自分磨きと婚活

(読了目安6分)

「婚活」の前に、やるべきことがあります。


まずマスター本人の「婚活」について書いてみます。
20代のマスターは、「家庭?子ども?遠慮します!」と、結婚から逃げ回っていました。
理由は、まだまだ遊びたかったからです。


30人ほどの女性と付き合ったあと、32歳のときにはじめて「結婚したい」と思う女性に出会い、人生初のプロポーズをして結婚しました。
なのでマスターは、結婚を直接の目的として活動をしたことはありません。
強いて言えば、「プロポーズ」のときに数分間だけ婚活をしたことになります。


ただ・・・中学高校時代から、女性から好かれるための努力はしてきました。
自分でも女性にモテるための工夫をしましたし、多くの女性から様々な助言を聞き、徐々に成長したと思います。
その結果、「結婚したい」と思った女性と結婚できたわけです。
結婚前の15年間の「自分磨き」が結婚につながったわけですから、「自分磨きこそ婚活だった」と言えます。
その意味では、「15年間の婚活をしていた」と言ってもいいのかもしれません。


◎自分磨きと婚活


たまたま先日、あるきっかけで、「派遣切り」「ハローワーク」というキーワードのニュースを目にしました。
記事に登場した女性C子さんは、派遣切りに遭い、収入を無くし、貯金を使って生活をしているとのことでした。
ハローワークに行って仕事を探していたみたいですがなかなか見つからず、将来に対する不安を抱えているということでした。


そして彼女は、結婚したいのにまだ彼氏がいないという状態でした。


これにはもちろん原因があります。


・・・そう、見た目や振る舞いが男性から好かれるタイプじゃないんです。
つまり、自分を磨いていないんです。


仕事をクビになったということは、職場から必要とされてないわけです。
必要とされないのは、それなりの実力だからなんです。
ここで言う「実力」とは、仕事の処理能力ではなく「人間力」のことです。
先日、「女子力より人間力?」で書いたように、人間力がなければ、短い恋愛はできても、長い結婚生活はできません。
ですからC子さんは、ハローワークに行く前に自分を磨くことが必要で、それをやらなければ悪循環から抜けられません。


職場と自宅とハローワークを行ったり来たりすることが人生の目的ではないはずですよね。
人生の目的は、愛をそそぐことです。
就職や結婚がしたいなら、就活や婚活の前に自分を磨き、誰からも必要とされる人材になってから、就職なり結婚なりすればいいわけです。


順番は、自分磨きが「先」で、就職・結婚は「後」です。
自分磨きを後回しにすると、なにをするにも前途多難です。



◎自分磨きが婚活の本質


マスターが考える本質的な意味での「婚活」とは、周囲に「結婚してください」と頭を下げて回ることではなく、「自分を磨くこと」です。
自分を磨けば、頭を下げなくても、周囲からいくらでもプロポーズされるからです。


「仕事をしながら婚活を3年やっています」と言う女性もいますが、ちょっと考えてみましょう。


この場合の婚活とは、本質的な意味での婚活ではなく、「商業的な意味での婚活」です。
つまり、婚活サイト、結婚相談所、婚活パーティーなどです。
これらは人間力がある人が参加すれば、問題なく「カップル成立」となりますが、それ以前の段階の人は、なかなか結果を出すことができません。


ですからそんな婚活を3年間やるということは、極論すれば「商業的婚活(会社が儲かる婚活)」だけに時間を費やし、3年分歳をとるだけです。
また、婚活においては、多くの人が実力以上に背伸びをし、自分を大きく見せようとしますから、たとえ結婚に至っても、結婚後が続きません。


では、3年間婚活をするかわりに、2年間自分磨きをし、その後婚活をしたらどうなるでしょうか。
自分磨きというのは、本質的な意味での自分磨き、つまり、人間力を上げるための努力です。
人間力を上げるための努力を2年間続けると、「結婚」を意識したとき、あなたの目の前には、あなたにプロポーズしたい男性が何人も並んでいるはずです。


また、「仕事を辞めてしまったら結婚できないのでは・・・」と悩んでいる女性もいますが、自分が社会人であるということに頼って結婚しても、人間力がなければ、楽しい結婚生活は短いものになります。
また、そもそも、「仕事をしていない女性は結婚する価値がない」、こう決めている男性と結婚しても、楽しい結婚生活は続きません。


「自分磨き」には、社会の仕組みや人の心の仕組み、異性の本音を理解することなども含まれています。
マスターは、東京在住中も含め、この20年ほどの田舎暮らし中でも、自分磨きをする前に社会に出た女性を多く見ています。
その中には、社会の役に立てず疎外された女性や、悪知恵のある男性に騙され、お金も心の安定も失い、結婚どころではなくなった女性も少なくありません。
これらは、本質的な自分磨きをせず、人間力が足りなかったことが原因です。


いずれにしても、社会の役に立ち、長く愛されたいと願うなら、人間力を上げるための本質的な自分磨きが先です。


ただ、「自分磨き」を誤解しないでください。


自分磨きには、「商業的なもの」と「本質的なもの」の2つがあるんです。


本質的な自分磨きをしないと、時間ばかりが過ぎていくだけでなく、知恵のある人が離れていってしまいます。
たとえば、「資格や検定を取ること」を自分磨きだと勘違いしている人もいますし、服や髪型を流行りのものにするのを自分磨きだと勘違いしている人もいます。
女子に人気の料理教室も、多くの場合が本質的な自分磨きにはなりません。


理由は、これらは全て「商業自分磨き」に分類されるものであって、主催者がお金を稼ぐための手段だからです。


また、流行りの検定を持っていても、いくら高度な資格を持っていても、それらは直接幸せとは関係ありません。
お金や社会的地位がある人たちが、毎日のように問題を起こし、大きなニュースになっているのを見ればわかりますよね。


また、髪型や服など、女性としての美しさは確かに大切ですが、美貌の代表者とも言える女性芸能人の離婚も後を絶ちません。
やはり美貌と幸せは、直接の関係はないんです。


幸せに関係するのは、「愛をそそげるかどうか」です。
本当の意味での自分磨きとは、資格でも美貌でもなく、「知恵・愛をそそぐ力・人間力」を身につける努力です。
これらができてから資格や美貌を手に入れるなら、それらは愛をそそぐために役に立ちます。



◎まとめ


「婚活」とは、周囲に対して背伸びすることや、「結婚してください」と頭を下げることではありません。
人間力を身に付けることです。
人間力を身につければ、周囲からいくらでもプロポーズされるからです。


婚活の前に「本質的な自分磨き」をすることが大切です。
今後もマスターのnoteに「本質的な自分磨き」について書いていきますので参考にしてください。

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