自己啓発系セミナーの動画を見て
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以前、「スピリチュアル・自己啓発・ヒーリング」などの「自己啓発系セミナー動画」をYouTubeで数本見て、感じたことがありました。
なにかを探し求めて参加していると思うんですが、女性が多いことと、元気がない感じの人が多かったんです。
参加者たちは、独り暮らしが長かったり、わがまま放題やりすぎたり、他にもなにか事情があり、周囲から助言をもらえなくなり孤立した人たちなのかもしれないと感じました。
以下、セミナー参加者が着ている「服」について気になるところがあったので書いてみます。
自分に自信がないせいなのか、「地味な服」を来ている人が多い気がしました。
自信がない人が地味な服を着ていると、さらに自信がないように見えてしまい、悪循環におちいってしまいます。
人間関係がうまくいかないから自信がなくなり、自信がなくなるから地味な服を着て、地味な服を着るから自信がない人たちと関わり、人生が受け身になっていくのかもしれません。
参加している人たちの大半は、自分の服や体型など、「外見」という「セミナー以前の問題」に向き合っていない印象でした。
「自信がないから明るい服を着れない」と考えてしまうのはわかります。
しかし人生を変えたいなら、セミナーの前にまず明るい服を着てしまうことです。
自信を身に付けるには時間がかかりますが、服はその場で着ることができるんです。
明るい服を着て胸を張れれば、50点は取れたわけですから、あとの半分(内面)は、徐々に努力して磨き、自信をつけていけばいいわけです。
誤解がないように書くと、自信がある人ならあえて地味な服でもいいんです。
その場合、「渋いね」とか「カッコいい」「どこのブランド?」などと言われるからです。
逆に自信がない人が地味な服だと、表情や姿勢や言葉に力がなく、ただ「暗い」と言われるわけです。
地味な服が好きなら、自信がついてから地味な服に戻ってもいいかもしれません。
そうすれば、地味な服にのまれてしまうこともなくなります。
◎心のあり方
これを書いている今、マスターはエアコンの快適さとスマホの便利さを味わい、すばらしい世の中になったと感謝していますが、世の中がいくら便利になっても、人の心が常に不満を抱えていたら、その便利さに感謝することもできません。
むしろ「もっと高性能のスマホがないと生きていけない」などと、不満をいだくことになるかもしれません。
楽しい人生が「心のあり方」に大きく左右されることは間違いなさそうです。
セミナー参加者たちの悩みは、細かいところでは様々ですが、それぞれの話を集約していくと、結局のところ「愛」という言葉に行きつきます。
「愛を手に入れる方法がわからない」ということです。
実はマスターの知人女性が2人、昔、自己啓発セミナーに参加したことがあるんですが、セミナーの途中、2人とも「不快・不信」な思いをしたんだそうです。
そうなる理由は簡単に説明できます。
たとえば「心の状態を整えるために有効な方法」という宣伝が100種類あったとして、その中のどれが自分にとっての本物か、全部のセミナーを体験して選ぶ余裕はありませんよね。
セミナーに参加し続けている人は、もしかしたら、「参加している自分・向上心がある自分」に満足しているのかもしれませんが、愛は、自分癒しを卒業した向こう側にあります。
たくさんのセミナーに参加していると時間もお金も間に合いませんから、ある程度自分の判断で見切りをつける必要があります。
また、多くのセミナーでは主催者が参加者を怒鳴りつけることはありませんから、「傷つかずに成長したい」という人には適しているかもしれません。
しかし筋肉痛なく筋肉の成長が不可能なように、心の苦しみなく心の成長は不可能です。
徹底して自分と向き合い、努力して心を鍛えて行った先に成長があります。
人生が不安だというのはマスターも体験してきました。
しかし、たとえばマスターの仕事である「包丁」の使い方も、「手を切るのが怖い」と言っていたら、料理の楽しみを知ることなく、イヤイヤ最低限のことしかやらなくなります。
マスターの趣味のひとつ、バイクもそうです。
やはり「怖い怖い」と言っていたら、楽しみ方を知る前に乗らなくなります。
人生も、「怖い怖い」と言うだけでなにも挑戦しなければ、人生の楽しみ方を知らないまま生涯を閉じることになります。
これらの理屈はみなさんも理解しているはずですから、あとはその「理解していること」を行動に移して「実践」してみてください。
愛は特別なことをしなくても、日常生活の中で「愛とはなにか・これは愛か」と考え、実践することで近づくことができます。
自己啓発セミナーに参加しなくても、「日常生活の中の心のあり方」次第で、きっと人生が楽しくなっていきます。
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