「意識高い系」ってなんだ?
みなさん、こんにちは!🙋♀️
皆さんは、「意識高い系」と「意識が高い人」の違いって分かりますか?
今日は、近年よく耳にする「意識高い系」について、いろいろ考えてみました。
まず、「意識高い系」ってなんぞや?というところから
意識高い系とは、自分を過剰に演出するが中身が伴っていない若者、前向きすぎて空回りしている若者、インターネットにおいて自分の経歴・人脈を演出し自己アピールを絶やさない人などを意味する俗称である。 大学生に対して使用されることが多いが、ビジネスマンや主婦など若者・学生以外の層に対して使用される場合もある。 (Wikipediaより引用)
これは、去年(まさに私が大学に入学した頃)から、使われ始めたネットスラングだということですが、皆さんも1度は聞いたことはありますよね?
Googleで検索してみると、「意識高い系」と打つだけで、こんなにも沢山の候補が出てきます。
さて、今回注目したいのは、この検索候補の中でも「意識高い系 うざい」「意識高い系 気持ち悪い」の2つです。
なぜ、「意識高い系」といわれる人たちはうざがられるのか、気持ち悪がられるのか。
結論として、このように揶揄される人達が偽善者に見えるからではないでしょうか。
例えば、この「意識高い系」という言葉は、大学生に主に使われますが、そういう大学生の中でも、本当に意識が高い人の真似事をしている人達に向けて使われます。
しかし、私が感じるのは、「意識高い系」という言葉の中が、本当に意識が高い人(例えば、起業したり、ボランティアやワーキングホリデーをしたりなどの課外活動に積極的に取り組む人や、ブログなどで情報発信を行っている人)に対しても、差別的なニュアンスで使われているということです。
これは、私の経験ですが、とあるサークル(所謂、遊ぶことがメインのサークル)のサークル説明会で、ある先輩に「どこのサークルに入るかもう決めてるの?」と聞かれたんです。
そこで私は、「海外ボランティアのサークルに興味があります」と答えました。すると、その先輩は
「いやいや、ボランティアとか胡散臭いじゃんww」
というふうに嘲笑いました。
なぜ、ボランティアは胡散臭いのでしょうか?
なぜ、本当に自分がやりたいことを一生懸命やっているのに、「意識高い系」と一括りにされるんでしょうか?
最近は、このように本当に何かに全力で取り組む人達に対する尊敬というよりも、バカにしたり、偽善者扱いする傾向が強いと思います。
その一方で、社会に対して反抗的な人物を支持する人々、熟考することなく「社会に物申す!」という人達に同調している人々は日に日に増している気がしてなりません。
例えば、「NHKを〜」で有名な某政党が議席を獲得し得たり、「青汁王子」で有名なあの人が今、TwitterやYouTube上で大きな支持を得ていたりします。
決して、社会対して反論を述べることが悪いことではないと思います。
でも、何故、先に挙げたような、先導きって社会に世論で対抗しようとする人達の意見は、よく考えもせずにその勢いに乗せられて肯定するにも関わらず、意識高い人達を肯定しないのか。
それはおそらく、日本人にはもう、「正義」や「正当性」の基準が曖昧になって、それを追い求めるのに疲れたからではないでしょうか。
つまり、腐敗している日本政府を目の当たりした私たち日本人は、これから日本を変えていく、日本の未来を明るくしてくれるのは、エリートではなく、腐りきった社会に反旗を翻すような救世主を求めている。
そう感じます。
だから、人々は、その人の本質をちゃんと見ようとせず、思考を停止させ、真の意識が高い人ですら、「意識高い系」として一纏めにされるんでしょう。
でも、私もそんな出来た人間じゃないので、たまに、自分より優れていて、なにかを成し遂げている同級生や、上級生(所謂、真の意識高い人達)を見ると「意識高い系の人達はすごいなあ」と思ったり、「ほんとあの人って意識高い系だよね〜」なんて友達と話したりしてしまいます。
だけど、それで終わりではなく、内省し、自分と彼らとの違いを考えてみたり、何が足りないのか分析してみたりします。
こうやって、誰かを表面的に見るだけで「意識高い系」のようにレッテルを貼るのではなく、きちんと本質まで見ようとすること、そして、自分の本質も見直してみることが大切だと思います。
今回は、「意識高い系」について自分の経験を踏まえて、考えてみました。
ネットで調べると「意識高い系」と「真の意識が高い人」とか混同されがちで、同義として捉えられて書かれているページなどもありますが、私は、決してこの2つは同義ではないと考えます。
皆さんの周りに、「意識高い系」と言われている人がいたら、その人のことを表面的に見ただけでそう決めつけていないか考えてみてはどうでしょうか?その人の見方が少し変わるかもしれません☺️
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
それでは〜👋
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