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281.複雑すぎて書くかも迷うことだけど



京城クリーチャーを観ています。
ものすごい複雑な感情でみています。
日本軍の人体実験のことも知らなかった。(これは韓国ではなく満州で起こったことらしいけれど、どこで起こったとかそういうはなしでもない)
731部隊というのがあったのも知らなかった。
いろんなことをすっ飛ばしてそれだけを見て言うと、そんなおぞましいことをしていたなんて同じ人間としてどうかしていると思う。
日本人とかじゃない。人間としてだ。(だけれど、当時は逆らうことすら許されなかったのだとしたら、泣きながら従うしかなかったということもあるのだろうとも想像できるし、やっぱりいろいろ言うことは簡単だけど口出しできる内容ではないということだ。それだけ複雑なのだと思う)


韓国では、どういう歴史を教えられているのだろう。
日本では、こういう黒い歴史は教わらなかった。

日本のみならず自分たちが生きていない歴史ではきっともっといろいろな知らないことがことがたくさん起こっていて、複雑に絡み合っているのだとも思いました。
その絡み合ったことはなかなか解けないし、そこを話し合ったりわかりあったりするということもほとんど難しいことなのだと思います。
(だって、いつも一緒に居る夫婦でさえわかり合えずに居ることが多いのに!どんな国でも国境をこえて触れてはいけない部分を話し合うことは難しいことだと思います)

なのでそれについてどうのこうの語るのもなにか違う気がする。
結局調べてみてもそこでしかしらないことが多いから。目で見てもいないし、体験もしていない。



京城クリーチャーを作るにあたって、パク・ソジュンとハン・ソヒは日本に行けない覚悟でこのドラマの撮影に挑んでいると監督が語っていたという。
いろんなことをひっくるめてもそれくらい簡単に引き受けた仕事ではないということは頭に入れていてもいいのではないかなと思った。
だから、何も知らない人がとやかく言えることでもないことなのだと思うのです。



日本人でそういう人としてどうかしていることをしてしまったという歴史は変えられるものではないし、それは一生消えることではないので、
だったらこれから自分たちがどう未来に生きる人に胸張ってこう生きてきたんだと伝えられる事ができるか、それだけだと思う。
わたしたちはやっていないから関係ないではないのだと思う。
消えない歴史を一生背負っていかなければいけないことだと頭に入れながら、
それでも人々が垣根なく仲良く生きていける世の中を一人でも多く願っている世の中であってほしいと思うのです。











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