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エビ中「playlist」全曲レビュー④ 7~8曲目

皆さん、おはこんばんちは。

昨年12月18日に発売となりましたエビ中=私立恵比寿中学6枚目のアルバム「playlist」の全曲レビューをやらせていただいてます。


全10曲を2曲ずつ5つのブログに分けて書き進め、6つ目に「まとめ」のブログを書くことになると思います。今回その④は7~8曲目です。

マガジン:エビ中「playlist」全曲レビュー


エビ中ファミリー(エビ中ファンの総称)でない方用の
【メンバーの簡単プロフィール】
は、上↑のマガジンからその①をぜひご覧下さい。

それでは。
音楽の真髄を極めた訳でもなく、専門家でもない私が、ただ単に曲の感想を述べるだけのブログですが、どうか最後までお付き合い頂ければ幸いです。

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07. シングルTONEでお願い

作詞・作曲・編曲:ポセイドン・石川

山下達郎風

この曲を初めて聴いた時は、楽曲提供してくれた人が誰かも全く知らなかったんですが、ドラムソロから始まったイントロのコーラスで
「おっ、こりゃ山下達郎風やな」
と思ったんです。
いや、ホント!

それで、誰が作った曲なんやろう、と思って歌詞カードを見ると
「ポセイドン・石川」
この名前にもピンと来ない(笑)

しかしググってみて「あー!」って感じでしたね。

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「エンタの神様」なんかで、山下達郎風の唄い方で一発芸をやってたのは見たことがありました。

が、作詞・作曲・編曲まで担当し、しっかりと曲が出来上がっていますから

「こんな曲が作れるんだ!」

と驚いたのが正直な感想です(笑)
石川さん、ごめんなさい🙇

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ポセイドン・石川さん

1982年8月27日生まれ、石川県金沢市出身。金沢学院大学卒業。
大学時代にジャズピアノにのめり込み、複雑なボイスリーディングや、ブラックミュージックに傾倒。28歳頃から京都でライブ活動を始め、ムッシュかまやつ、椎名純平、岡崎体育らと共演。
30歳の時、平山みきが主催するジングルウィークオーディションに出場し、プロデューサー渡辺忠孝と出会う。東京にてライブ活動を開始する。
34歳の時、アーティスト名を本名の今村大祐からポセイドン石川に改名し、レーベルPoseidon recordsを立ち上げ、 石川県内や都内でのライブ活動や音源制作等、活動。山下達郎を敬愛している。
2018年11月8日、「FANCY CLUB in 代官山UNIT」出演時に日本コロムビアよりメジャーデビューすることを発表。メジャーデビュー曲として美空ひばりの『リンゴ追分』のカバーを同月28日より配信開始した。
芸名のポセイドンは学生時代につけられたニックネーム。石川は出身地と日本画の画塾に通っていた当時の恩師の名前から採られている。

(以上、Wikipediaより)

いや、なかなかの経歴じゃないですか。只のお笑い芸人ではなかったのですね😉

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山下達郎の世界観

石川さんが敬愛する山下達郎さんの世界観は、↓こんな感じです。

「DREAMING GIRL」山下達郎


この曲は、NHK朝ドラ「ひまわり」(松嶋菜々子主演、1996年)の主題歌でした。

しかし、「シングルTONEでお願い」のコーラスは、ご自身の楽曲より山下達郎の奥様である竹内まりやの曲↓の方が雰囲気が似ています。

「もう一度」竹内まりや


作詞・作曲は竹内まりやさんですが、プロデュース並びに編曲は山下達郎さんです。

「シングルTONE」では、コーラスはメンバーを使わずに石川さん一人だけでこなしています。
イントロのコーラス部分や、メインボーカルの歌詞と同じフレーズを唄って、次に英語の歌詞でバックコーラスを付ける部分など、女性ボーカルの曲ということもあって、「もう一度」を踏襲しているのは間違いないでしょうね。

