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移住への後押し

新聞広告で見た瞬間図書館に予約を出した一冊。

東京脱出論

衝撃的なタイトルだけれども、 これから地方都市に移住をする私にとっては すごい大きな後押しをしてくれる一冊。
やっぱり移住するまでの期間が長いからこそ時々不安が戻ってきて、悩んでしまうこともある。
でも、一歩踏み出さないと分からないじゃない。
踏み出してダメだったら方向転換すればいいじゃない。
何も考えず我慢をし現状を受け入れるだけじゃ、生きていけない。
ちょうどこの年末年始に借りることができてじっくり読むことができました。

移住を考えている身としては、3.11の後やこのコロナ禍で東京にこだわる人が増えていることに驚きました。
そして、未だに東京でないと良い教育が受けれないと思っている人の多いことにも。
地震のリスク。新型コロナでのソーシャルディスタンスをとるのも難しい人口過密の状態。有名大学から大手企業に就職することへの盲信。
でも振り返ると、阪神淡路大震災の被災者である私も学生当時有名大学から大手企業に就職するという盲信はしていて。 資格が欲しいんだったら、有名大学に行かなくても地方で資格を取る事もできたはずなのに。

地方は小規模だからこそ、みんなの顔が分かる規模で関係性ができ、 一人多役であることでこれからのリスクに対応できる。特にこのコロナの流行で、在宅ワークがメインになってくると無用に同じ場にいる時間を減らしていく方向に進む。その社会において 一人多役は生きるのに必要な力になるはず。
そして移住を決めてから、父が生き生きとしている。老後についても都市で生きるよりも田舎の方が、やるべき仕事があり、(都市では高齢者でも)田舎では若く扱われ、気持ちも豊かに暮らせるんじゃないかな。
3.11で気づけなかった私がこのコロナ禍で、みんなが動き出す前に一歩踏み出せたのはすこくラッキーなのかもしれない。動くなら早いうちに。

日本は変わらない。
日本人は変わろうとしない。

コロナ第3波で身動きができない今、藻谷さんのこの言葉に深く深く納得した。
不安はなくなるわけじゃない。でも、背中を押し踏み出す勇気をもらえる一冊。
私の踏み出した大きな一歩。これからこのまま一歩一歩進んでいきたい。

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