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「それはもしかしたら有り得たかもしれないけれど」

今回は催眠ママ本編のキャラ誕生日ネタです。9月25日がエメト・ルーアッハというキャラの誕生日でした。エメトはマザー管制機関<ナイツ>の司令でスターはその前司令、そしてレインの後見人という立ち位置です。詳細設定等はこちらから。


「おはようございます、エメト司令」
「おはよう」
すれ違う職員たちに挨拶しながらエメトはいつものようにオフィスへと向かう。
レインがスターの私邸があるキヨトから戻って一週間。
対シャドウウィルス感染者部隊のキャッスル・ビルダー大尉率いる第3中隊からの報告に苦虫を嚙み潰したかのような表情になる。
ダウンタウンの教会で発見されたシャドウウィルス感染者が、発見時には感染レベルBだったのに突如レベルDに変貌。
適切な処置をすれば救えたはずの命が【駆除された】とのことだった。
朝から重苦しい報告だ。思わずため息が漏れる。
「司令」
「あぁ、おはよう…」
後ろから声をかけられ。反射的に挨拶を返すエメト。
振り返ると、後ろにはナイツの職員たちがにこにこと微笑んでいた。
「…何か、嬉しい報告?」
首を傾げるエメトに職員たちは満面の笑顔で花束を差し出した。
「えっ?」
「「「お誕生日おめでとうございます、ルーアッハ司令!」」」
彼らの声に、通路を歩いていた職員たちも振り返り足止め、笑顔で拍手を送る。
突然のことに、エメトは面食って慌てて左手首の時計に目をやる。
そうか、今日は9月25日。自分の誕生日だった。
ここ最近慌ただしくてすっかり忘れていた。
しかもこんな形で部下たちから労われるとも思っていなかったので正直「びっくりした」とした言いようがない。
「あ、ありがとう…」
花束を受け取ると、瑞々しい花の香りがする。
黄色とオレンジの薔薇を中心にヒマワリ・ラナンキュラス等、両手いっぱいの花束だ。
全世界のネットワークであるGM(グレートマザー)システムの中枢であるマザーの覚醒と<機能停止(ブレイクダウン)>で有機物の生産や栽培量が落ちたままになっているT.Cityでこれだけの種類の生花を入手するのはなかなか難しい。おそらくキヨトあたりの業者から手に入れたのだろう。
鮮やかなビタミンカラーに元気をもらったような気がするし、何より部下たちのそんな心づくしが嬉しかった。
「でも困ったわね。こんな立派な花を飾れる花瓶がないわ」
「そうおっしゃると思いまして!!」
そう挙手した秘書のエイタが大きな花瓶を掲げてみせ、周囲はどっと笑い声に包まれる。
「ははぁ…犯人はあなたね、エイタ?」
「私は司令の秘書ですから。これくらい当然です」
彼女のスケジュール帳には真っ赤なサインペンでエメトの誕生日がマークされてあるに違いない。有能な彼女のことだ。周囲に声をかけて色々と手回しをしてくれたのだろう。
両手は花束でいっぱいなので花瓶はエイタに運ばせ、エメトはようやく自分のオフィスへと足を踏み入れる。
花瓶を窓辺に置いたエイタに花束を渡し、エメトはデスクの上にまたもや見慣れないものを見つけ、目を丸くする。
小麦色のバスケットいっぱいに盛られた、赤と深い紫色のペチュニアの花束だ。
「エイタ、これは…?」
「朝一番に参謀部の職員から届けられたものです。差出人名がなかったのでどうしようかと思ったのですが、検疫スキャンや爆破物検査など一通りして特に異常もなかったので通させていただきました」
差出人名がなくとも、参謀部からといえば一人しか思い当たらない。

