お酒の基本の話

(読了目安5分)

お酒関連の第一話は、お酒にまつわる基本の話です。
お酒と愛の関係を知り、幸せな人生のヒントにしてください。


飲酒については、「宗教で禁じられているから飲まない」とか、「法律で許されているから飲む」という判断ではなく、みなさんは、「愛かどうか」で判断してください。
愛は、宗教や法律の「元」になっているものですから、「お酒は愛かどうか」と判断するのが本質です。


「お酒を飲むことは、愛か」
ここを理解すれば、お酒との付き合い方がわかってきます。
お酒が愛だと思うなら飲めばいいですし、愛ではないと思うなら飲まなければいいわけです。
愛の判断力と実践力が高い人ほど、長く愛されます。


まず簡単に「お酒の歴史」からです。
お酒は、脳の変性意識状態を作り出す液体です。
昔は「神の声」を聞くための神事のときに、選ばれた人が飲む貴重なものでした。
神とつながって未来を占うための、建設的な道具だったんです。

しかしこの100年、製造技術の進歩によって誰でもお酒を飲めるようになり、人間にとってお酒の意味合いが変わってきました。
多くの一般市民が大量にお酒を飲むことができるようになると、お酒と人間の関係、お酒と愛の関係、健康問題など、様々な弊害が目立つようになってきました。
村の中だけで酔っていた時代はまだマシでしたが、車、電話、インターネットなどが発明されると、事故や事件が増えました。


ではここで、お酒にまつわる24の質問です。
お酒が愛かどうか、見えてくるはずです。


◎質問


世の中にはお酒を飲んで後悔する人が多いですか?
それとも、お酒を飲まないで後悔する人が多いですか?



ほとんどの病院の問診表には「お酒は飲みますか?頻度はどの程度ですか?」とあります。
なぜ「お茶は飲みますか?」ではないのでしょうか。



飲むと判断力が鈍るのは、お酒ですか?お茶ですか?



様々な病気の原因になりやすいと言われているのはお酒ですか?お茶ですか?



飲むと記憶がなくなるのはお酒ですか?お茶ですか?



ケンカなどのトラブルになるのはお酒ですか?お茶ですか?



望まぬ妊娠の原因になりやすいのはお酒ですか?お茶ですか?



飲んだ人が昏睡するのはお酒ですか?お茶ですか?



飲みすぎて吐き、人に迷惑をかけるのはお酒ですか?お茶ですか?



暴行やレイプなどの犯罪につながるのはお酒ですか?お茶ですか?


一気飲みで死者が出るのはお酒ですか?お茶ですか?



日常的な範囲で、飲むのにお金がかかるのはお酒ですか?お茶ですか?



仕事中に飲むのはお酒ですか?お茶ですか?


大切な会議のときに飲むのはお酒ですか?お茶ですか?



悲劇的なニュースの原因になることが多いのはお酒ですか?お茶ですか?



「お酒は少しなら身体にいい」と言って「少し」で済む人はいますか?



妊娠したらお酒をやめるように言われるのはなぜですか?



酔っている親を見て愛を感じますか?



親がお酒を飲んで酔っていたら、子供の急病やケガのときはどうしますか?



酔った状態で大切な人を守れますか?



愛をそそごうとしている人がお酒を飲むと思いますか?


人類が卒業するべき飲み物があるとしたら、お酒ですか?お茶ですか?




以上です。



◎お酒は愛か


もうおわかりのように、「お酒は愛ではない」と言えます。
「ストレス発散のためにお酒が必要」と言う人がいますが、ストレスは病気の予防と同じで、溜めないようにすることが本質です。
ストレスを予防できず、溜まったストレスを発散するためにお酒を飲み続ける行為は、アルコール中毒の一歩手前です(ストレスを溜めない方法については、今後書いていきます)。

お酒は大人としての自覚がある人は飲みませんから、精神的に子供の人が飲むという意味で、「子供の飲み物」です。
しかし、人はなぜかお酒を飲んでしまうんです。
「浮気は愛ではない」とわかっていて浮気を続けてしまう気持ちや、「食べ過ぎは愛ではない」とわかっていて食べ過ぎてしまう気持ちなどと似ているかもしれません。


「お酒を飲んでも幸せな人はいる」と思う人もいるかもしれませんが、大前提として、本当に幸せな人は基本的にお酒を飲みません。
お酒を飲む人は、お酒を飲むことで、一時的な幸せを得ているだけです。



人がお酒を飲む理由は、簡単に書けば、

「自分自身を含め、大切な人がいないから」

です。


仮に、もし仕事が好きなら、飲んでいる時間を惜しんで仕事をするはずです。
また、趣味が好きなら、やはりお酒を飲む時間やお金を趣味に使います。
パートナーのことが好きなら、飲みに行くよりパートナーと一緒にいることを選びます。
配偶者のことが好きなら、お酒を飲む時間を夫婦での会話の時間に使います。
子供のことが好きなら、飲む時間を子供と遊ぶ時間に使います。


そして自分のことが好きなら、お酒を飲んでいる場合ではないはずです。


自分を愛せない人は他人を愛せるはずはありませんから、お酒を飲む人は誰からも愛されず「悪循環」に入ってしまいます。
「愛されないからお酒を飲むの」と言う人は、生涯愛されないということもわかると思います。
愛されないから飲むのではなく、飲むから愛をそそげなくなり、結果として愛されないんです。


人間は弱い生き物ですから、お酒がないと生きていけない人もいますし、今の人類全体の知恵ではお酒を卒業できないことも事実です。
しかし、もしあなたがお酒を飲もうかどうか迷っているなら、今後マスターの「お酒」に関する投稿を読んでから考えてみてください。
きっとお酒について再考するきっかけになります。


以上、お酒の基本の話でした。
近いうちに親の飲酒についても書いてみたいと思います。


※追記 1月12日、親から愛されたか ―親の飲酒― を投稿しました

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