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パパのお金だったら欲しいけど、自分のお金では買いたくない

GWに、次女が秋葉原に行ってみたいと言うので連れて行きました。
もし、秋葉原で欲しいものが見つかったときに、娘が私に「あれ買って」「これ買って」と言うのも恥ずかしいだろうと思い、秋葉原についたときに、5,000円を渡しておきました。

「いいの?」
目をキラキラさせながら娘は財布に5,000円をしまい、すっかりご機嫌でした。
しかし、それも束の間。色々買うのかと思いきや、人込みにやられて店に入るのも億劫になってしまった模様。
秋葉原の洗礼ですね。あの街は初心者には厳しい街です。
結局何も買わず、そのまま帰宅しました。

次女の財布に5,000円は入ったままです。別に私も返せとは思っていません。

問題は次の日です。
この日はGWの最終日です。
以前からプラモデル屋さんに行きたいと言っていたので連れて行きました。
大きなプラモデル屋さんです。
私もTAMIYAのラジコンが好きなので、そっちがみたいと思いました。
娘は、また違うプラモデルに興味があるということで、二人は店の中で別々に行動しました。

20分程して、娘が車のプラモデルを持って私の前に立って言いました。
「これが欲しい」
意外とシンプルな車の模型で、1,000円くらいのものでした。
「ああ、いいよ。昨日渡した5,000円あったよね?」
「え……」
娘沈黙。
娘:「じゃあ、いらない」
私:「待て待て待て。どういうこと?」
娘:「だって、勿体ないもん」
私:「えー……。大して欲しいわけじゃないのね」
娘:「パパのお金だったら欲しいけど、自分のお金では買いたくない」

知ってるよ。お前はそういう娘なんだ。
お金に固いので親としては安心な側面と、人の金を何だと思ってるんだという、道徳的な心配があります。

まぁ、せっかくの休みだし。いつものやり取りでもあるし。
お年玉も、お小遣いも貰ったお金は一切使おうとしない。

子供のうちに散財を経験させておきたいのですが、散財しないんだなぁ……。何か末恐ろしいというか。

昔、次女がとんでもないことをやっていました。
おつりはお小遣いで良いよと言って、次女に週刊少年ジャンプのお使いを頼んで1,000円渡しました。
そしたら、お姉ちゃんに500円渡して買いに行かせ、次女は500円を中抜きしていたのです。

お前……、叱ろうと思ったのですが𠮟れませんでした。
これ、派遣ビジネスモデルと同じじゃん……。
まだ小1の頃だったと思います。小1でこのビジネスモデルをナチュラルにやってしまう子供に驚愕しました。

う~ん、金銭の感覚が私とは全く違うというか。勉強嫌いのくせにお金には頭が回るタイプなのかな……。

将来ATMのことをパパとか言いそうで怖い。





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