モラハラ夫が両親に反抗しなかった理由

前回のnoteで、夫が両親にひどい扱いをされながらも文句を言ってこなかったことは洗脳のせいではないかも、と思ったことを追記しました。

そう感じた出来事を書きとめておきます。

日曜日、小学生の次女が昼間に光るおもちゃを暗くして光らせたくて、カーテンを閉めました。そこに、同じ部屋にいた夫の「閉めるなよ、おい」という大きめの声が。

夫の子どもへの無意味な怒りは見逃さないことにしているので、私は「自分が怒鳴られて育ったからって、それをするな」と言い、さらに「自分が怒鳴られたのに子どもを怒鳴れないことを不平等に感じるなら、あんたの親に言いな」と言いました。口が悪いですが、実際にもそう言ってます。負けないためです。

すると、夫は「言ってもわからない低級な親なんだよ」と。

それを聞いて、夫が両親に反抗せず、不当な扱いに文句も言ってこなかったのは、洗脳のせいではなかったかもしれない、と今さらながらわかった気がしました。

夫は、両親に「子どもの頃、こんなことが嫌だった」と言ったとしても、聞いてもらえそうもないから、言わないのかもしれない。

夫は、日々のイライラや怒りを私や子どもたちだけでなく、自分の両親にも見せます。一見、両親に何でも言えそうな夫が過去の文句は言わないのは、“親たちは悪くないと思っているからなのだろう、洗脳されてるんだ”と私は思っていたのですが、外れていたようです。

・(子ども時代が)楽しくなかった
・わかってくれない低級な親

最近、夫から、自分の子どもの頃のことや、自分の親を否定する言葉が出ます。

そのような変化はあっても、夫の怒りがなくなるわけではなく、ぶつける対象になりやすいのは、私と次女。長女は見事なまでに夫に反抗し続け、つかみ合いのケンカもして、夫のターゲットから外れました。

夫からすると、ちょっと大声でとがめただけで、私のことを異常にうるさいと思っているようです。夫が育った家庭の中では、日常的に父親が大声を出していたようなので、夫は自分のしていることに問題があると感じているのか疑問です。 言われて気づく感じなのでしょうか?

子どもを日常的に大声で威圧していた義父もそれを黙認してきた義母も、夫や義弟のことを本気で考えていなかったと思わざるを得ません。

夫は、私にうるさく言われ、大声を出すこと、たいした理由もなく怒ることはいけないと今は思っているかもしれませんが、やめることもできていないのが現状です。夫には、アンガーマネジメントしてほしい。

夫がどうしてそんな人になったのかをずっと考えてきて、夫の親の影響があると感じ、それを肯定するような夫の発言も増えました。背景がわかろうが、急に怒りをぶつけられるのは嫌です。

良い面を見ると、前は「私(娘)は悪くない」と夫に食ってかかっていましたが、今は私たちが悪くないことは大前提になりました。

夫の突発的な怒りがあったら、夫自身の問題だととらえます。「私(もしくは娘)は悪くないのに」と訴える手順を省き、短い言葉で、夫にやめるように伝えて、その場を去ることができるようになりました。

やっと、夫と同じ土俵に上がることを避けられるようになりました。夫とケンカになっていたのは、悔しいけれど、夫と私が釣り合っていたのでしょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?