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フィードバックを受ける側にこそ、コツがいる

フィードバックを受けることに対して、あなたはどのように感じますか?私は正直嫌だなと思うこともありました。

フィードバックを受けると、自分が考えたアイディアや企画、作成したWebサイトに対して「評価されている」という感覚を抱き、時には単に批判されているように感じてしまうことがありました。その結果、身構えてしまったり、不必要に落ち込んでしまったりすることがありました。

しかし、最近になって、改めてフィードバックを受ける時に意識すべきことがあり、フィードバックの大切さを再認識するできごとがありました。その気づきのきっかけは、社内で受けたWebサイトのフィードバックと、子供の小学校での個人面談でした。

まず、社内であるWebページの案に対して、複数の人からフィードバックを受けた時の話です。その中の一人からのフィードバックが特に印象的で、その意図が明確で理解しやすかったのです。

どうしてこの方のフィードバックは理解しやすいと思うのだろう、と何度もそれを読み返すと、それぞれのフィードバックに「良いと思った点」と「改善点」が明確に書かれていたのです。

それを受けて、他の方のフィードバックを再度読み直してみると、構成としてそうはなっていなくとも、良いと思ってくれている点と改善すべき点についての要素は散りばめられており、そこを拾い上げて整理すると、また違った視点で改善点が見つかりました。つまり、フィードバックには、アウトプットしたものの何が重要(良い点)で、何を改善につなげるとよいのかを考えるヒントがたくさん含まれていることを再認識したのです。

特にリモートワークをしていると、フィードバックは「テキスト」や「オンライン会議」などの形で伝えられ、そのニュアンスが伝わりにくいことがあります。そういった場合にこそ、「良いと思った点」と「改善すべき点」を明確に捉えることを意識し、ネガティブバイアスに引っかからないようにすべき、ということにも気づきました。


もう一つ、小学校の個人面談についても同様の経験をしました。

私は個人面談に行くこと自体も憂鬱でした。自分の子供たちについて何を言われるのかという漠然とした心配があったからです。

しかし、その面談もフィードバックと捉え、先生が話す内容を子供の「良いと思う点」と「改善すべき点」に焦点を当てながら話を聞くと、子供たちがより良い学校生活を送るためのヒントが整理されて頭に入ってきたのです。

そして、子供たちにも「先生があなたの良い点として○○を挙げていて、直すといいと思ったのは○○だと言っていたよ」と事実を伝えました。

先生と親である私との個人面談は15分間あり、もっと多くの話をしましたが、子供たちに伝えたのはこの2点だけでした。

その結果、子供たちは自分の長所については喜び、改善すべき点については「じゃあ、これから○○する…!」と前向きな回答が。

感情的にならず、よりよい改善を目指すフィードバックについて、改めて意識せねばならぬな、と感じた経験でした。


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