争わないことの実践

(読了目安5分)

争わない人は長く愛されます。
長く愛されるために、争いを卒業しましょう。


今も地球上では各地で「争い」が続いていて、多くの人が命を落としています。


地球上で起こっている争いは、小さなところから書くと、「家庭内の争い・夫婦間の争い」があり、次に、


「隣の家庭との争い」


そして


「近隣住民同士の争い」


さらに


「組織間の争い」


と徐々に大きくなり、

「地域ごとの争い」
「民族間の争い」
「国を二分する内乱」


となり、



最終的に「国家間の戦争」となっていきます。


ここでポイントになるのは、「家庭内で平和を保っている人は、争わない」
ということです。
表現を変えると、「争いをしている人は、家庭がうまくいっていない」ということです。


心から満足できる幸せな家庭を持っている人が、争い事に参加するか考えてみてください。
参加するはずはありませんよね。
組織の一員として争いに組み込まれてしまうことはありますが、本当に欲しい物(愛)を手に入れている人は、自分の意思で争うことはありません。
むしろ争い事を避ける方向に行動するはずです。
争いは、愛を遠ざけることになるからです。


争っているのは「寂しい人」です。
戦争がなくならないのは、大人が自己責任で寂しさを癒せないからなんです。
ですから、世の大人たちが良好な人間関係を作れる知恵を身につければ、その平和の波紋は大きく広がり、国家間の戦争もなくなります。
戦争は全て人間がやっていることですから、人間が自分の幸せに責任を持てるまで成長すれば、戦争はなくなるんです。


あとは「実践」です。
願うだけではなく、「実践」することで人は進歩します。
人はみんな「平和」を望んでいるんですから、そうなるように、「実践者」になりましょう。



たとえば100年前、「地球の裏側の人と話せたらいいなあ」と、火を焚いて祈り続け、「神よ力を貸したまえ!」と願い続けても、その願いは実現しません。
しかし「実践者」たちは、地球の裏側の人と話すために、あらゆる勉強をしてそれを形にし、現代になって「スマホ」を開発しました。
願いを形にするには、実践が必要なんです。
実践した人だけが、願いに近づけます。


「争わない」・・・今の人類の知恵では難しいことかもしれません。
しかしみなさんは、長く愛されたいと願う人たちです。
愛は願うだけでは手に入りませんから、あとは実践です。
実践とは、その日一日を争わないことです。
今日一日のうち、起きている時間は長くても20時間です。


「起床したら、その後20時間争わない」


これを日々実践すれば、あなたは「平和・幸せ・愛」に近づくわけです。


◎私は常識人 あいつは非常識

「争い」の原因は、人間関係のもつれである場合がほとんどです。
人間関係のもつれをなくせば、争いは激減するということです。
以下、人間関係の考え方のコツです。


みなさんの周囲には、常識では理解できない、言ってみれば「非常識な人・不思議な人」がいると思います。
しかし、自分に理解できないからと言ってその人を否定していたら、ストレスが溜まり、争いの原因になります。
常識で理解できない人には、必ずなにか理由がありますが、「あの人はASD(発達障害)と呼ばれるグループに入る」と解釈することで、納得できる場合がほとんどです。
多く見積もった場合は、人口の1割がそのグループに入ります。
そして、そんな人たちの中には、常識では計り知れないアイデアや集中力を発揮する人たちがいて、人類の文化や文明を牽引しています。
みなさんが持っている「スマホ」も彼らの力によるところが大きいです。

「常識では計り知れない人たち」を否定し、争うか、それとも肯定し、存分に彼らの力を発揮してもらうか、それは「常識人」であるあなたの知恵にかかっています。
また、「あいつは非常識だ」と他人を批判する自称常識人が、実は発達障害のグループに入っていることもあります。
言ってみれば、「自分は常識人だと信じ込む」という症状の発達障害です。
こう考えると、唯一信じていいのは人間の不完全性だということがわかるはずです。
不完全な人間同士の付き合いでイライラし、争うことは、決して愛とは言えませんよね。
どうしても理解できない人がいる場合、「あの人は発達障害かもしれない」と考えることで、自分の気持ちを落ち着かせ、自分を守り、争いを回避することも知恵のひとつです。
もちろん最後は人間の不完全性を信じ、「自分が間違えていたかもしれない」と考えることができれば、それが最高の知恵だと言えます。


「マスター、それでもホントにあいつだけは非常識なの、マスターだってあいつを見れば絶対にイライラするってば!」、こう思っている人は、心の中で「あいつ」を病人と認定し、病気の子供を見守る親の心境になってみてください。
そして、「あいつ」に対してイライラしなくなり、愛をこめて接することができたとき、あなたは愛をそそいだことになります。


なによりも、「よく調べたら自分が発達障害だった」、ということもありえるわけですから、そうなってショックを受けないためにも、常に周囲を理解する努力を続け、愛を実践してください。
結局その愛は自分に返ってきます。

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