子どもには「心の余裕」が命

わたしは現在20歳、保育士をしている。

保育施設を利用する方ならば分かるだろうが、20歳なんてまだまだ子どもだ。
保護者よりも当たり前に年下で、
人生で初めて手に職をつけたような子ども。

仕事を始めて半年が経った。
多少は慣れてきたものの、分からないことの繰り返しで、永遠に流れ出す「分からない」に溺れそうになる。

正直そんな毎日はストレスだらけ。
こんな若造に子どもを受け止めきれるようなでかい器など存在していない。
わたしにはできないようで、
人様の子どもにイラつくこともあるし、嫌な態度をとることもある。
そんな自分を客観視してはこんなに年の離れた子になにしてんの、、、と思ったり。そういう毎日。

でも、わたしにもこんなふうになる時には決まりがある。(元の性格からこうではない。なら保育士にはならない)

わたしには今、心の余裕がない

子どもと関わると、自分の心の余裕が子どもとの関わり方にモロに反映される。

わたしが余裕をもって良い接し方ができたなと思うのは、決まって月曜日。休みの次の日だから。でもここ最近は月曜日の半日が終わった時点で心の余裕を使い切ったことがわかる。なぜなら、しっかり休めてないから。基本、月から金までの5日出勤で、時々土曜保育が入る。しかしそれとは裏腹に、わたしの土曜休みは今月たったの1回。なんだかんだで仕毎週毎週仕事が入り、休みは1日。この1回で体力が回復するとでも…?週6全力で子どもと向き合った体力が…、回復するとでも…?無理に決まっているだろ。無理だわ。

そして余裕のある関わりが消えていく。

わたしからも子どもからも笑顔が消えていく。
喋れないけど自我が芽生えている子ども🆚保育の流れを進めたいわたし
カーン❗️とゴングが鳴る
必死に優しく訴えかけても、ちょっっとしたことにこだわりを持ち、対抗心を剥き出しにして泣く子ども。
どこが泣くタイミングなのか1ミリも理解できないわたし。
はぁ。とため息が出てしまうわたし。
(もーーーめんどくさっ)と心の中で呟いてしまうわたし。

ここだけ見れば最低な保育士ですよね。。。
保護者からすればクレームものくらいかもしれませんね。。。

でも、何が言いたいかというと、

子どもと関わるってこういうことの繰り返しということ。

理解できないことの繰り返し。
イライラすることの繰り返し。
落ち込むことの繰り返し。

でもこれが、心の余裕があれば変わる。

それは
愛おしいと思うことの繰り返し。
成長を喜ぶことの繰り返し。
ありがとうと思うことの繰り返し。

子どもはとにかく体力勝負。体力が命。人間数年目の子たちが大体どんなものかは、察しがつくでしょう…

だからつまりなにが言いたいかと言えば、

どうか、心の余裕が持てる環境をつくってあげてほしい。

子育てをする人達に、子どもの成長に関わる人達に。
だれがそうしてあげるのかといえば、それは社会かもしれないし、隣にいるあなたかもしれない。

みんなが幸せになるコツ。
みんながほんっのちょっとだけ犠牲になること。
それは同時に愛をあげること。
その受け取った愛をまた、誰かにあげること。
それがすべての良い循環になると、わたしは思う。

そうやって子どもから大人まで
みんなが余裕を持って、笑顔になれたら最高だと、わたしは思う。


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