愛は地球を救えないことに疑問を持つまで46年 ―愛は地球を救うのか?―
(読了目安2分)
恒例の日テレ「24時間テレビ」で画期的な進歩がありました。
これまでの46回のスローガンは「愛は地球を救う」でしたが、今回から「愛は地球を救うのか?」になったようです。
日テレ公式サイトより
関連グッズの「チャリTシャツ」のデザインはスタジオジブリの手によるもので、皮肉交じりというか、一歩踏み込んだ内容になっています。
書いてある内容を日本語訳すると以下のようになります。
「愛は地球を救うのか、私にはわからない、みなさんはどう思いますか?」
◎40年以上前の武道館の様子
マスターは、40年以上前の中学時代に、24時間テレビを見に武道館(国技館だったかもしれません)へ行ったことがあります。
24時間ぶっ通しで元気な放送をするのかと期待していたんですが、印象に残っているのは、深夜だったか明け方だったかに感じた「ダレ具合」でした。
会場のゴミ・観客たちの居眠り・・・そして元気のないスタッフや出演者たちが、「カメラが回っているときだけ元気におしゃべり」をする様子が今でも頭に浮かびます。
関係者の中に愛を実践する気があったのはおそらく少数派で、愛と地球をテーマに、お祭り騒ぎをしたい人の集まりのように見えました。
「愛と地球」をテーマにすれば、予算がたくさんおりたのかもしれません。
その後マスターも歳をとり、社会の仕組みを知るようになると、「愛は地球を救う」にムリがある、というか、愛は地球を救えないとわかりました。
地球はとても強く、人類に対して「救ってくれ」と言っていないからです。
救ってくれと頼まれていないのに、救えるはずはありません。
そして40歳を過ぎたあたりから「こりゃ書いておかないとダメだ」と思いはじめ、このnoteに24時間テレビにまつわる話を2つ書きました。
それが以下の記事です。
愛は地球を救う? ―地球はピンチなのか―
24時間テレビ「愛は地球を救う」―44回やっても地球を救えない理由―
地球を救えないことに日テレ自身が気付き始めたのは進歩だと思います。
46回の放送を通し、「愛は地球を救えないかもしれない」というところまで幹部たちの意識が進んだことになります。
愛は地球を救えないことについて、これまでに多くの人がわかっていたかもしれませんが、公式ページが認めたことは人類にとって一歩前進です。
あと何十年か経てば、人間それぞれが「愛は自分を救う」という本質にたどりつけるかもしれません。
ケンカばかりで愛し方を知らない人類に、「愛で地球を救う」などという考え方は傲慢です。
人類が欲に任せて生き、環境を破壊した場合、滅びるのは人類です。
地球が望んでいることは、「愚かな人類が愛を学び、救われること」です。
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