分の渡った吊り橋の綱を切り落としてしまうのです。

ここまでのリサーチで、スーパービバホームA店の品揃えが最も充実している印象でした。
仕事帰りに寄り道して、買い出します。

手には木取り図を握りしめ、木材コーナーに向かいます。
杉のムクボードはB店にしか在庫がなかったので、次の日に行こうと思っていました。
すると、A店にもあるではないですか! なんという僥倖・・・! 値段も同じっ・・・!
よしよし。在庫もたくさん。ということで、好みの木目のものを選びます。
しかし悲しいかな、自分の好みの木目というものがわかりません。
というわけで、なんとなく良さそうな3枚をチョイス。

次に2x2材です。
今まで見て回った店舗の中で、唯一12Fサイズを販売していることはリサーチ済み。
12F材は6本必要。今度は「曲がっていない」「えぐれていない」などの条件で、20本以上ある在庫からチョイス。長くて重くて文字通りひぃひぃいいながらチョイス。あともう1本、6Fの長さのものも選びました。

レジで会計を済ませ、カットをお願いします。
やってきた店員のおじさんは暑さと湿気と1日の疲労のせいか、だいぶやつれて見えます。大丈夫かいな。
おじさんに木取り図のメモを渡し、カットをお願いします。

木材カット

木取り図はカット回数をできるだけ少なくできるように考えましたが、おじさんのカットの方針も私の想定と全く同じでした。ちょっと嬉しい。
1本だけ反っているものがありました。しっかりと選んだはずなのに、それはまあバナナのように反っています。
おじさんに相談して、他のものと交換。

カットは全部で10回。ちょっとおまけしてもらいました。

切り終わった木材のサイズをおじさんと一緒に確認したのち、無事引き取りを済ませ、台車に載せて車へ。

カット済み

2m近い木材が入るか心配でしたが、後部座席を倒すだけで大丈夫でした。よかった。

車に積む

さて、買った材料、自宅に持ち帰っても置く場所がありません。自室は物だらけで置けるような余裕もなく、物置もキャンプ道具でいっぱいです。リビングなんぞに置いたら家族から大ブーイングでしょう。
仕方ないので寝室の隅にレジャーシートを敷き、壁に立てかけておきました。
立てかけると反ってしまわないか心配なのですが、場所がないので仕方なし。

寝室に保管

ただ、一ついいことがありました。
杉のムクボードって、杉のいい匂いがするんです。当たり前ですが。
寝室に漂ういい匂い。フィトンチッド。自宅で森林浴。

組み立てるまでの一週間ほどは、この匂いを楽しめます。

その4に続きます


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