不惑を前にして
本日3/14で38歳を迎えた。
当方、地域に根差した活動を通してゆくゆくは独立しようと計画中であるが、その「まち力舎」としての方向性も見えてきた。
今日はふたつ話があって、まずひとつはこれからの動きについて話していきたいと思う。
①活動家の発展形態としてのまち力舎
自分は大きな事業計画を立てて利益拡大を目指そうとするマインドは持ち合わせておらず、結局のところ起業家らしい発想はこんにちまで湧かなかったためこのまま活動家としての延長線上でメシが食える算段をしている。
基本方針は以下のとおり。
イ・規模拡大は目指さず
ロ・一個人としては身軽に
ハ・全体をまとめる。調和させる。
これまでの動きとして、
1.自己内在の表現としての音楽活動
⇒弾き語り活動、楽曲配信、YouTubeでの公開
2.持続可能型ライフスタイルの追求
⇒築47年の木造平屋「はつのいえ」でのDIY実施。敷地庭にて農作物をなるべく自然農にて栽培
3.地域奉仕活動の率先で公共心の向上
⇒日曜朝活公園ゴミ掃除@南越谷第一公園、地元の農家との河川敷清掃企画
こうした取組みをベースに合わせ技でメシが食える方策を算段中である。
目下、空き家の改修案件があったりもするが、これから新規にリフォーム屋を目指すという考えは、建築素人の私には無い。
では、あんたの出来る役割はなんなのか?
それは、
経済成長も頭打ちでモノに満ちても心は虚しいゾ、という人々が増えている世の中を、
「知恵と工夫で心を満たす」をテーマに、
空き家を含めたコミュニティ再構築の世話人をして、
地域の連携力=まち力を高める。
といったところなんだと思う。
今後ともあれこれ試行錯誤するだろうが暖かく見守って頂きたいし、知恵も力も借りたいので宜しくお願いします。
以下、ふたつ目の話になります。
②アラフォーにしてやっと視界がクリアに。
思えば自分のこれまでの人生はとにかく、報われない、我慢忍耐、周囲から理解されない、といった感情でいっぱいだったと思う。
特に20代は辛かった。大学3年の終わりに、周りはこぞって就職サイトに登録して企業の募集要項に自身を適合させるようトランスフォームして就活していったが、そこに凄く疑問というか抵抗を感じた。
「お前は甘えているだけだ。現実を見ろ」と注意されたが、誰しもがこんなパターン化された行動様式を変だと思わない社会に疑問だった。
二度目の公務員試験失敗後、温めていた夢に掛けた。ミュージシャンで成功したかった。期限は30歳まで。少数だが協力者が出来て数本MVも製作した。だがお金は出ていくばかりで終始焦りが付きまとった。
自分は頑張っている!才能もあるはず!成功しないのは環境が悪い!
こんなことを思っていたのだと思う。当然こんな奴からはメンバーは離れていく。
だけど実際は自分に都合の良い夢しか見ておらず、音楽に没頭することで、見るべき恐ろしい現実から目を逸らしていたのだと思う。終始夢想家だったのだろう。
そして30歳を迎えた2013年は、本当にどん底だった。絶望した。周りの友人達は家族を持ったり、会社で昇進したりなのに自分は何一つ結果が出なかった。でも現実においてこれまで音楽以外興味のあることなんて無かったから、体がもぬけの殻のようだった。しかもその音楽すら聴くのが苦痛になり楽器は当然弾きたくなかった。エネルギーは空っぽで、まる一年抑鬱状態だった。
その後ご縁があって自然環境を対象としたコンサル会社にバイトから入社して川や山といった自然に満ちた環境で数年間働いた。
今思えばここは言わばリハビリ期間だった。
自然環境に満ちたところで働いていたお蔭で適度に野性味が復活したのは良かった。基本的に居心地も良かったので、ここでのポジション確立を目指すようになった。
けれども、組織の中でうまく立ち回るためには、結局理不尽なことも受け入れなければならない場面に何度か出くわしたことを契機に退職した。
大体その頃の34歳位から、依存心と甘えを捨てることに努めた。いわば覚醒したのだ。
居場所やポジションが無いなら自分で確立するまでだと思うようになり、こんにちに至る。
でも面白いことは、
今現在の自分も社会的ステータスなんて皆無の浪人状態(アラフォーだからデータ上はより不利なはず)なのだが、何一つ気後れなどしていないことだ。
四十にして惑わずというが、そこは2年先んじて到達出来たのかもしれない。
ちょうど自分のメンタル変化が、世の中の価値観の変化と合わさってきたからなのかはよく分からないが、やっと40を目前に自分の出番が増えつつある実感がある。
まとめます!
これまでの社会は世間によって善しとされた価値観に合わせなければ生きにくい世の中だった。
だけど、コロナ禍もあいまって、
これからは個々の自分なりの社会に対する意思さえあれば、それを軸に深堀していく生き方を通しても生きにくいどころか、そういった動きが称賛される世の中になってきた。
そういう流れが起きているのだと少なくとも僕は思ってるし、そういった人々の活躍がこれからの社会を切り拓いていくものだと信じて進んでまいります。
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