愛されたい

前回の続きから
※純情ロマンチカに対しての感想になります。ネタバレになる可能性があるので嫌な方は読まないことをお勧めします。
面白いのでぜひ読んでみてお話ししましょう♪

安心したかった。
抱きしめてキスして自分からだけではなく確実に愛されているのだという目に見える表現が欲しかった。
離れたくない。自分の心も相手の心もいつだって一緒でいたい。
なんでも手に入った宇佐見さんだからこその不安。
自分は手に入れられる、それは相手に求められてなくても?
ちがう、相手の気持ちが一番欲しかった。愛が。
宇佐見さんが本当に好きになった。弱さと脆さと影とそれに優しさが。

純情エゴイストのところもとても切ない。
好きな人に愛されたい気持ちってなんだろう…
何故ここまでして人は誰かを好きになるのだろう。
宇佐見も弘樹もお互いに辛いね。結ばれない想いが存在するって。
自分の好きな人には届かないという悲しい想いから救われようとしてしたはずなのに、それが知らぬ間に自分をもっと深く傷つけて自分を責めた。

涙が止まらない。

BLである必要とはなんだろうとまた考えてみた。
でもきっとBLでなければ出せない世界観なんだと思う。
ただ文学としても本当に美しくて切ない。
なぜか琴線に触れるところがあるんだ。


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