かき消したかった経験が、ゆとりの大切さを教えてくれた
社会人になったばかりのころ、趣味を見つけたいなと思っていた。仕事帰りに、ジムとかヨガとか通ってたらかっこいいなって。
でも、実際は仕事でへとへとに疲れて行けるような状況じゃなかった。土日に行く気にもなれなくて、もはやそんな趣味を持ちたいって考えていたことすら忘れて毎日を過ごしていた。
一方で今の生活を振り返ってみたとき、仕事帰りにサウナに行ったり、お休みの日にピラティスに行ったりしてる。朝は早く起きて、お気に入りのパン屋さんでパンを買い、帰ってきてからコーヒーを淹れる。
数年前とは全く違う生活をしていて、自分でもびっくりする。
なぜこんなにも行動が違うかといったら、気持ちや時間にゆとりを持てるようになったからだと思う。
昔は、頑張らなきゃ、我慢しなきゃ、上手くこなさなきゃって、常に自分を追い詰めてた。力の抜き方もわからなかった。
新社会人の頃から、ゆとりを持つ方法を知っていたら…なんて思うことがたまにあるけど、当時の少し年上の先輩から「もっと力抜いて仕事しな」って言われても理解できなかった。
今振り返っても、そのときの経験は人生で一番辛かったから、記憶からかき消したいって思うこともたまにある。
でも、力の抜き方がわからず、がむしゃらに頑張り続けて、気持ちと体が追いつかなくなった経験があるからこそ、今の自分に優しくできているのかもとも思う。そして、ゆとりを持つ大切さを理解できたかな。
今なら、今までの経験何一つ無駄なことはなかったって笑顔で言える気がする。
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