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同い年のファッションモデル・櫻井貴史さんの「40代の生きざま」にグッときた話。

(はじめに。櫻井さん、関係者のみなさん、もっと早くに書きたかったことだったのに遅筆ですみません…。早く書けたとしても大きな影響力などないのですが。。。)

ファッションモデル・櫻井貴史さんのクラウドファンディングをお手伝いさせていただきました!
雑誌や各ブランドの顔として活躍中で、「雑誌の表紙を日本一飾っているモデル」でもある櫻井さん。
今回小久保は、クラファンのこれまでの編集経験をお伝えしたり、ページやプレスリリースのライティングを担当したりしたのです。

昨秋のこと。櫻井さんとの打ち合わせの前に、資料に目を通し「あ、」と目をとめたのは、彼の誕生日の情報でした。

1979年3月17日。現在43歳の櫻井さん。
実は、私の誕生日は1979年3月12日で、わずか5日違いだったのです。

「同い年かぁ」と興味を持ってのぞんだ、彼とのミーティング。
雑誌をつくる仕事を続けてきているので、モデルさんがどのような努力をして撮影の現場にのぞんでいるかは、予想はできます。

それでも、25周年を迎えた櫻井さんのこれまでの道のりは、想像以上に厳しいものでした(詳細はクラファンページで!)。

整ったお顔立ちに、爽やかな笑顔。当たり前のことなんですが、写真が伝えるのはモデルさんの「ほんの一瞬」なんですよね。

その後も、後輩の方たちを思う「頼れる兄貴」の顔や、「モデルとして(背景で)努力している姿はオモテに出すものじゃないと思っていた」という心情などを見せてくださり、私は椎名林檎の歌詞「此の世で一番輝いている人は努力しているって教えてくれたね」を思い出しました。

もちろん容姿に恵まれた部分はあるんだろうけれど、それをどう磨き続けて表現する立場を継続するのか、背景で苦労しながらモデルを続けてこられたんだな…と思いました。

今もバットを振り続けている、か?

深く共感したのは、「40代の仕事の仕方」を語ってくれたとき。
「いつまでモデルができるかは分からない」と言いながらも、今回のチャレンジについて語り、さらにこう結んだときには、ぐっときてしまいました。

「三振してフルスイングし終わった後なのに、まだ諦めずにバットを振り続けている…、それが僕なんです(笑)」

櫻井さんは、打席に立って、前を見て、今もバットを振っているんだ。
すごい、、、。

20代や30代の方はピンとこないかもしれません。
40代って、現場を若手に任せてチームや組織全体を見る立場になったり、夢や好きだったものから距離ができたりして、全員がバットを振っている年代ではないんです。

私の場合は。
フリーランスになってやりたいことに夢中で勢いで爆走した20代と、いろんなお仕事や経験は積めたもののまだ自意識が高くて不安定でもあった30代。
それらを経て、ようやく自分のサイズ感やいいところ・悪いところも分かって、受け入れられるようになったのが40代のはじめ。

ここ数年、改めて「これからどうする?」と考えていたんですよね。地方移住、結婚、出産を経験して、ライフスタイルが大きく変わったこともあって。

だから櫻井さんの言葉に、グッときたんだと思います。
(ちなみに小久保は体育会系である上に、所沢出身で大の野球好きだったため、この比喩に、よりグッときています。笑)

力をいただいて、年末から年始にかけて、すべき仕事や家事や育児の合間に、ずっとやりたかった新規事業のオンライン講座「編集で/ライティングで、自分らしく生きる」の準備をし、なんとかスタートを切れました。

おかげさまで満席となって、すでに受講者の方たちから良い刺激をいただいています。
これをライフワークにしたいし、これによって私らしい40代がおくれそうだとワクワクしているし、他の仕事でも挑戦を続けていきたいです。

櫻井さん、ありがとうございました。
櫻井さんの背中を、ベンチから、ブルペンから、観客席から、多くの人が見ています。
いつか、汚れた手のひらのマメを見せて笑えるよう、私もバットを振りますね。