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ネガティブでいい。自信の付け方

わたしは元々、超がつくほどのネガティブだった。

とにかく自信がなかった。

自分に自信がなくなったのは、小学生の時からはじまったと思う。

クラスの皆のことをふと考えていたとき、

「〇〇くんは勉強が得意だけど、スポーツができる。〇〇ちゃんはスポーツはできないけど、勉強ができる。

私はどっちもできない・・・」

とふと気づいてしまった。

頭も超バカで、50m走も10秒台でめちゃくちゃ遅かった。

持久走大会も、学年でビリから数えたほうが確実にはやかった。

(そもそも、よく長距離走なんてやってたなぁ。。。遠い目)

元々ぽっちゃり体系だったのもあって、体系のこともいじられる事も多かったし、高校の時はそれをネタにして友達と自虐し合っていたけど

自分の太い太ももが大嫌いだった。

プリクラの顔をぐちゃぐちゃに塗りつぶしていた大学時代

大学の時は、自分嫌いがピークに達してしまい、友達と

プリクラを撮った時の自分の顔がきも過ぎて全部

ペンでぐちゃぐちゃに自分の顔を塗りつぶしたりしていた。(ヤバイ)


小学校1年生のころから、9年間クラシックバレエを習っていた。

そこは生徒数が20人くらいの、小さいスクールだった。

歴が長い事もあり、そのスクールではセンターのポジションを

もらえたりしていたけど、もっとひろい視野で見たら本当に

レベルにならない位の実力だった。

それは幼いながらに気づいていたけど、自分に自信がないから

その現実も見て見ぬふりをしていた。広い世界に行って、負けを知るのが怖かった。

高校、大学も自分の行きたいとこにいくことができたけど、それも

「本当に行きたい大学」ではなく、自分の実力の中で

確実に行ける学校を選んでいたからだった。


自信がないという事は怖い事で、いつしか自分のやりたい事を

「どうせできないから」と、夢をみることさえ忘れていた気がする。

だから、人生で挑戦をしたことなんて全くなくて、

常に人と比べている人生だった。


ネガティブだったからこそうまくいったこと


けど、ネガティブで自信がないからこそうまくいった事もある。

ネガティブで自信がないからこそ、「ただただやる」という事は出来た。

大学の就活時、第一志望の企業に落ち、唯一内定をもらっていた小さい会社に入社することになった。

めちゃくちゃショックだったけど、「とりあえず一年働こう」というなんとも言えない気持ちでコツコツ毎日を生きていた。

自信がないからこそ、同期においていかれたくないという恐怖心を持ち、日々コツコツ働いていた。

ネガティブで自信がないから、日々の対応を自分で振り返り、

「これでよかったのか」と先輩や上司に意見を日々求めていた。


この行動は、別に全く意識してやっていたのではなく

自信がないからこそ自分のルーティーンになっていたのだが

これが、その会社ではめちゃくちゃ評価された。

同期の中でビリになりたくないとだけ思ってやってきていたのだが、

営業成績も会社の中で上位の成績を上げられるようになっていた。


とても小さい会社での出来事だったのだが、社長に自分の

良い所を言語化してもらえたり、社内で評価してもらえた事で

初めて自分に自信を少し持てるようになった。

自信がない事が、始めて自分の人生でうまく働いた瞬間だった。


会社で評価されたことで、少し自信がついた私は

そのうち仕事を辞めて、ずっとしてみたかった海外での就業をすることができた。

自信がずっとなかったら、もしかしたら自分の可能性を信じずに

会社にずっとしがみつくような人間になっていたのかもしれない。


シンガポールでのインターン先でも、ネガティブ思考はまだ健在で

めちゃくちゃハードな職場ってのもあり、最初の1.2か月はべそべそ泣きながら夜まで仕事をしていたけど、

なんとか乗り越えることができた。


帰国をして、就活をしたのだけど、自分に自信がない大学生時代の

自分とはだいぶ異なっていた。

「自分なんか絶対無理」と全く見ていなかった大手企業も

みるようになったし、「まぁ無理だと思うけど受けてみよう」と

楽観的に構えられるようになった。

結果、自分がやりたい仕事をできるようになった。

Rのつく企業で、優秀な人が沢山いるのだろうけど、

そこで結果を出して頑張ってみたいとさえ思えるようになった。


今、自分に自信はあるといえる。


めちゃくちゃ自信があるわけではないけど、自分を信じる事ができている。

根本の私にもちろん自信は持ち合わせていない。

ネガティブスタートであることも全く変わっていない。

けれど、新卒の会社で、ありのままの自分を評価してもらえたことによって、

これで良いんだと思えるようになった。

シンガポールでのインターンを通して、

「あんだけ厳しい環境をのりこえられたんだから、次もきっとわたしなら大丈夫だろう」

と、自分を信じることができるようになってきた。

大学の時までは、自分のことは嫌いで嫌いでたまらなかったけれど、

今はまぁまぁ自分のことが好きかもしれない。

これは、自分を許して、信じてあげる事ができるようになったからだと思う。

ネガティブだっていい


いろんな自己啓発本とかSNSで、

「ネガティブでいたってなんも良い事ない!ポジティブに思考を変えてみよう!」と沢山謳っているけど、その言葉にいつも疑問を感じていた。

いや、ポジティブになれるならなってるわ。方法を教えてくれよ。と思っていたし、

そもそもポジティブとネガティブって2種類しかなくて、生まれ持った性格なわけで、

どっちが良い、悪いって決めつけるのはおかしいんじゃないかと思っていた。

ネガティブな人がポジティブになるのって、

ポジティブな人がネガティブになるのと同じくらい難しい事だと思う。


私が自分に自信を持てるようになったきっかけは、もう一つある。

大学4年に付き合っていた彼氏に、私の太い太ももが好きだと言われた事だった。

私は衝撃を受けた。

この世の中の人は、みんな細い人が好きだと思っていたから。

(少なくとも日本人男性は)

だから、その言葉を聞いた時、すごく救われたし、

自分のありのままを好きになってくれる人って、いるんだなと思った。


だから、無理やりポジティブになるんじゃなくて、

自信がない自分の事を、認めてくれる人が必ずいるから

その人の言葉を「そのまま受け取る」ことが

自信をつけるまずはじめの一歩なのかな、と思っている。


なんでこんなことを書いてみたかというと、

就活面接の自己分析で自分を振り返ったからだ。

ああ、自分ってめちゃくちゃ変わったな。と思った。

5年後の自分はどうなってるんだろうなぁ。




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