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そして図書館が無くなった。


今日から1週間は、ほんとうに何一つ予定はない。

三蜜は避けなければならないが、とはいえずっと部屋の中にいるとそれはそれで、という気持ちになってくるので、人がいない時間帯に、人がいない道を通って、人がいない場所に行く、というのが日課になっている。

晴れている日は本当に気持ちがいい。天気がこんなにも幸せな気持ちを与えてくれるとは。ただ歩いて、木々の下に座っているだけでも温かな気持ちになる。

そして本をよく読んでいる。無職の身でもあるので散財はできない。図書館はサービスを一部縮小していたが、貸し出し機能は維持しておられたので予約をしては受け取りに行き、予約をしては返却をし、を繰り返していた。繰り返そうと思っていた。

しかし、いよいよ京都にも緊急事態宣言が出され、先週末から全サービスが休止となった。偶然その前日に本を受け取りに行っていた為、ラッキーだった。

「いよいよ図書館も閉じてしまったか」

案内を見たときは少し「絶望」が横切ったのだけれど、人は逞しい。環境に適応するものである。「人がいない時間帯に、人がいない道を通って、人がいない本屋さんに行く」という選択肢と「家にある本を何度も読み直す」という選択肢がまだ私には残っている。だから私は、まだ大丈夫なのだ。

だけど、図書館でたくさん本を借りて読むことを楽しみにしていただけに、ちょっと残念な気持ちは残るんだよな。。。

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