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未来を担う子供たち

今いろいろな 学校制度を調べていて「島留学」「山村留学」に行き当たりました。私のいとこは今久米島高校で島留学生として学んでいます。だから島留学というのは少し前から興味があって。
息子には今はその選択は取れないけれども、高校生になった時のひとつの選択肢としてどんな生活か知りたくて島前高校の島留学日記の本を手に取りました。

スギナの島留学日記

素敵だなと思ったのが「夢探究」
総合学習に近いのかなと思ったけれど、うわべだけじゃなくて、もっと地域、人と人に密着していて、これからのこどもたちの生き方に繋がっていく課題を掘り下げています。これをやってる子とやってない子には、大きな違いがあるんじゃないかと、そして私自身もやりたかったとすごく思いました。
そして、私がすごく感銘を受けたのがコラムで。

島留学生のと島内生の両方が混ざり会うことで世界が広がるのメリットを最大限に活かし、小規模だからこそ一人一人と向き合う先生。
その地域の課題を日本、世界の問題と繋げていく生徒たちの夢探究を支えていて。島の外と中でそれぞれ育ちかたが違うからこそ起こるそれぞれの思い込み、都会ではなかなか解くことができない思い込みを、この若い早い時期から視界が開けるようにサポートしていて。

卒業生のコラムでは、3年間のことを明確にわかりやすく表現していて、何を学びどう成長してきたかを自分自身の言葉で書く。こんなに表現ができるようになるということにすごく憧れました。
そして、自分が成長していく過程で下の学年の子達のために何ができるか、フットワーク軽く動く姿も書かれていて。普通の高校ではこんなに体験を積み重ねることができないこと、すごく羨ましく思いました。

そして、学習センター長。一人一人と向き合い、受け止め、どう成長させるか。そのスイッチを入れるためのやり取りが本当に羨ましく。スイッチを入れるために、「これはどうだ、あれはどうだ」と悩み判断してくれる大人がいるということ、すごく素敵だと感じました。
生徒たちのやる気スイッチを押して一緒にサポートしていくその環境が、大人のなった時にも絶対つながる大事な基盤だと思います。
これから求められるグローカルの力、 これから地方と海外が繋がることが増えていく中、この環境は貴重であるとともに、本来子どもたちが体験しなければならないことだと。小さい地域だからこそ、みんなの顔を知ることができ、問題も自分事として考えられる。それを机上の空論じゃない、現実問題として考えられる力をつけられる、未来を担う人づくりをしてくれる場所なんだと思いました。

そして子供たちのために、隠岐出身の子も留学生の子も関われるように進めているこの島が、この地域が、本当に素敵で、これから伸びるのはこういう生き方をしている地域なんだろうなと感じました。

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