デヴィット・マーヴィー。

連邦世界政府軍参謀部司令で、エメトの過去を知る数少ない人物である。

「…エイタ。ペチュニアの花言葉、調べてくれない?」
「え。あ、はい」
エイタがポケットから端末を取り出し素早く検索する。
私事だと思い、エイタ個人の端末で調べるあたり抜け目がない。
「ええと…ペチュニアは9月25日の誕生花ですね。
花言葉は『あなたと一緒なら心がやわらぐ』『心のやすらぎ』…あ、でも色によってまた意味が違ってきます。
白色が『淡い恋』、ピンク色が『自然な心』、赤色が『決してあきらめない』、明るい紫が『人気者』で…
濃い紫が…『追憶』」
エメトはエイタの言葉に耳を傾けながら、ペチュニアの色を確認した。
赤と濃紫で彩られたペチュニア。
添えられていたメッセージカードにはこう記されていた。

【28年目の君へ】

ただ一言。
その一言にエメトは思わず苦笑する。
もう、そんなに経っているのか。自分も年を取るはずだ。
物思いに耽る上司に一礼し、エイタは通常業務に戻る。
それと入れ違いに、ポニーテールを揺らしながら司令室に入ってきた人物がいる。レインだ。
「朝から人気者ですね、司令」
「見ていたの?」
「もう数分早ければあの輪に入っていたかもしれません」
言いながら、レインはデスクに腰掛けるエメトに両手に収まるほどのブレゼントバッグを差し出した。
「…お誕生日、おめでとうございます」
「律儀ね、あなたも」
「司令にはお世話になっていますから」
笑えばさぞ映えるだろうに、レインはにこりともしない。いや、少しだけ照れているのだろうか。
エメトでなければ気づかないほどの微細な表情だ。
「開けても?」
「たいしたものではありません」
レインからプレゼントバッグを受け取った途端、懐かしい香りにエメトはまたもや驚いた。
蜂蜜とココナッツの香り…これはもしや。
「…テイグラハ?」
「T.Cityで評判のユダヤ料理店がありまして。シェフにお願いして用意しました」
テイグラハは、ローシュ・ハッシャーナー(ユダヤの新年)に食す伝統菓子で、ショウガ風味を付けた小麦粉の生地を紐状にし、小さく切り、蜂蜜入りのシロップでナッツと共に煮てから熱いうちに丸めて成形し、テイグラハを山形に盛って仕上げる。ショウガを生地ではなくシロップに入れる場合もあり、果物の砂糖漬けをあしらったり、ゴマやココナッツフレークをまぶしてもよい。ナッツやドライフルーツを小麦粉の生地で包んでから煮ることもある。
プレゼントバッグにはテイグラハが入ったフォレストグリーンの紙箱と、もう一箱黒い箱があった。
箱に印刷されたエンブレムですぐ分かった。フランスの老舗紅茶ブランド『ティリア』のロゴマークだ。取り出してみると、パッケージには『À ma chère mère』と印字されている。
「司令はミドルイーストエリアのエルサレムのご出身だと聞いて…いや、言い出したのはウールで…それもあの…紅茶のフレーバーに、特に深い意味はなく…司令は私たちにとって良き上司であり……その、じょ………上司、です…」
こんなに口ごもるレインも珍しい。おそらく親代わりであるエメトの前でしか見せることがない顔だろう。
エメトは「ありがとう」と微笑むと、プレゼントバッグをデスクの一番大きな引き出しに仕舞い、レインに向き合う。顔を上げるほんの一瞬、無意識に左肩に右手を伸ばしゆっくりとほぐす。
「…お疲れのようですね」
「え?…ああ。最近なかなか疲れが取れなくてね」
そうエメトが言い終わるか終わらないかのうちに、レインがゆっくりとエメトのデスクの後ろーつまりエメトの背後に移動する。
「レイン?」
「…失礼します」
言いながらレインはエメトの両肩に手を伸ばし、ゆっくりと指圧する。
レインの指が的確に筋肉の凝った部分に入り、エメトは小さくうめく。
ゆっくりと、感触を確かめながらレインはエメトの肩をほぐしていく。
「…驚いた。あなたにこんな特技があったなんて」
「自己流です。自分の身体は自分でメンテナンスしたいんで」
「その通りね」
ふと、エメトの脳裏にある思いが過ぎる。
「…レイン。あなた、いくつになった?」
「2月で22歳になりました」
22歳。
二人が初めて会ったのはレインが13歳の時。
特殊能力児養成機関<バードゲージ>から連邦世界政府軍士官学校へ入学することになった時、
レインは自分が人工受精児ではなく、スター・チェイサーという男のクローンであることが、
これまで一度も会ったことのない女性の口から告げられた。
それが他でもないエメトだったのだ。
その事実を聞かされた直後、レインはその場で吐いた。
恐ろしいほどの屈辱感と嫌悪感。
自分のものだと、人工受精とはいえ両親の遺伝子で構成されている、自分自身のものだと思っていた身体は、まったく知らない男のコピーにすぎなかった。その事実が気持ち悪くて気持ち悪くて、とてもではないが耐えられなかった。
心配するエメトの手を振り払い、レインはバードゲージで同室だったウールたちの元へ逃げ帰った。
そして仲間たちの前でようやく泣いた。
「私…誰かのコピーなの…私はオリジナルじゃなくて、誰かの偽物なの…!私、クローンなの…!!」
13歳の少女に耐えられるものではない。
士官学校に進学したのちも何度も自傷を繰り返し、自殺未遂も図った。
そのことはエメトの耳にももちろん入っていた。
痛ましいことだ。
バードゲージを卒業してのレインの事実上の後見人だったエメトにとっても少なからずショックだった。
初めての出会いから12年が経ち、レインは成人し、自分も年を取った。
老いたとは思いたくないが、42歳という年齢に思いを巡らせる。
そうだ。
結婚していて、レインのような年頃の娘がいてもおかしくない年齢だ。
「…司令?」
急に黙りこんでしまったエメトに、レインは怪訝そうに声をかける。
そのレインの手に、エメトは振り向かないまま自分の右手を重ねた。
「し、れい…?」
顔を見なくてもレインが動揺しているのが分かる。
その彼女の手を、エメトはそっと握る。
今日は自分の誕生日なのだ。
普段なら決して口にできないこの言葉も、今日ぐらいなら口にしても許されるのではないか。

