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筋トレとモーニングページ | 6月4日 金曜日 8:12

筋トレ

この日記を書いた日になんかのスイッチが入ったようで、しばらくの間休んでいた習慣が戻ってきた。その習慣とは、筋トレすること。

何年か前に体調を崩したのをきっかけにダイエットをした。

今、当時ダイエットをはじめようと決意したときとほとんど変わらないくらい太っている。が、メンタルも身体も妙に健康である。

なので、今回は痩せるんじゃなくて鍛えることにした。

スローに鍛えている。

非常に基本的なメニューの組み合わせで、しかもレップス全体の最後数回だけ「ちょっときつい」と感じる程度にフォームや角度を調整している。

まだまだ体重が体力に対して重いので、急にハードなトレーニングメニューにしてしまうと関節などに大きく負担をかけてしまうからだ。

僕がこなしているメニューは全てこの本を参考にしている。

地味な自重トレーニングである。

筋肉をパンプアップさせることが目的のトレーニング方法は採っていない。基本的な筋力を、長い期間をかけてビルドしていく。そもそも筋トレに「完成」はない、という考え方が好きだ。

筋トレを再開したばかりの自分は、この本に載っている各種基本メニューの一番ライトなものを組み合わせて取り組んでいる。どんなに運動神経が鈍くてもできる。腹筋が一回もできない人でもできる。そういうレベルの基本的な動作を、ゆっくりと、勢いを殺して行うだけである。

食事

今回はやせることはあんまり考えていないので食事制限は特別していない。

なのだが、筋トレ習慣を復活させてから、炭水化物を摂取したいという欲求がトーンダウンした。朝トーストを食べていたら後半飽きてきてしまって食べきれなかった。奥さんに頼んで1枚のトーストを半分ずつ夫婦で分けて食べている。とても丁度良い。

強制するのではなく、身体に正直になってみて余計だと感じるものは食べない、というとても自然なダイエットができている気がする。

モーニングページ

筋トレといっしょに「ついでに」という感じではじめてみた習慣がもうひとつある。

モーニングページと言って、毎朝ノートに手書きで3ページ、頭に浮かんだことを、文章の体裁などは一切気にせずに書きなぐるというやつだ。「脳の排水」と表現されている。

以前どこかで読んだか聞きかじって、面白そうだなと興味は持ったが、「毎朝3ページ」という分量に敬遠してしまって実践するまでは至っていなかった。

これが実際やってみるとハマってしまった。

頭の中にこんなにゴミクズみたいな思考が溜まっているのか!と毎朝驚かされる。

まさに脳のデトックスである。

モーニングページはネットで検索しても基本的なノーハウは知ることができる。オリジネーターの本を読みたいという方はこちらをどうぞ。

スマホ離れ

自重トレーニングにしてもモーニングページにしても、ツールが非常にアナログである。

自重トレーニングのツールは自分の体重だ。体重を活かしたトレーニングをするのに必要な外部デバイスとしては、壁、椅子、床、階段、鉄棒…など、家の周辺やせいぜい公園に行けばあるもので十分である。ウエイトなど筋トレから即座にイメージできる道具は使わない。使う必要がない。

モーニングページに使うのも紙のノートとボールペンだ。この習慣をはじめたときパソコンに打ち込むことも考えたが、「迷ったら基本に忠実に」という性格なので、書籍で案内されているように紙とペンではじめてみた。思いつくままに書きなぐっているのもあるが、とにかく自分の字の汚さには唖然とさせられる。しかし、そういう感情や感覚の微妙な動きもメソッドの一部なんだな、と実際にやってみて思うようになった。

こんなことを1週間やっていて、気が付いたらスマホを開く回数が激減した。以前実行して、その後もふんわり続けているSNSデトックスが下地になっていると思う。副作用的にだが、スマホというデバイスへの執着は解消することができる、という嬉しい発見をさせてもらった。

ひっきりなしにスマホを見てしまう自分が嫌だ、と自己嫌悪に陥っている方は、無闇にスマホを禁止するんじゃなくて、アナログなツールで楽しめる習慣をひとつふたつ持ってみると良いかもしれない。

SN

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