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【中山曲】の構成

これまで、このアルバム「playlist」の曲を聴いていますと、6人のメンバーのうち必ず誰かをメインに据えた曲があります。

それは「まとめ」で書きたいと思いますが、この「シングルTONEでお願い」は、間違いなく
【中山曲】です。

構成は、
Aメロ
【安本】夜のクラブビジョン…
【柏木】遠ざかるデジャブと…

Bメロ
【柏木】もう
【安本】切ないほど…
【ALL】いつからか…
【柏木】何気ない日常…

サビCメロ
【ALL】シングルTONEでお願い
【星名】「好き」の響きが…
【中山】ノイズさえハモり出す…
【ALL】予感がするのよ

C´メロ
【ALL】シングTONEでお願い…
【真山】過去もこれからも…
【ALL】雨音に…
【小林】二人の未来回りだす

これでワンコーラス終了。

大人っぽい雰囲気たっぷり

2コーラス目も同じ構成で、C´メロの後に間奏が入り、その後に中山曲を象徴するDメロへと展開します。

Dメロ
【中山】大好きな理由を 簡単な言葉で伝えたい
そう 私を 信じよう

ここのりったんの唄い方、好きですね~!

他にも、2コーラス目の歌い出し

Aメロ
【中山】ふいにすれ違った 心の行方さえ

や、同じく2コーラス目の

Bメロ
【中山】いつのまにか 二人を繋げてく

の部分とか、大人っぽい雰囲気たっぷりで、りったんの違う一面を見せてくれています。

そして、Dメロの後に一段上がる転調が入って落ちサビのC・C´メロへと移る展開。気持ち良いですね。

そしてさらに、このアルバムではピタッっと終わる曲が多い中、10曲中で唯一、アウトロがフェードアウトして行く構成になっています。

いやいや、ホント。
石川さんの才能に脱帽の一曲でありました。

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08. オメカシ・フィーバー

作詞:児玉雨子  作曲:加藤肇  編曲:大西省吾

アルバムNo.1ソング

8曲目となります「オメカシ・フィーバー」は、数十回とヘビロテしたこのアルバムの中で、私的にNo.1に君臨している曲であります😉

その理由は順に挙げて行きますが、まず最初に「好き!」と感じたのは、

「これはモロにハロプロやん!」

だったからですね!(笑)

それは、楽曲提供してくれている作詞の児玉雨子さんが、ハロプロ所属グループにたくさん提供していますし、作曲の加藤肇さんも声優アイドルのi☆Risとかに楽曲提供していますので、このアルバムプロデュース時に
「ハロプロっぽい曲をお願いします」
とオファーがあったのではないでしょうか。

また、編曲の大西省吾さんは、音楽制作とプロデューサーのマネジメントを行うカンパニー「agehasprings(アゲハスプリングス)」(事務所は恵比寿😆)に、「ちがうの」編曲を担当した横山裕章さん、加藤肇さんらと共に所属しています。

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計算され尽くした構成

次にこの曲が好きな理由は、計算され尽くした構成の面白さにあります!

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詳しく書いていくと、とてつもない長文になってしまいますので、私がいつも分析する時に書き込みをする歌詞カードのコピー写真を載せておきます。

箇条書きで構成の素晴らしい点を挙げておきますと、

①イントロの「ゼロメロ」は、サビと同じメロディに「ナナナ」というコーラスを乗せ、それが1コーラス目と2コーラス目の間、さらに落ちサビに行く前に効果的に使用されている

②ワンコーラスがAメロ、Bメロ、サビのCメロという単純な展開ではなく、A~Eまで多様な展開をみせる

③しかし2コーラス目には、Aメロの後の
【星名】ジャジャジャジャジャジャジャーン…
のBメロと
【中山】盛れちゃって これちょっと…
のCメロを飛ばして
【中山】あぁー真っ赤っ赤
から、いきなりDメロへと展開する面白さ!

③2コーラスのサビ後に間奏が入ると、Cメロ
【中山】盛れちゃって これちょっと…
がリフレイン(ボコーダーによる音声変換も面白い)し、さらに転調して落ちサビへと向かう怒涛の展開!

