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15:夫婦心治めて、、、

誰も居ない事情教会での生活を始めて約5年経った頃、他系統のお世話になってる先輩布教師から縁談を持ち掛けられました。
彼女は教会へ家族で住み混んでいる熱心な信仰家庭で育って、高校を卒業し就職し働きながら自教会はもちろん、上級教会の御用にも熱心に取り組む素直な彼女でした。
一方私はうだつの上がらない貧乏青年・・・家はトタンで囲まれた小屋のような教会、仕事もせず毎日ふらふらパンフレットを持って歩き廻り、もちろん車なんてなく、頂いた錆びだらけの自転車が自慢のマイカー、洋服にも頓着なくいつもお腹を空かした冴えない布教師でした。
当時28歳・・・「いい歳してちゃんと仕事して普通の生活すれば」なんて言う親戚・知人も居ましたが、それはそれで楽しい独身生活でした。
そんな私に縁談が・・・信じられませんでしたが、自分の思考とは関係な話はトントンと進み、彼女と初めてお会いして約2年で結婚しました。

長女が1年生の時に書いた絵


夫婦になってもうすぐ30年の月日が経ちます。あの時彼女はよく貧乏教会へ嫁ぐ事を選択したな~っと今でも思います。結婚の条件をいろいろ言う女性の方は多い中、ぼろい教会・車はない・仕事してない・もちろんデートするお金もない!どの条件にも各当しない私が結婚出来た事は、天理教布教師への最大のエールになるかも⁉(笑)
夫婦って不思議なものですね~いろんな事を二人であれやこれやと考えて、思案して、話し合い通って行って、笑ったり・泣いたり・怒ったり・ケンカして・仲直りして・又二人で笑ったり・・・いろんな事がありました。
「何でこの人と?」って思う時もあったけど、「やっぱりこの人」なんですね~今は幸せです。貧乏でいつも会計は綱渡りでヒヤヒヤだけど、それはそれで楽しい教会生活に感謝しています。
生前父親は僕によく言いました「夫婦ってなあ~5点には5点 3点には3点 10点には10点の者がくっ付くんやで~」って。
「いんねんよせて守護する」ですね~ちょうど良い相手と一緒になるのが夫婦なんですね~
最近父親のこの言葉が思い出されるんです。

教祖140年祭まであと522日です。
これからも親神様に与えて頂いた彼女と、夫婦心を揃えて年祭活動に励んで通ります。
まだまだ3点同士の夫婦ですが少しづつ前へ!

ここまで拙い文章をお読み頂き有難うございました。

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