音楽との生き方

2019年2月13日 21:44

昔の楽譜を引っ張り出して、練習室で音出し。

私も同じ舞台に立ちたかったなぁと、SNSを見ながら、今日という記念日と同じ日に練習しながら想った。

寂しいけど…色々事情が重なり仕方ない。
私は私で練習をしなきゃいけないので頑張る。
意外と体が覚えているので、自分を信じて練習あるのみ…。

私は吹奏楽経験者ホルンを吹いていました。

部活のために学校に通っていたような日々。

クラスにいるより、音楽室にいる方が落ち着く。

ペンを持つよりも、ホルンに触れている方が生き生きしていた、典型的部活少女でした。

高校時代は家族よりも吹部の仲間たちと一緒にいたと思うほどです。

本気で泣いて、本気で笑って、本気で音楽に向き合って、まっすぐすぎて何度もぶつかったけど、今でも大切な仲間です。

今は部活の副顧問もしているのだけど、教えている子たちと一緒に基礎練したりして、色々取り戻している。

1年生からホルンを始めた子がとっても上手になってきて、本当に嬉しい。

そういう成長を感じられるのはとても幸せだなぁって感じるし、何よりデュエットしたり、ハモったりが楽しい。

近頃は部全体の成長が著しく、こちらが驚かされることがたくさんある。

演奏以外の準備や片付けはもちろん、練習内容も自主的に色々と動き、お互いに声を掛け合っている。

関わる人がたくさんの水を与えたので、みんな芽吹き成長をしている。そんな気がする。

話逸れてしまった。

働き始めて、自分はどうやって過去の経験を生かして音楽と生きていこうかなぁと思っていたけど、今は今で幸せだ。

音楽から離れたくなくて、音楽で生きていこうと考えていた時期もあった。

でも、私にとって音楽はとても大切な宝物のような存在だから、音楽で仕事をしたいわけではないと分かった時に、それまでのモヤモヤが晴れた気がした。

甘いのかな、この考え。

でも、いろんな考え方がある世の中で「音楽を通して人生を教えている」ことをずーっとし続けてくれた先生に心から感謝しています。

「音楽との生き方は、人それぞれだから」と言ってくれたこと忘れません。

私は私なりに、ちゃんと、スピリッツを受け継いでいきたいです。

今も付かず離れずの距離で関わり応援できていることも、たぶん、いや絶対幸せなことなんだと思う今日この頃。

たまに、東府中の駅に降りて劇場に足を踏み入れると、あの時のことが走馬灯のように駆け巡ってなんともいえない気持ちになる。

あぁ、ここで泣いたな、とか
あぁ、ここで緊張して震えてたな、とか、
あぁ、ここで叱られたな、とか。
この一面ガラスの前で思い切り笑ってはしゃいで、仲間と写真撮ったなとか。

懐かしい、だけじゃ説明できないたくさんのことが、今では私の一部になって全部が繋がってる。

いやしかし、
何度聴いてもあの曲はやっぱり名曲だし、
聞くだけで涙出る。

Fからが好きだ。
後半にかけてホルンの見せ場が増えていく…
撫でるようなメロディーが好き。