ロマンチカロマンチカ

アニメ編(一回目の感想なので回を重ねるごとに変化していきますので悪しからず)
前回のお話の続き…
なんというかこれは本当に純愛を純愛らしく書いている作品だ。前回書いた続きにも重なるが男同士だからいいのかもしれない。
※女性同士のは見たことがないのでどういうものかわからない。
恋のドキドキとかうまくいかない感じとかヤキモチとか不器用さとか心の動きが描かれている。

どこかで自分の中では恋心は抑えなくてはならないという葛藤があって、異性恋愛ラブコメではなかなかうまくその繊細な部分が描けないのだけど同性という社会的障壁を描けるからこそ濃くなる表現になるのかもしれない。というか二人の間におこる障壁や事件を単純に書きやすい。

私は綺麗ごとを言うつもりはない。まだまだ現代では差別する人もいるだろうし、抵抗がある人もいる。それは本人にとって障壁と感じる人がいても少しもおかしくはないと思う。

でも実際の恋愛ではこのアニメぐらいに自分の気持ちに戸惑っていたり、伝えるべきなのか、この気持ちに従っていいのか、拒絶されるのではないか、そんな不安があるものであると思う。
だからこそ、そこに所謂リアルなキュンやザワメキが存在する。
※正直こういう障壁が単純に好きな人もたくさんいる。ロミオとジュリエットのように簡単にいかないからこそ美しいというように。
昔「月がきれい」というアニメがあった。そのアニメは中学生の恋の話だったが、大人になっても本当は恋愛なんてそんなに簡単にいくものではなく歳を重ねてもこうして不器用だったり、いけないことをしているのじゃないかなというわけのわからない罪悪感があったりするものではないのかと思う。

または、私の性格の問題なのかもしれないが…

読んでいる層を軽くインターネットで探してみた。(軽くなので信ぴょう性は全く見当もつかない…)女性も男性も見ているそうだが男性同性愛者は果たしてどうなのであろうか。なかには不快に感じるという意見もあった。
だとすると、異性愛者の話の方が世の中ではそもそも描かれまくっているわけで不快に感じる人がたくさんいてもおかしくない。
変にくくるからそうなるだけで、単に数値的な問題なのかもしれない。
しかし、異性愛の場合はただつまらないという意見は多くても不快までいく事はそこまで多くないようにも思える。

しかしながら、なんとなくそこが問題ではないような気もする。

もしかしたら嫌悪の原因は違う側(その経験をしない側)の人間が勝手に色付けした世界で自分たちを見て勝手に物語をつけて喜んでいると思うことなのかもしれない。
だから女性向けのBLというものを好意的に思わない人がいてもおかしくないのかもしれない。
それではゲイ向けのゲイのための雑誌はどうなのかというと私は知らない。
しかし、あくまで当事者に向けられたということに引っかかる人がいるのはなんとなくわかる。
私も実際女性同士を見たいとも思わないし、好ましくも思わない。
女性向けに書かれたものならば理解はできるが、そうでない場合には単に性の対象であるのではと思ってしまうからだ。※実際のところは純愛であったのならどう感じるのかはわからない、想像では良い作品であればロマンチックに感じるだろうとも思う。

しかしながら、確かに私自身は最初こそ少しエロチックな目で見てしまったが結局物語に没入してからはそんなことはなかった。(まあ、アニメ自体にはそういう描写は少ないからというのもあるが)

あとはもしかしたら圧倒的傍観者目線になれるのがいいのかもしれない。
当事者ではない目線。

エロチックに見えてしまった理由についてはまた次回にする。

★おわかりの通りきちんとした統計に基づいて導いたお話ではないのであくまで私の想像と主観での記述です。

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