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【メンタルケア心理士/こころ検定2級】勉強方法は?

こころ検定2級/メンタルケア心理士は、公式テキストで勉強します。

公式テキストは、通信講座(49,000円)もしくはメルカリ(2〜3万円前後)で入手できます。通信講座を受講しない場合、試験に合格してもメンタルケア心理士の申請ができない場合がありますので、ご注意ください。



まずはテキストを読む

最初に、テキストを読みます。テキストは3冊あり、どれもかなりのボリュームです。

それぞれの特徴は以下の通りです。

○精神解剖生理学基礎
人体のさまざまな臓器について書かれている。臓器の解剖や生理学(働き)など、生物学の知識が問われる。理系で生物を履修していれば何とか理解できるが、まったく知らない場合は、大変。
臓器別に起こりやすい精神疾患についても記載がある。

○精神医科学基礎
精神疾患がずらずら〜!!並び、それぞれの疾患についての説明があります。正直、めちゃくちゃ多いです。学生時代に一度精神科を勉強していても、大変でした。1周目はボリュームを感じながら、さらっと理解できるところだけ目を通して、問題演習をしながら読み直すのがおすすめです。

○カウンセリング基本技法
いわゆる「カウンセリング」について書かれています。初学者でも理解しやすい分野が多いかもしれません。カウンセリングや臨床心理学の歴史についても書かれているので、そのあたりは細かい知識が出てきます。


心理学の知識がある方は、「カウンセリング基本技法」や「精神医科学基礎」から始めると楽かもしれません。生理学や解剖学の知識がある人は「精神解剖生理学基礎」からだと、馴染みのある言葉が出てきます。


テキストに目を通したら、すぐに問題を解く

テキストの内容は膨大です。すべてを理解しようとしても、なかなか頭に入ってきません。それよりも、アウトプットをしながら何度も読み返して記憶を定着させることをお勧めします。

具体的には

テキストを1周読む→添削問題集を解く→わからない部分や間違った問題をテキストで確認する

を繰り返します。

最初は一問解くだけでも、10分〜30分の時間がかかると思います。1日5問程度を目標に、頑張って解き進めてください。およそ1ヶ月〜2ヶ月で一周できると思います。

問題を解く時に、参考となるテキストページを書き込んでおくと、あとから復讐しやすいです。

二周目以降は、覚えている部分もあるのでスピードアップできると思います。最低三周、できれば問題と解答を、解答は間違った部分を訂正できる程度まで、繰り返し解いてください。

添削問題集と並行して、公式テキストについてくる過去問題集も解き進めてください。


*添削問題集のオリジナル解答解説はこちらで公開しています。



勉強時間は3ヶ月〜半年

医学や心理学、カウンセリングの基本知識がある場合は、1日1時間(平日のみ)で3ヶ月程度で勉強できると思います。一方、まったくそれらの知識がない場合は、半年程度を見ておくのが良いかもしれません。

私は添削問題集を5周した後、過去問題集を2周しました。ある程度、添削問題集で知識を定着させていたので、過去問題集はすらすらと解けました。


合格のポイントは公式問題集!

当日の試験問題は、問題集に出た問題以外も出ます。ですが、初めて見る問題は誰も解けません。合否を分けるのは、「添削問題集」「過去問題集」に関連する問題をいかに正確に解くかです。

問題集をある程度終わった後、テキストをぱらぱらと復習していましたが、本番は「え、ここ、聞くの?」というところが出ており、答えづらい問題もありました。

問題集で「誰もが見たことのある問題」を確実に解くのが大切だと感じました。


選択肢はテクニックで絞りこむ

これは裏技的なテクニックですが、選択肢の文章から、ある程度、答えを絞り込むことができます。

キーワードは「絶対」「必ず」です。

「AがBであることは絶対にない」
「Aであれば必ずBである」

といった文章は、間違いである確率が高いです(もちろん、正解のこともあります)。強めの口調で断定している選択肢があった場合、それを除外して答えを選ぶのもいいかもしれません。


こころ検定の結果は……

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正答率70%以上で合格のところ、88.3%でした。

1. 精神解剖生理学基礎   83.3%
2. 精神医科学基礎     92.3%
3. カウンセリング基本技法 88.8%

問題を解きながら何度もテキストを読み返し、記憶を定着させ、無事に合格できました。テキストを一度で覚えようとするのは難しいので、問題演習をしながら覚えっていくと効率的だと思います。

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