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「聞いてはいけない」要約してみたで

おおきに、今日はこの本。大人になってからのお話やで。

聞いちゃあかん大人の説教

ほんまに、"評判悪いよ"って人に近寄らん方がええねん。

社会人になると、学生の頃にはあんまり聞かんかったフレーズがどんどん出てくるんやろうけど、新入社員さんは少しずつ大人の言葉を学んでいく必要があるんやで。

言葉ってのは、色んなことを伝える手段やけど、中には他人の気持ちをコントロールしようとする人もおるねん。その中でも、一番やっかいなのは、「おい、例のことなんやけど、評判悪いで」っていう言い方やで。そんな時、言われたら、なんか「あやしい感じ」がして、自分の言葉でちゃんと批判されてないってのが、ウラヤマしいところやねん。

みんな、自分で何かを考えて判断することって、あんまりないんやで。ほとんどの人は、周りの状況や他の人の評判を参考にして、なんかの判断をするもんやと思ってる。"評判悪いよ"って言う人は、単に自分が気に入らないことを、まるで"みんなの声"やみたいに伝えてるだけやねん。でも、言われた側は、なんか「見えない脅威」があるんやと思ってビクビクすることになるねん。

逆に、同じ心理を使ったちょっとポジティブなフレーズがあるねん。「○○が感心してたって言うてたで」ってのや。ええ仕事した部下に対して、自分の判断で褒めるんじゃなくて、他の人の評判を使って、もっと自信を持たせるんやで。

若い人に向ける言葉ってのは、その人の仕事ぶりを示すこともあるねん。自分の意見をストレートに言わずに、他人のせいにしながら、自分に都合のいい方向に持っていこうとする人とは、ちょっと距離を取った方がええかもしれんで。

「寄り添う」って言葉

最初は物理的なアクションの意味やったのに、いつの間にか心の中での態度や考え方を指すようになってきてるんやないかと思うわ。ちなみに、「手を組む」や「頭が上がらない」みたいなフレーズもそんな感じやねん。でも最近、特に耳にするのが「寄り添う」やな。

政治家が「被災者の気持ちに寄り添います」って言う時、実際にどういうプランがあるか、具体的なことはあんまり言われてないことが多いわ。同じくビジネスでも、「ユーザーに寄り添う」「お客様に寄り添って」とか聞くけど、それについて何が問題なんか、何を実際にやるかってのはあんまり明確にされてないことが多いねん。言葉はいい聞こえるけど、「何となく良いことを言ってるだけ」って感じやろ?

「寄り添う」って言葉の中身をちゃんと考えるなら、例えば「顧客のニーズを詳細に把握して、課題を見つけ出して、最適な解決策を提供する」とかやな。やったら、それを具体的に行動で示すことが一番賢いやろうな。

「机上の空論」って言葉、けっこうよく聞くよね

言う人たちって、実はちょっと特徴があるんや。一つは、提案されたことが自分にはちょっと難しすぎて、よく理解できないから、そんなんは空論やと思っちゃう場合。もう一つは、なんとなくは分かるけど、今の状況から大きく変えるのがめんどくさいから、空論って言っときたい場合やねん。

「仮説思考」って言って、新しいアイデアを考える大切さを説いてる人もいるけど、実際にアイデアが出てくると、「それは机上の空論じゃないか」とか言うことがよくあるわ。これって、ビジネスだけでなく、大きな発見や発明も、最初は「頭の中のアイデア」からスタートしてるんやで。だから、「机上の空論」ってのは、本当は宝の山なんや。ただし、変化が苦手なミドル層が邪魔してくることもあるねん。そして、気をつけないといけないのが、どの組織にもいる「名ばかりのスペシャリスト」って人たちやねん。

ある人が言うてたんやけど、スペシャリストは特定の分野に詳しくて、その分野ではトップクラスの腕前を持ってるんや。一方、プロフェッショナルは、目的を達成するためにあらゆる可能性を考えて、最適な方法を見つけ出し、成功に導く人なんや。新しいことをやりたいとき、プロフェッショナルは「どうやったらできるか」を考えるけど、スペシャリストは「できない理由」をたくさん挙げがちやねん。こんな「名ばかりのスペシャリスト」がいると、新しい提案が「机上の空論」にしか見えへんこともあるねん。

自分の組織の未来を考えるとき、この「机上の空論」への対応って大切やと思うわ。

新しそうな言葉やけど、それってホンマに正しいんかしらね?

「老害」とか言葉が使われるようになってな

若い世代が「上の世代がなんか詰まってる」って感じること、世界中どこでもあるやろうねん。そんな中で「老害」という言葉が登場してきたんや。

まあ、確かに「非公式な権力構造」がずっと残ってるってのは、「ホンマに困った老害」やと思うわ。社長も退いてるのに、まるでまだ大物経営者みたいに権力を振りかざってるの、日本企業が停滞してきた大きな原因の一つやし、そういう「老害」には文句を言うべきやねん。

でもさ、最近のネット上で広まってる「老害」って言葉の使い方、なんか引っかかることがおおいねん。高齢者がちょっと問題行動するだけで、すぐに「老害」とラベル貼って、考えるのを止めちゃうみたいに思えるわ。若い人でも、「老害」とか言わないで、自分の仕事の質を上げることに専念してる人、けっこうおるねん。いつも「まだまだ学ぶべきことがある」とか、他人のせいにせんで、自分で頑張ってるんや。