④落ちサビのEメロも1、2番とは異なり、リフレインするE´メロへと変化し、
【ALL】オメカシ・フィーバーしたいな
でピタリと、リップ全落ち終了!(笑)

いやいや、こんな面白い展開をする構成の曲は、滅多にお目にかかれるもんじゃありません。
エクセレント!

追記:いやー! 素晴らしい動画がエビ中公式YouTube垢で公開になりました!
コール練習用で、コールする部分に字幕入りという、これまでにない動画です!
まだ聴いたことがなかったというファミリー以外の方も、ぜひぜひご覧下さい!


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児玉雨子さんの歌詞

この曲の素晴らしいもうひとつの点に、児玉雨子さんの歌詞を挙げない訳にはいきませんね。

細かい部分は挙げるまでもなく、なんと言っても
「Wow make a scene!」

「オメカシ」
に変換出来るというアイデアを思い付いたことだけでも、この曲の完成度が200%アップしてると言って良いでしょうね。

この、英語を日本語風に聞かせる歌詞作りの第一人者は、サザンの桑田佳祐さんであり、我らが岡崎体育先生もそうですよね。

でも、エビ中にも、実はそんな歌詞の曲があるんです。

私立恵比寿中学「夏だせジョニー」


0分40秒過ぎ、ぽーちゃんの唄うパートを耳で聞くと

【小林】何かが起こる気がしてる有り様で~す

にしか聞こえませんが、本当の歌詞は

【小林】何かが起こる気がしてるアーリーサマーデイズ

となっています。
つまり、
「early summer days」

「有り様です」
に聞かせているわけです。

因みに作詞・作曲・編曲は、RYO from ORANGE RANGE、シライシ紗トリです。

エビ中の曲で他にもこんな歌詞があったかどうか思い出せませんけど、もしあったらぜひ、コメント欄にお寄せください。

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ハロプロ風が好きな理由

この曲が好きな理由は冒頭に「ハロプロ曲」だからと書きましたが、何を隠そう私は一時期「モーニング娘。」にハマっていたんです。

しかも初期も初期、公開オーディション番組「ASAYAN」で、グループが結成されたいきさつから見ていましたので、思い入れが強かったですね。

デビュー当時(1997年)は福岡住みで、しかも結婚したばかりでしたから、コンサートにやイベントに行ったりする「推しごと」はしていません。

しかし出すCDは、派生ユニットグループの「タンポポ」や「プッチモニ」「ミニモニ。」から、別グループとのシャッフルユニット(「あか組4」「黄色5」「青色7」)まで全て購入していましたし、ハマっていたという表現はピタリ当てはまります。

中澤裕子やゴマキ(後藤真希)が卒業する2001~2002年頃まで、4~5年間はハマっていましたので、「オメカシ・フィーバーがハロプロ風だったのが懐かしかった」というのは間違いありません。

この曲がきっかけで今、いつか「モーニング娘。」についてブログ記事を書こう、と決意を新たにしています。「オメカシ・フィーバー」ありがとさんってところです😉

追記:この後、お約束通り「モーニング娘。」についてブログを書きました。
このブログが後に、私のアイドル遍歴を綴る「永遠のアイドル」シリーズの記念すべきパート①となっています。


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ハロプロメンバーと対談

エビ中メンバーとハロプロのメンバーが対談した動画がありました。お互いのことをどう思っているか、興味深い会話を交わしています。
モー娘。のメンバーが「エビ中の動画をよく見てる」って言った時の、彩ちゃんと美怜の喜び方がハンパなくて面白いです!


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という訳で。
またもや長文になり、誠に申し訳ありませんでした。

次回の「playlist」全曲レビュー⑤が、曲目レビューとしては最後の9~10曲目となります。
どうぞお楽しみに。

それでは、また逢えるからこの言葉が言えるんですよね。、ごきげんよう、さよならdestiny!

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