いつでも変われる〜ジェームズ・アレン『運命を変える7つの学びのステージ』より13

自己啓発や成功哲学に多くの影響を与えたと言われる イギリスの哲学者ジェームズ・アレンの思想の実践本 『運命を変える7つの学びのステージ』から 一文を紹介しながら、私なりの考察を書いています

 The one stage lesson 13
自分を高める思い
正しさと美しさを表す考えであなたの生き方が変わっていけば
それにふさわしい世界があなたを待っています

私が明らかに変わるきっかけになったのは東日本大震災です

その時、保育園で勤務していた私は
船のように右から左に揺れる保育室で子ども達を守りながら
自分の心の中も大きく揺り動かされているのを感じました

2歳クラスだったので、抱き抱えながら外に避難して
お昼寝していた子は、きょとんとしながら
それでも3月の寒空の下、いつもと違う雰囲気を感じて
大人しくじっと座っていました

そんな子ども達を見守りながら
次にどのように避難するかを考えていく中で
今後もっと大きい地震が来た時、果たしてどのように行動すればいいのかという
思いになりました

東日本大震災は、平日の午後3時前だったので
保育園が開所している時間に始めて起こった大きな地震でした

様々な報道がされる中、現地では、どのようなことが起こり
子ども達をどのように避難させたのか
直接見て、聞いてみたいという気持ちになり

現地が少し落ちついた1年半後
石巻に行くスタディーツアーに参加しました

実際の現場は遠目からは原っぱに見えました
でもそこに降りたつと
家の土台があり、草花の中には
鉛筆やノート、置物、生活雑貨などがあり
そこに確かに暮らしがあり

これが全てなくなったんだと
ぎゅっと胸が締め付けられる思いでした

災害に遭われた方々のお話を聞かせて頂いた時
本当は思い出したくない、話すのも辛い
だけど伝えていかなければ
という言葉に

淡々と話されている
今に至るまでの1年半の様々な思いが
凝縮されている気がしました


それから何回か石巻には足を運び
東北支援のボランティアに参加し
日和山幼稚園に子どもを通わせていた方のお話を聞く機会もありました

年月が経つ中で
海を恨まず海と共に生きることを選んだ方
体験を忘れず後世に伝えようとしている方
再生に向けて立ち上がる方
それを支援しようと移住を決意された方

など、いまある命を、どのように生かして行くかという方がいる一方
悲しみの中からどんどん引きこもり命を失っていく方もいて

同じ状況にあっても、辿る道が違うという、両方を見聞きして
どう生きるかは、自分の思いによって決まるんだと感じました


その後、私も、風邪もあまりひかず健康にも気を使って
絶対一番長生きだと思っていた母が

癌の中でも症例の少ない珍しい癌になり
半年で亡くなってしまった時

あの時ああしていたら、もっとこうしてあげていたら、と
自分を責めて後悔しました

でも、同時に、だからこそ後悔しないように生きたいと思ったのです


それまで足を突っ込んではためらっていた
子ども達が輝いて生きる環境をつくる、ということに
ちゃんと向き合ってやってみよう

失敗しても、誰の何の役に立たなかったとしても
それを経験に後悔なく、また次へと進めるじゃないか

そう決心して、自分の学びに最大の投資をして
新しい環境へ飛び込みました


決心したことで

働いている園で、子ども達へ毎月色育講座や
先生達向けにマインドについての研修をする道が開けました

以前勤めていた園の先生繋がりでも講座をさせて頂いたり
私がやっていることに興味を持ってくださった方々とzoomでお話ししたり
全く縁のなかった世界の方と知り合うことが出来るようになりました

毎日を過ごしていると変化していないように見えますが
こうして振り返ると、その時には想像もしていなかった今があります

子ども達が輝いて生きる環境を作りたい!

そのためには大人が変わることが必要

まずは自分の周りからはじめよう


私は、愛を持って互いに尊重し、協力し、認め合える関係性の人達と
自分の持っている才能を生かして、自分が輝きながら

自分の体験したことや学んだことが
自然と誰かの役に立っていく豊かさの循環の中で
毎日を幸せに感謝しながら過ごす

そう心に思い描いてから確かに変わりました

今の自分を超えて、今ある世界の見えない壁を崩して
より高く、より広い世界で
まだ知らずにいる素晴らしさを
あなたは体験することが出来るのです


あなたも自分のなりたい姿に変われます

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