「……私が、あなたを産んであげてればよかったのにね」

エメトの背後でレインが息を飲んだ。
一瞬、自分の肩に置かれたレインの手に力がこもる。
握った手が、わずかに震えていた。
そこでエメトは大きく息を吐いた。やはり口にすべきではなかったか。
だが…どうしてか。
今日だけはこの言葉を口にせずにはいられなかった。
謝罪の言葉を口にしようとした次の瞬間、デスク上のヴィジフォンがけたたましく鳴り響いた。
その音にエメトもレインも現実に引き戻され、エメトは反射的に受信ボタンを押す。
「私だ」
『失礼いたします、司令。オザキ市長から警備体制強化の件について再度提案修正の要請です。本日午後からならスケジュールに余裕があるのですが…でも、あの…最近スケジュールが過密で、少し休まれたほうが…』
「いやいい、13時から予定を入れてくれ。午前の予定を繰り上げれば問題ない」
ヴィジフォンの画面の向こうではエイタが心配そうな表情をしている。
エメトの睡眠時間までも管理している彼女だったが、上司のいつも通りの涼しい表情に意を決したように『分かりました』と返答した。
ヴィジフォンをオフにし、レインに背を向けたままエメトは立ち上がる。
「出かけるわ。…さっきの言葉は忘れて」
それだけ呟くと、エメトは上着を片手に司令室を後にした。
主がいなくなった部屋で、レインはしばらく呆然と立ち尽くしていたが、思い出したように早足で自分のオフィスに向かう。途中何人かの職員とぶつかりながら脇目も振らずにレインは歩いた。
「レイン課長代理、おはようござい…?」
レインのただならぬ剣幕に、たまたまオフィス前に居合わせた部下のナガツキが思わず道を譲る。
「ナガツキ」
「は、はい」
「誰も近づけるな」
低く唸るレインにナガツキは消え入りそうな声で「分かりました」と返す。
レインはオフィスに入ると内側からロックをかけ、ヴィジフォンもオフにした。
荷物を投げ出し、荒い息を吐きながら子どものようにぺたりと座り込む。
(私が、あなたを産んであげてればよかったのにね)
エメトの言葉を思い出し、レインは自分の両肩を抱いた。
両手が、肩が。
全身が震えていた。
幼い頃から自分は人工受精児だと信じ、そして今はスターのクローンとして生きている。

