大人と子供を分けるのは決して年齢じゃない

純情ロマンチカのアニメを観た私の感想になります。ネタバレもあると思うので嫌な方は読まないことをお勧めします。面白いのでぜひ観て語りましょう♪

宇佐見は何故そこまでかたくなに心を閉ざすのだろう。
繰り返しになるが新しい情報が出るたびに不思議になる。

本妻の息子ということは恵まれているのかなと思ったが確かに大人になって考えるとそうでもないのかもしれない。
本妻とは冷え切っていたり、あれだけ大きなお家だといろいろな事情から本妻と結婚してのちに愛人を愛していたのかもしれないし、そうなっていればもう家庭は崩壊していたのかもしれない。

だからわがままを言う相手もいなかったし、ほめてくれたりする相手もいなかった。
子供にして大人でいることを望まれたのかもしれない。
わけのわからない事情を無理に飲み込まされた。

兄への言葉、宇佐見は兄に何を取られてきたのだろう。(ここはのちに明らかになるが)
美咲だけは渡さないという。他の何を持ってしても。

一緒に暮らせば逆にキスも照れるのかな。
キスって自然に少なくなるのかなと思っていたけれど、近い存在になれば改めてするのは確かに逆に照れる行為になりえるなとも思った。

一度起きたことはもう戻らない。
あの日初めて美咲を抱いた日以前にはもう帰れない。
それを異常に気にしてしまうのは何故だろう。

嫌われるぐらいならいっそ離れたい。
好きだよって、初めての好きだよって言葉。

たまに宇佐見より美咲が大人にみえるんだ。
出会って初めての日の宇佐見もそうだったように。
結局抱きしめられた宇佐見を抱きしめたのは美咲だった。

誰かに必要とされたい。
お姫様にするように手の甲に口づけする。
「私は生涯あなたについていきます。」というように。
そして見上げた。
愛しい目つき、でも憂いを帯びた目つき。

好きになると弱くなるの?丸裸だから。
一喜一憂して震える。

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