21卒 就活 所感

就職活動が終わった。

もっと達成感があるかと思っていたけど、実際はそうでもなかった。「ああ、決まったんだな」という感じ。

21年卒は例年とは随分違った就職活動になっていて、苦労している人がたくさん居る。勿論、僕もそれなりに影響を受けた。でも、僕個人としては不利な事ばかりでは無かった。

特に、企業を直接訪問する必要が無いのは有難かった。
2月から4月中頃までは対面での説明会や面接が行われていて、何度か参加した。僕はそういう場が得意ではないし、緊張するとすぐにお腹が痛くなるタイプなので、駅や訪問先のトイレの個室に籠る羽目になる。早過ぎず遅過ぎず、などと時間のことを心配しながら移動するのも気が重い。
その点、オンラインであれば、家で準備をして待っていればいいので本当に楽だ。スーツも上半身だけ着ていれば良い。1回もバレていない。

「こんな状況の時に当たっちゃうなんて運が悪いね。」と色んな人に言われた。そうかもしれないし、さほど関係無かったような気もする。

結局、僕の就職活動は全て、「人生に真剣に向き合ってこなかった過去の自分のツケを支払う」ということに帰結していた。そういう意味では、例え去年までのような環境だったとしても、似たような苦労を味わっていたと思う。

面白い点もあった。想像もしなかった仕事が山ほどあると分かったし、電話対応やメールでのやり取りへの苦手意識が少し薄れた。人間追い込まれたらやれるものだ。もっと早くに気が付きたかった。

あと1年もしないうちに社会人ですよ、と言われても実感が湧かない。3月20から31日までの憂鬱を想像すると暗澹たる思いだ。しかし否応なく4月1日は来る。

卒論を放り出してこんな陰気な文章を書いている場合では無いということだ。


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