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[創作]カナタの日常

〈告白 part.1〉 あの日、ボクは決心していた。 小、中と学校がどちらかと言えば嫌なこと、辛いことの方が多かったと思っていたボクにとって、高校はあまりにも楽しい場所だった。 正に青春を謳歌したと言っていい。 多くの友人を得て、学校生活もプライベートも思いのままに過ごしていた。 そんな大好きな学校を卒業する日。 ボクは心にあることを秘めて登校した。 式典の最中は流石に込み上げてくるものがあってちょっと泣いちゃったけど、その後は自分に課したミッションを思って緊張していた

    • [創作]カナタの日常

      〈序章〉 これは何でもない"ボク"こと彼方の何でもない日常のお話。 **************** ボクにはずっと好きな人がいる。 その人に初めて出逢ったのは、高校生の時だった。 その人を認識した瞬間から、ボクの心臓はドキドキが止まらなくなり、身体中の全神経、毛穴も体毛も全てがその人に向かっているのを感じた。 どんなに離れていても、遥か後ろにいたとしても、その人の存在を感じてしまうのだ。 そんなある日のこと、ボクはその人"此方"とペアになる場面があった。 まとも

      • これから

        この間、ふと頭に浮かんできた文章を書き落としてみたくなりました。 ぼちぼち書いていけたらなと思ってます。

      [創作]カナタの日常