その自分に、母親?

「親」という言葉に、半ば混乱している自分がいた。
エメトの、これまで聞いたことのないような優しい声音。
自分の手に添えられたエメトの手は温かく、慈しむように自分の手を握ってくれていた。
確かに、年齢的には自分のような娘がいてもおかしくはない彼女だけれど、でも…。
「…お、かあさん…」
レインは己の呟きに驚いた。

今、自分は何と言った?

愕然とするその両目からボロボロと涙が零れた。
エメトの言葉に、そして自分の口から洩れた呟きに、こんなにも激しく心を揺さぶられている自分がいる。
一般的に右目から多く出るのが嬉し涙で、左目から多く出るのが悲し涙と言われている。

嬉しいのか。悲しいのか。

どちらか自分でも分からない。

ただただ、虚しかった。
どう足掻いても無理なのだ。

自分が『レインボウ・チェイサー』である限り、絶対手に入らない。それが『血の繋がった肉親』だ。
遺伝子的にはスターやその妻のミラージュや息子のクラウドが家族と呼べるかもしれないが、レインはそんなもの認めたくない。絶対に。
でもだからといってこの身体の血肉、細胞すべてを入れ替えることなどできるはずもなく、また、簡単に自分自身を手離せなくなってしまった。
以前のように自傷行為をすることもなくなっていたのだ。
それもウールを始めとするキャッスル、ロータス、ムーンというバードゲージの仲間がいたからだ。
だからこそ自分は『レインボウ・チェイサー』足り得るのだと、固く信じている。

『この世界』で、自分は『レインボウ・チェイサー』であるしかないのだ。

でも。
それでももしチャンスがあるのなら。

生まれ変わることができるのならば。
あるいはまた、別の世界の住人として生を全うすることができるのであれば。

その時は望んでもいいだろうか。

ありきたりな、普通の人間としての生を。

「う、あ……あぁああっ…!!」

レインの唇から苦悶の叫びが漏れ、滂沱の涙が流れる。

両親がいて…もしかしたら兄弟がいるかもしれない。
そしてバードゲージの仲間たちや、エメトたちのような上司もいれば…。

「主よ…」

普段のレインからは決して紡がれることのない言葉が零れる。
レインは神の存在自体は信じている。だが、だからこそ許せないと思っていた。
この世の不条理を。
己の身に降りかかる、ありとあるゆるすべての厄災を。
その彼女が肩を震わせ、涙ながらに祈りの言葉を呟いた。

「…ロザリオの祈り、苦しみの第五玄義…
この一連を献げて…主が十字架にくぎ付けにせられて死し給いたるを黙想し…
聖母の御取り次ぎによりて、救霊の…救霊の恵みを…こい、ねがわん……」

十字架につけられた主イエスが、御父のみ旨を果たして息を引き取る一節で、「この一連をささげて、救いの恵みがすべての人に与えられるよう聖母の取り次ぎによって願おう」という祈り。

オフィスに、救いと祝福された生を求める魂の祈りが響いていた。

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司令の誕生日SSのはずなのに、最後レイン目線になってしまいました。
『本編とも絡ませつつ、現パロへの布石になれば』という終わり方にしました。

