冷凍のお好み焼きで喜ぶ女だと思われたことが悔しかったのかもしれない。

タイトルはちょっと語弊があるかな。
私は冷凍食品のお好み焼きも好きではあるから。
ただ、その日は食べたい気分ではなかった。

あなたはコレね、って押し付けられたことがまず嫌だった。

ある土曜日、ドラッグストアへ買い物に出かけた夫が冷凍食品のお好み焼きを買って帰ってきた。お昼ご飯に、だそうだ。

確かに、土日のお昼ご飯ってめんどくさいって。
私ぼやいているもんなぁ。

でもこの日に限ってしらすチャーハンをつくると決まっていたのだ。
しかも、青じそとごまたっぷりで。
そうワクワクしているのに。

お好み焼きどう？って。
何の相談もなくいきなり「コレ」って
僕と半分こしようって、ソースも勝手にかけて。皿に乗せて。
私のほうへ皿を寄せてくる。

押し付けんなって!!!!と思わず口に出た。

夫は喜ぶだろうと、良かれと思っての行動だったのだが。
相談もなしに食べてって、嫌なもんは嫌なのだが。
結婚前から何度も注意している、「良かれと思ってとか、こっそりサプライズすんな」というのは。

そしてふと気づいたことがある。
「好きなもの」を知っているのはとてもいいことだけど。
過去のままでアップデートしてくれないのよね。

あら？??

私、最近の好きなものって誰かに伝えているかな。
こんなものがおいしかったとか。

ああ、夫の中では冷凍のお好み焼きが好きな私で止まっていたのか。
そこが悲しくて悔しくてなのかな。
今は、あのレストランのランチが好きだってこと
話してなかったなぁ。

そんな気づきがありました。
最近家族の会話も子ども中心だけど。
たまには自分のことも話してみないとなと思いました。

まあこの件に関しては。
相談してくれたらいる、いらないくらい答えたのに。
押し付けられたら誰でも腹が立つ。
ドラッグストアの割引券が1,000円以上じゃないと使えなくて。
その条件を満たすために買ったのがお好み焼きというのもなんだか・・・。

たぶん、夫は。押しつけとも思っていないし、
自分はそうされてもなんとも思わないんだろうな。