毒のある言葉ってのは、無駄に人を腹立たせることになるねん。「老害」って言葉は、まさに毒の強い言葉の代表みたいなもんや。そういう言葉で他人のことを非難してるうちに、気づかぬうちに自分が狭い場所に閉じ込められて、キャリアの選択肢もどんどん限られてしまうこともあるねん。毒のある言葉を発すると、段々と自分にも毒が回ってくることもあるねん。だから、自分で自分の道を切り開くことを考えた方がええと思うわ。

「劣化」とかいうネットスラング、最近よく耳にするよね。

主にタレントの見た目の変化をからかう時に使われることが多いけど、この15年ほどでなんでもかんでも「劣化」と言われるようになって、本のタイトルにも山ほど出てくるようになったんや。社会的な観点から「劣化している」と表現されるのは、比較的新しい感じがするね。でも結局のところ、言われてることって結局「昔は良かった」ということやんね。

「終わってる」「オワコン」という言葉、古いものをちょっと揶揄するために使われてたんやろ。最初は若い人たちが上の世代をからかうために使ってた感じやったね。でも、その使い方が続くうちに、結局は「昔の方が良かった」という文脈で使われるようになってたみたいやねん。ビジネスの世界でこれを持ち込むと、チャンスを逃すことになるね。

比較対象が増えると、「やっぱり昔の方が良かった」とか思っちゃって、「劣化した」と感じて「終わった」と言っちゃうことあるねん。でも、ゴルフや釣りなんかも、一時は「オワコン」と言われてたけど、息を吹き返すことがあるんや。真剣に仕事に取り組んでる人は、簡単に「終わった」とか言わんやろうね。

呪縛の言葉から解き放たれて、前に進もな!

「人に迷惑をかけるな」ってフレーズ

日本ではよく使われるけど、これって行動を制約するような意味合いがあるよな。でも、「迷惑をかけない」ことを第一に考えすぎたら、大事な仕事が進まなくなっちゃうこともあるんや。

海外のビジネスリーダーたちは、そもそも「迷惑をかける」という発想があんまりないように見える。あんまり「お行儀が悪い」とか言ってる間に、世の中はどんどん変わっていっちゃうんや。

子育てや社員の育成など、色んな場面で「迷惑をかけるな」と言われることは多いけど、今、この言葉を見直す時期なんじゃないかな。特に、新しいことをやり始める時には、自分らしいアプローチや主体性を大切にし、リーダーシップを発揮することが大切やと思うわ。

「やればできる」って言葉

実は仕事の現実ではあんまり通用せんことがあるねん。この言葉、ロクに勉強せん子どもが言うように、本来やるべきことをさっさとやらない人を励ますための言葉やね。具体的な行動プランを示すわけやなく、単なる精神論やから、あんまり役に立たないこともあるわ。

「昭和の職場」ってやつでは、出来があまりよくない人でも、とにかく指示されたことを「やる」ことで何とかなることもあったねん。それとか、「やる」ことが特にスキルを必要とせんことが多かった。やから、「やればできる」って言葉が通用したんやろうね。

でも、最近は「新卒一括採用・終身雇用」みたいな、ひとつの会社にずっと「属す」よりも、自分のスキルに応じた条件で「契約する」感覚が増えてきてるわ。その変化の中では、「やればできる」って考え方では足りないこともあるねん。各自が自分にできることを見つける時代になってきてる。だからこそ、学び直しやスキルアップが求められるようになり、政府も「リスキリング(re-skilling)」を奨励してるんやで。

最近は「デジタル化」がめっちゃ重要視されてるよね

国もデジタル庁作って、企業にとってデジタル・トランスフォーメーション(DX)ってのが必須になったわけや。それなのに、なんで日本は「デジタル後進国」と言われてしまったんやろうか、ちょっと考えてみよう。

一つの理由として、近代以降の社会システムがしっかりしてたから、「変わる必要性をあんまり感じへんかった」ということが挙げられるねん。新型コロナウイルスのワクチン接種券が日本では郵送されたのに対して、インドではスマートフォンで手続きができてたって話や。これは、日本の郵便システムが頼りにされてたせいかもしれへん。同じように、キャッシュレス化も日本が遅れてる理由として、贋札が少なくて治安が良かった社会だからやと考えられるねん。現状がうまく機能してると、変化するのがめんどくさいと思うようになって、保守的になっていくんやないかな。それが「デジタル後進国」になった大きな理由やと思うわ。

日本は昔、いくつかの分野で世界をリードしてた成功体験があるけど、それから長い停滞期間を経てきたんや。ここから脱出するために、二つの方法があるねん。一つは、時代に注目される産業分野、つまり「大きな道」で競争してがんばること。もう一つは、国全体の強みを活かすことを考えることやね。新興国とコスト競争をするよりも、日本は独自の文化体験を大事にして、産業や経済にも良い影響を与える方がええんちゃうか。その際、デジタル技術がめっちゃ力になることは明らかやねん。

「こんなの誰にでもできるのに」と思ったらダメやで。

どんなに簡単や単純なことでも、人によって上手くできたりできなかったりするんや。たとえば、会議をセッティングするという仕事だって、人によって差が出ることあるねん。最近はコロナのせいで在宅ワークが増えて、オンライン・ミーティングがバンバン入ってくるから、忙しい人はトイレ行く時間もなくなることもあるんや。そんな中で、ある新入社員が「60分の会議を50分でセッティングしよう」と提案して、実行したら、チームのみんなから感謝されたって話があるねん。

見た目は簡単そうな仕事でも、「こんなの誰にでもできるのに」と思うことで、自分の仕事の可能性を狭めてしまうことがあるんや。誰にでもできる仕事ってのはないねん。自分のチャンスを「誰にでもできる仕事」にしちゃうのは、もったいないことやで。

ほなそろそろ締めよか??

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