ヒューーーーー!媛貴さん、やるじゃん!!!!!(自画自賛)

ロザリオの祈りですが、おそらく教会育ちのキャッスルから聞いたんでしょう。多分。
ついでに付け加えるならば「神の存在を信じているだけであって、信心深いわけではない」です。
信心深ければあそこまで捻くれることもないかと。多分。
祈りのことばは「咄嗟に」または「思わず」出てきたものでしょう。
それだけ「レインボウ・チェイサーというキャラクターが背負っている業(カルマ)は重い」と認識しています。
そして関係ありませんが、個人的には『喜びの第二玄義』が大好きです。
紅茶ブランドについてですが架空のもので、『菩提樹』を意味します。
「Tilia(ティリア)」は、ラテン語の「ptilon(翼)」が語源となり、包葉が翼状に花梗につくことに由来するといわれているそうです。
実存するフランスの老舗紅茶ブランド「マリアージュフレール」をイメージしており、まだ飲んだことないけれどフォロワーさんで好きだという方がいらしてずっと憧れています。
『À ma chère mère』については興味がある方は調べてみてください。

「虹」世界軸においてもラテン語とドイツ語などで表記している文章があるのでこちらに投稿している文章も翻訳して色々深読みしてみてください。

当時のラフが残っていたのでペタペタ。エイタのラフがこちら。

画像1

ナガツキのラフはこちらになります。

画像2

エイタは当時ギルマスをしていたオンランイゲームのギルメンに許可もらって外見を使わせてもらってました。ナガツキは「いいとこの坊ちゃん」をイメージしていたような気がします。レインとエメト司令し枚数あるんでリンク貼っておきます。レインがこちらでエメト司令がこちら

今月は「いい夫婦」だの「いい兄さん」だのイベントが目白押しなんで更新が過密になると思います。ホントは絵が描きたい。絵が描きたいの…!!

そもそも、この催眠ママ20周年記念の発端は彼女「エメト・ルーアッハ」という存在でした。催眠ママ公開当時、ボイスドラマ企画をやっていたのですが、その時ボイスドラマ企画をしつつ、エメトの声を当てさせてもらったのが私でした。6月に動画を作っていたみたいなんで上げておきます。

というのもコロナ禍で連日のようにニュースで小池都知事の姿を見るようになって、それがエメト司令の姿と重なったのがそもそもの発端のような気がします。で、そこからステイホームが続いて、私も結婚して実家から荷物を引き上げないと…って話になった時、出てきたのがこの「Hypnotic Mother」でした。20年も前とはいえ、設定見ていたら当時は気が付かなかった色んな事が見えてきたり、新しい疑問や予測が出てきたり、本当の意味でタイムカプセルを開けた気分でした。

一番気になったのは、原作で語られることのなかった、
唯一にして決して言葉にされることのない始まりの元素。

マザーという絶対的な世界に愛されながら、それでも愛を知らない子どもたちが(取り分け主人公のレインが)、ただ自分を探すためだけに傷つき悩む姿を見るのはどうにも痛ましくて仕方がなかった。
12月に私自身が彼女の親代わりであるエメト司令と同じ年齢に達するからなのもあると思う。

最初はただ、なんとなしに現パロがあったら面白いなぁと思っていた。

でも設定や話が段々膨らんていくうちに、原作が未完であるが故に、
ならばこそあえて世界を再構築して(または違う別次元の世界として)
彼女たちが生き生きと生きるとこができる作品を創るのもありなのではないだろうか。
そう考えるようになりました。

それが、『ある多方面から覗いた通常ならば有り得ない平行世界』であり、
それ故の表題『Tune the Rainbow=調律された虹(せかい)』
であればいいなと思っています。

相方とのんびり思い出に浸りながら、<ワタシ>は猫箱の外でゆっくり物語を綴ろうと思います。

気に入っていただけましたらサポートお願いいたします。執筆しながらコーヒーブレイクさせていただきますね!