マガジンのカバー画像

あん摩マッサージ指圧師の本音と現実

7
個人経営のあん摩マッサージ指圧師です。 同業者の方とは「うちはこうです、こうしています」みたいなお話ができたらうれしいです。 この資格を取ろうと思っている方には、現実(メリット・…
運営しているクリエイター

#あん摩マッサージ指圧師

マッサージを「仕事」にしなければよかった。と思った日

私の悩みが爆発した 私。。困っている人を助けているだけなのに お金をいただくのはなんか違う! ずーっともやもやしていたものが頭の中ではっきりして もう、マッサージはボランティアにしようか でも生活費はどうする。。。現金がなければ家賃や光熱費が払えない。 生活のために仕事をして、休みの日にマッサージするか。  …そんな時間は今さら作れない。 ん- ボランティアだけで生きている人はいるのか?どうやって生活しているのか?調べよう、と考えていた。 ちょうどその日、患者さんとそ

どこに行ってもよくならなかった方のために

誰かの痛いところに手を当てる。 この仕事に就いて10年くらいになります。 当初からセンスのようなものはあったようで、患者さんからお褒めの言葉をいただいたり 指名制ではない職場では「あ、ラッキー」「今日は当たりだ」と喜んでいただくことが結構ありました。 そんなに特別なことはしていないつもり。ではありますが 押してほしいところを押してもらえる、とか どこを触られても、くぅ~そこそこ…というポイントにハマる など、言っていただけるとお役に立てているようでうれしいです。 たまに

口数の少ない施術者…与えるよりも受け取るタイプです。

私は施術中にあれこれ話すのが得意ではありません。 頭を使わない世間話なら良いのですが、身体の話など、難しいことを説明しながらなどは、手か頭が止まってしまいます。 ここがこうだから、という説明は必要だと思っていますが、雑談が盛り上がって手元が疎かになる施術者を見て不快だと思ってきたので(笑) 施術を受けてリラックスしたい、静かにウトウトしながら受けたいという方もいらっしゃるし そもそもこの仕事は、患者さんの心や体の訴えを聞くことが大事だと思っているので、こちらからあれこれ無駄

マッサージ師の仕事は揉むだけではない

国家資格なのに…国家資格だから…がっかりすることやウンザリすることも多いですが、この仕事は好きなのです。 施術することも、 お話を聞くことも、 どうしたら楽にして差し上げられるか、わたしに何ができるかをあれこれ考えることも。 医療に携わる者には、今後その方の身体がどうなっていくかが予想できます。このまま何もせずにいたら、悪くなっていくだろうと想像できてしまったら、放ってはおけません。 お節介なようですが、マッサージでどうにかできないかなと必死に考えて施術しますし、根治は無