女性性器切除(FGM)について高校生が考える

女性性器切除を賞揚(そのものの価値を認めてほめること)することを唐突(まさかと思われるような言動に接し、違和感を感じるさま)に強要されたら、あなたならどう感じるだろうか。


女性性器切除術、通称FGM(female genital mutilation)はジブチ、ソマリア、エジプト、エチオピアなどアフリカを中心とした30カ国ほどで2千年続く因襲(古くからの習慣のうち、今は弊害を与えるもの)だ。

簡単にいうと、膣を縫い合わせたり、クリトリスを切除したりして純潔や貞操を守ろうというものだ。2015年、国連機関は2030年までにFGMを「根絶」することを目標に掲げたが、いまなお毎年300万人の少女が犠牲になっているといわれる。ネットで調べると多くの記事やニュースがあるので興味を持った方は調べてほしい。私は初めてこれを知ったとき憮然(ブゼン:がっかりしたり、驚いたりして、呆然とするさま)とした。


因みに私がこれを知ったきっかけはLINEの公式アカウント「朝日中高生新聞」。特に私は「ヒャダ兄さんがノリノリで相談にノリますよ?」というふざけたタイトルの記事を読むために見ている。

毎回ヒャダインさんが相談内容の核心をつく俯瞰(高い所から広く見渡すこと)的なアドバイスをくれるので、参考にさせてもらっている。中高生以外の方でも多くの知らない情報が手に入るので、信憑性(確かで、信頼できること)が分からないネットニュースなんかより断然オススメだ。


話を戻す。

FGMが跋扈(バッコ:悪いものが思うままに勢力をふるうこと)している理由は、女性を蔑視(相手をばかにして扱うこと)するという概念(物事の意味や本質を言葉でとらえた内容)が社会において桎梏(シッコク:束縛するもの)になっていることだ。人間はどんなときでも常に平等であって、性別によって蔑ん(劣ったものとしてばかにする)ではいけない。つまりこれは男性の自分勝手な取り決めであることをメタファー(隠喩)している。


しかしこの行為をイニシエーション(人間が成長する過程で新しい段階に移行する時の儀礼)として讃美(絶対的なものとして、優れた点を言い立てること)しているのは彼女たちの祖母などの家族や親戚なのだ。
だがこのように狭隘(キョウアイ:場所や心が狭く、他を容れる余裕がないさま)になってしまったのは性差別による女性への少ない教育機会であることに他ならない。


畢竟(ヒッキョウ:結局は)、この行為の依拠(書物や規則の作成において、根本的な主張のよりどころとするところ)を問えばジェンダー差別であり綱紀(組織を保つために欠かせない決まり)ではない。

現地の人たちにコペルニクス的転回(ものの見方や考え方が、正反対に変わること)を求めることになるかもしれないが、心的障害や身体的障害へ繋がる蓋然性(いろいろの点から見て、そうなることが十分に予測できること)を婉曲(表現が露骨でなく、遠回しなさま)的にではなく直截(チョクセツ:ためらわずに決裁するさま)的に教える必要性を流布(物事が世間に広く行き渡ること)しなければならない。


先進国はまず、関心を持ち問題解決への思惟(宗教や哲学などの根本的問題について、深く考えること)や時には指弾(厳しい叱責や非難)が焦眉の急(危機が迫り、一刻の猶予もならないさま)といえるだろう。これらの比較的プリミティブ(原始的)な国々を後見(未成熟、または経験不足の者を、指導や監督をしながら助けること)しなければならないのは発展途上国に恩恵を受けてきた日本を含む先進国である。払暁(もう少しで夜が明けきる頃)はまだ遠い。



どうだった?評論ぽく書いてみた。
勿論理由は試験勉強。いいずな書店の「新現代文単語」という教材の試験範囲の単語を使って何か文章を書こうと思って。普通に単語書いて覚えるほうが早かったかな?‥結構時間がかかった。

無理やりなところもあるかもしれないけど(カッコ)で書いてある言葉の意味やFGMの説明は「新現代文単語」や電子辞書の説明をコピーしたものだから信憑性は保証する。

書いてみて思ったけど、この文章は異文化(ある人が所属する文化と異なる文化)への許容がなくて、文化相対主義(文化間に優劣はなく、対等であるとする立場)に反している。

短絡的(物事の本質や筋道を深く考えず、原因と結果などを性急に結びつつけてしまうさま)な意見になってしまったかなぁ…。英検のスピーキングの練習教材に「自分が思っていることではなくても、質問に答えられればいい」というアドバイスがあったことを思い出す。単語を使うことを重視したので、内容が専門家ほどあるわけない。あったらもっと時間がかかって試験勉強どころじゃなくなる。


言い訳はこれまでにして、考古学者が根本的原因を論じた記事を貼っておく。

https://courrier.jp/news/archives/197248/

是非見てほしい。とは言っても有料記事で半分までしか見れないが。

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☆☆この記事に出会ったあなたはセレンディピティ(偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること、またその能力)の持ち主☆☆
(セレンディピティ使いたかっただけ)
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