見出し画像

問いの行方

いよいよ私が住んでいる町でも緊急事態宣言が発令された。となると、自然と1年前を思い出す。

noteでは知り合いもほぼいない為か率直な記事が多い。1年前の4月~6月くらいの記事を読み返し、懐かしいと感じることもあればもうすっかりその感覚を忘れていることもあった。

先週末、前職の同僚2人と緊急MTGを開き、個人的な某事項について話し合っていた。話が終わり雑談会になったところで「人生で戻れるとしたらいつに戻りたいか」という問いが投げかけられた。

答えはもちろん三者三様ではあるのだけれど、なかなか興味深い結果になった。

まずは私が「子どもの頃」と答えた。親に守られ基本的に生活のことなど心配せず、好きなだけ本を読んで、好きなことだけをしていた時間。そしてそれは1年前の退職後の半年近くの空白期間の景色とも重なり合っていた。

2人目は、中学時代の自分のしてしまった選択をやり直したい、ということだった。本来であれば「yes」だったにも関わらず、そう言わずに他の人にチャンスが行ってしまった、そんな出来事。

3人目は、海外での留学時代。今の自分を作った根幹ともいえる時代で、初心を思い出す為、ということだった。

他の人の回答を聞いてみると、「なるほど。そういったのもあるよね」と共感はするのだけれど、とはいえ「いつに戻りたいか」と問われた際に、自分以外の人が挙げたような選択肢は全く思い浮かばない、ということについては3人の意見が一致した。とても不思議。

私は、といえば、他の2人の回答を聞いているうちに、「なんと私は惰性で生きることを望んでいるのだろうか」と少し恥ずかしくもなったのだけれど、肯定している自分もいて、まあそういうものだよな、となんとなく腑に落ちた。

いよいよ我が家に椅子がやってきて、家でも書けるようになった。今日は久しぶりに手作りチャイを作ってみた。とても美味しい◎


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?