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鬱は気づくけど、躁は気づかない 躁を自分で気づく方法

ピアサポーター 金子祐也

 鬱は気づくけど、躁は気づかない。

 意欲がなくて、つまらなくて、眠れないし、食事も美味しくない。今は鬱だなと気づきます。
 しかし、躁の時は自分の状態に気づきません。

 そういう人は多いと思います。自分もその部類です。

 万能感、全能感が出てくると、全身に力が漲ってきます。天気をも操作ができる存在です!

 楽しくて楽しくて気持ちがいいです。寝なくても大丈夫。疲れ知らず。いくらでも動けます。

 でもそういう時は自分の状態に気づきません。

 ただ唯一自分を客観視できる方法があります。

 それはファッションです。

 後先考えずに自分の見た目に全力を使う状態になっていきます。

 後から思うと奇抜なのですが、周りからいいじゃん、いいじゃんと言われると見た目に全力を使う状態になっていきます。

 いつだって何故か周りは、いいじゃんいいじゃんと言います。それを信じます。自分は天才なのだから。

 頭の先から足の先まで全身ピンク。左が長袖、右が半袖。ゴムが入っているジャージにベルト。全身ルイヴィトン。白のスーツに下駄。

 どんなファッションだったかはご想像にお任せします。

 ゼミの先生から「ファッションとしての知」と揶揄されたこともあります。

 自分の見た目にコンプレックスがありましたが、周りから評価されていると思い込み、こだわり続けた結果、最高のファッションを手に入れたと思うのです。

 一方、鬱の時は至ってシンプルです。ユニクロです。

 鬱は気づきます。躁は気づきにくいです。が、毎日自分の選ぶ服装を見ていると自分の状態がわかってきます。

 それで自分の状態を評価しています。

 大きな反動が来ないように自分の服選びをみて、自己モニタリングしています。

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