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「一遇を照らす」生き方とは

昨年は今までの生活様式とは違ってきて、先が見えず不安に感じたりしていませんか?

「一隅を照らす, これ即ち国宝なり」とは、平安時代の天台宗の開祖である最澄が残した言葉です。

一遇とは、誰もが気づいていない片隅にあるものや、ある一つの考え方や見解 また、物の一端しか見ない考え方。という意味もあるそうですが…転じて、本当は直視しないといけないにもかかわらず、目をそむけているものという意味もあるようです。

私たちはすぐ、派手なこと、目立つことに目を奪われてしまいます。 しかし、何か小さな事についても疑問を持ち、誰の目にも止まらないようなものに目を向けていくことだって、同じように尊いことなのです。

テレビや新聞などの情報を鵜呑みにせず、何事にも疑問を持って調べていくと、今 何が起こっているかきっと気付くでしょう。

孤立は不安を助長するだろうし、人との繋がりが希薄になっているように感じます。今、私たちに必要なのは…「心の繋がり」。人を愛し、愛される喜びを感じる事の様に思います。

まず目の前のこと、今自分にできることを一生懸命やる。そんな風に一人一人が灯す小さな光がやがて大きな光となり、新たな道を見つける事が出来るでしょう。

 その人は国の宝であり、人間として最も尊敬される人だと思うのです。

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