マクロビ 6 マスターが知る女性マクロビアンの傾向

(読了目安5分)

今回もマクロビ関連の短編集でいきます。


◎マスターが知る女性マクロビアンの傾向


※「マクロビアン」とは、マクロビ実践者のことです

マクロビアンは、「女性」が圧倒的に多いです。
そして女性マクロビアンに対する世間の評価としては、

「ツヤがない」

「色気がない」

「男みたい」

などと表現されていることが多く、マスターの経験からも、同意できる部分はあります。


マクロビアンが一般の食卓に同席した場合、「あれはダメ、これもダメ、自前の〇〇を食べます」という傾向になりがちで、そうなると一般の人から相手にされなくなってしまい、より一層マクロビの世界で生きていくことになります。
やがてマクロビ一色の人生になり、マクロビの中でしか生きていけなくなります。
実際、マスターが知る女性マクロビアンの傾向は、「恋愛や結婚より、マクロビだけ」という印象があります。


男性の多くは、マクロビを知らないか、知っていても興味がありません。
ですから、マクロビをやっている女性に対しても、ほとんどの男性は興味を持ちません。
男性から興味を持たれませんから、彼氏ができにくくなり、彼氏ができなければ、さらにマクロビしかなくなっていき、「強固なマクロビアン」になっていくような気がします。
一度のめりこんでしまうと、やめるのが不安になり、一生離れられなくなる場合もありえます。


それから、普段から健康食を心がけているにもかかわらず、ポジティブさに欠ける人が多い気がします。
食べ物にこだわりすぎているのか、普通に食卓を囲めなくなり、疎外感を感じる寂しさのようなものもあるかもしれません。
いずれにしても、概して「元気がない独身女性」が多いような気がします。


中には「既婚者」という人もいます。
しかし、夫や子どもが本当に欲しいものは、マクロビに夢中になる妻やお母さんではありません。
夫は妻と仲良くしたいでしょうし、子どもは、仲の良い両親に愛されたいんです。
「子どものためにマクロビを」とがんばっているお母さんもいますが、子どもの体調が優れない本当の原因は、愛し合っていない両親の間に挟まれるストレスにあるかもしれません。


愛にあふれている家庭には、マクロビは無用です。
創始者の桜沢氏の著書「魔法のメガネ」の最後の一文にもこう書いてあります。


「人生を楽しんでいるならそれが本当の正食人です、なにを食べていようが問題ではありません」


彼が最後に言いたかったのは、きっとこの一文です。



◎マクロビの創始者について


マスターがマクロビの師範とコラボしたとき、マクロビについていろいろな内情を聞きました。
その中でも、創始者の桜沢如一(サクラザワユキカズ)氏については、とにかく「破天荒」ということでした。
「飲む・打つ・買う」はあたりまえ、複数の逮捕歴もある人なんだそうです。
その強烈なキャラのためか、好き嫌いがはっきり別れ、「好き」を選んだ人は熱心に彼についていったそうです。
もちろん途中で仲違いする人もいた、とのことでした。
前回紹介した久司道夫氏も、もともとは桜沢氏の弟子で、やがて自分の流派を作りました。
「仲違い」なのかわかりませんが、少なくとも、意見が合わなかったことは確かのようです。


マクロビの本を読んでいたとき、桜沢氏の言葉として、以下のようなことが書いてありました。


「食養で身体が改善されないなら死ね! そんなやつは生きていてもしょうがない!」


・・・なんだか、すごいですよね。
読んでいてビックリしましたが、彼の言葉なんです。



他、興味がある人は、「桜沢如一」で検索すれば、興味深い記事をたくさん見ることができます。


最後に、桜沢氏についてのマスターの個人的な見解です。
彼が書いた本を読んだことってありますか?
読んだことがある人は、そのぶっ飛んだ内容が印象的だったんじゃないでしょうか。
内容だけではなく、書いた本の数もすごいんだそうです。
とにかく「パワー」の塊のような人だったようですが、それに加え、行動が突飛で、かんしゃく(ヒステリー)もあったそうです。
昔はただの「変わり者・わがまま」などと表現されていましたが、現代では、「アスペルガー症候群」などのASDにあてはめることができます。
マスターは、ASDは、「強い個性」という解釈でもいいんじゃないかと思っています。
以前、「キリストは高機能自閉症だったか」でも書いたように、どんな分野にも、ずば抜けた才能を持つ人がいて、人類の文化や文明は、常にそんな人が牽引してきました。


しかし、だからと言ってみなさんはマクロビをやる必要はありませんからね。
長く愛されるためには、マクロビは必ずしも必要ではありません。


◎指導者は身内から支持されているか


マクロビの創始者桜沢氏、そして久司道夫氏をはじめとした複数の弟子たちについて、あえて濁して書きますが、身内から支持されている指導者ばかりではないようです。
子どもを産んだマクロビ指導者たちのほとんどは、それぞれ自分の考える「食事」で子育てをしてきました。
言ってみれば、「マクロビでの人体実験」です。
子どもたちが物心ついたとき、中には、親の方法に疑問を持つ人がいてもおかしくありません。
「なぜ私を実験台にしたの?」と不審に思う子もいるんです。
マクロビ中心の親の姿を見て全く別の道を歩んだ子供もいるようですし、中には「行方不明」になった子どももいるんだそうです。
「行方不明」というのは、「死んでしまった可能性もある」ということなんです。
子どもが後を継いでいる指導者も確かにいますが、そればかりではなく、親を不信に思い、全く違った世界で生きている身内もいる・・・そんなことも頭の片隅に覚えておいてください。


次回以降、以下の予定です。

・マクロビのきっかけって

・調理器具は最新がいい?
・電子レンジ? ガス火? 炭? 薪? 生食?

・・・

投稿タイトル一覧は以下です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?