お父さんも子育てを

(読了目安6分)

お父さんが子育てに参加すると、きっと人類は大きく愛に近づきます。
今回は、世の中のお父さんにも読んでもらいたい内容です。

◎お父さんも子育てを


国家間や宗教間の大きな争いごとは、いつも大人の男性が中心です。
会社などの組織間の争いも、いつも大人の男性が中心です。
大人の男性の中でも、特に高度な教育を受け、社会的地位もある男性が中心です。


争いは、個人的な欲をベースにしています。
愛がベースなら争うことはないからです。
教育を受け、社会的地位がある男性が目先の欲のために争います。


高度な教育を受けた男性が争う・・・なんかヘンですよね?


教育とか社会的地位は、争うためにあるんでしょうか。
逆ですよね、平和のためにあるんです。
そもそも人間が本当に望んでいることって、争いでしょうか。
人間は、ホントはただ愛されたい(愛したい)んです。


各国の内戦や戦争などは、究極的には男の欲、男同士の意地の張り合いが発端です。


争いという悲劇を繰り返さないためには、本当の意味で「強い男」が世の中に増えること、つまり、「プライドがあり、愛を知っている男」が増えることがなによりも大切なことです。


大昔の人間社会では、ほとんどの男性は、外に出かけ、獲物と戦い、その獲物を捕まえることが仕事でした。
男性は女性より身体も大きく、力もあるわけですから、女性が戦うよりも合理的なことでした。
もちろん戦って死んでしまう男性も多かったはずですが、言ってみれば「戦って勝つこと、勝って奪うこと」で、自分たちの子孫を増やしてきたんです。
大昔は、自分たちの家族やコミュニティーが生き延びるために、戦いは「仕方なかったこと」かもしれません。


では現代、男性が戦う理由ってなんでしょうか。
生き延びるためでしょうか。


違いますよね。

高度な教育を受けて、社会的地位がある人は、生き延びるために戦う必要はないはずです。
ですから、戦う理由は、「利権・より贅沢な暮らしをするため」です。
「国民を飢餓から救うため」という戦い方はあるかもしれませんが、本心でそんな戦い方をしている指導者はどのぐらいいるんでしょうか・・・


人間は進化し続け、腕力や暴力で人を支配する時代は終わろうとし、今は権力や財力で支配する時代に変わりつつあります。
「腕力・暴力」による支配から「権力・財力」による支配へ移行し、そして人類はこの先、「愛する力」による調和に向かいます(想像ですが)。

「キレイゴト」と思う人も多いかもしれませんが、人間という「種」が効率よく増えていくには、愛による調和を避けて通れません。
人類がこれ以上の繁栄を望むなら、争いや奪い合いではなく、「与え合い」が必要になるはずです。


細かい話ですが、2億円のミサイルを一発使えば日本人の生涯賃金と同じです。
そのミサイルを迎撃するためにまた数億円、そのミサイルで破壊されたものを直すのに、また数億円かかるかもしれません。
破壊にまつわる人間の心の傷は、生涯消えないものになります。
ミサイルを作るのにも、人は膨大な時間とエネルギーを費やしています。
大人たちは、作った物を「破壊」する兵器を、時間を割いて「作って」いるんです。
もしその数億円と労力を、創造や調和のために使えたら、どれだけ喜ぶ人が増えるか考えてみてください。


人類はまだまだ幼稚です。
しかし、先人を踏み台にしながらせっかく200万年の歴史を歩んできたんですから、愛にたどりつく前に自滅するなんてことは避けたいところです。
戦いや権力による支配では、人類は殺し合いをやめられず、やがて自滅してしまいますし、みなさんも、男性が腕力に任せて支配する時代に戻りたいとは思わないはずです。


軍隊が相手国をのっとり、勝利国の男性は敗戦国の女性をレイプし殺害する時代なんて、イヤですよね?
マスターはそんな時代、ホントにイヤです。
みんなで仲良く暮らしたいです。


ということで、人類が愛による調和の時代を迎えるために必要なことを書きます。


それは、男性が愛を知ることです。
もう少し言えば、「男性も子育てしよう!」ということです。


今の時代、女性が男性に比べて不正をせず争わない理由のひとつは、女性の方が愛を知っているからです。
子どもを産み、育てるんですから、これ以上の愛はありません。
女性が基本的に不正をせず争わない理由は、まさにここにあります。


それに引き換え男性はどうでしょう。
子育てに全く縁がないお父さんも多くいます。
「仕事をしないと食っていけないんだよ・飲み会も休日出勤も仕事のため」などと言いながら、お酒や浮気に励んでいるお父さんも多くいます。
「妻がセックスを拒否するから浮気した」と言うお父さんも多いんじゃないでしょうか。


本能のままに生きていたら人類は進歩しません。
子どもがやりたい放題やっているのと変わらないからです。
むしろ殺し合いをするのは大人で、そんな大人がやりたい放題やったら、子どもよりタチが悪いんです。
大人が子どもの見本になるには、やりたい放題ではなく、愛をそそぐ努力をしなければいけません。



◎育児は「育自」に


男性が愛を知るには、子育てに参加することが近道だとマスターは思います。
多様化の時代とは言え、より愛に近い子育てを体験するには、結婚していることが大切です。
ですからまずは結婚に向けて自分を磨く努力をし、そして結婚し、子どもを授かり、子育てを体験してみてください。
「育児」がやがて「育自」になり、自分を愛に近づけてくれます。


子どもの寝顔を見ていると、「世界が平和でありますように」と本気で思えてきます。
子どもを産んだ妻の寝顔を見ていても、「世界が平和でありますように」と本気で思えてきます。
一人一人の素晴らしい命が、なぜ苦しみ、悲しみ、そして争いの犠牲になっていかなければならないのかと、本気で考えるようになります。
「戦争は絶対にダメだ、人は争ってはいけない」と本気で思えるようになります。
本気で思えば、行動することができます。



◎お父さんたちにメッセージ


では、マスターには珍しく、「お父さんたち」にメッセージです。

そこのお父さん、

飲んでいる場合ですか?

浮気している場合ですか?

そのお金と時間を妻や子どものために使えないのはなぜでしょうか。
結婚式で誓った「永遠の愛」を貫けないのはなぜでしょうか。


一度家族の寝顔を見てみてください。
家族の寝顔を見ていると、人生に感謝できるようになります。
人生に感謝できるお父さんは、平和を望み、行動できるようになります。
そんなお父さんが増えることで、人類は愛による調和に近づきます。


今あなたは「自分が正しい」と信じていませんか?
妻に不満があるなら、妻を選んだ自分の判断が正しくなかったことが原因です。
永遠の愛を貫けなかったのは、自分の実力を正しく判断できなかったからです。
「幸せになる」と言ってなれなかったのは、自分の実力を把握できなかったからです。
人間は不完全ですから、「自分は正しくない」と信じることが本質です。
不完全な人間同士、協力して仲良く過ごしてください。

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投稿タイトル一覧は以下です。


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