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越前和紙の抗菌マスクケース ~和ごころ~ 其の3

皆さまこんにちは。国府印刷社です。

さて、今回もお届けする越前和紙の抗菌マスクケース 「和ごころ」の其の3をお送りいたします。

其の1でこの商品が産まれた経緯をお伝えしました。
其の2では抗菌印刷について。
今回の其の3では和ごころでも使用している越前和紙についてお伝えします。

それでは、まず皆さんの中で和紙とはどのようなイメージでしょうか?

何となく昔から作っている日本の紙。とか、半紙とか障子紙なんかを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

そもそも和紙を表面に使って強度は大丈夫なの?と思う人もいるかもしれません。

安心してください!丈夫ですよ!

一般的な「和紙」の特長は「洋紙に比べて格段に繊維が長いため、薄くとも強靭で寿命が比較的長く、独特の風合いをもつ」と言われています(但し、種類や用途によって、一概には断言できない)。※Wikipediaより抜粋

さらに越前和紙で深堀してみると・・・

越前和紙(えちぜんわし)は、福井県越前地方の岡太川流域で作られている和紙です。和紙の主な原料は、植物の表皮の内皮である靭皮繊維で、楮(こうぞ)・三椏(みつまた)・雁皮(がんぴ)などを用います。
越前和紙の特徴は、豊かな感性を刺激する生成(きなり)色の優雅な美しさと、高い品質です。

楮(こうぞ)は、太くて長い繊維を持ち、強い和紙ができ、書道用紙や人形、工芸品をつくる和紙の原料になります。

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楮(こうぞ)

こちらの実見たことありませんか?こちらの楮が和紙の主要原料とされています。

三椏(みつまた)は、表面が滑らかになり光沢をもつ和紙ができるので、襖紙や印刷用紙の原料となっています。

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三椏(みつまた)

三椏はこちらの花が咲く木ですね。この木の皮を和紙で使用します。


雁皮(がんぴ)は栽培が難しく自生しているものを使用するため、昔から使われており、虫害にかかりにくいため保存される和紙の原料に使用されています。

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雁皮(がんぴ)

いきなり葉の画像で申し訳ありません。
雁皮は繊維は楮の3分の1程度と短く、その質は優美で光沢があり、平滑にして半透明でしかも粘性があり緊縮した紙質となります。


※KOGEI JAPAN様のサイト、Wikipedia参照。https://kogeijapan.com/locale/ja_JP/echizenwashi/

上記しましたが、繊維が長く手漉きの技術で絡まることで、薄くてもしっかりとした強度のある和紙。

和紙は昔ながらの手漉きが基本で、職人の方々が伝統を守りながら作っているものになります。

そのため大量生産の洋紙と比べると数が作れないという点で希少性という価値もあります。

さらに越前和紙と厚い紙を貼り合わせているので、強度があり、中面は抗菌印刷しているので、繰り返し使用することができるのは大きなポイントです!

こちらを利用した「和ごころ」実際の手触りと、使い心地をお楽しみください。

3回に渡ってお送りしてきたマスクケースについていかがでしたでしょうか?

最後に和紙では作成できませんが、厚紙の表面にプリントを施してオリジナルプリントのマスクケースも作成頂けますよ!
ノベルティを作製、提案されている方にお勧めです!!

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