家事が苦じゃない、私たち夫婦のありかた

数日調子が悪くて、全く頭が回らなかった。だからここにも来られなかった。

いや、正確には書く画面を開くところまではきていたんだけど、一文字も書けずに時間が過ぎていった。

今日こそ少しでも、書くぞ。なんせ今日は書きたいことがある。

家事でモメない夫婦

私は昨年の7月に3年ちょっと勤めた会社を退職し、今はフリーランスのWEBデザイナーをしている。それは仕事の面だ。妻としては家事を受け持って家を回している。

こう書くと最近よくある「女性やら男性やら」の論争になりそうだが、今日はそういう話ではない。

私は家事が好きな方だ。掃除をしても、片付けをしても、洗濯をしても、なんだかスッキリする。一つの家事が終わった後の「あー、気持ちよく生きるために有意義な事ができたな!」と感じるあの瞬間が好きだ。

このご時世なので旦那さんもテレワークになって、ずっと家にいる。だけど「なんで家にいて気づくはずなのに私だけがやらなくちゃいけないの!!」という思考にはならない。なぜだろう、と考えた時に2つの答えにたどり着いた。

理由1:独身時代に家事を好きになっておいた

私が結婚したのは30歳の時。今の時代普通かもしれないが、そこまで早くもない。なのでそれまでそこそこの数、恋愛したり(半)同棲したり、みたいな経験があった。一人暮らしやルームシェアの経験もあった。

時間をシュバッとさかのぼるが、学生終わりたてで彼氏ができた時。最初にぶち当たる家事と言えば「料理」だろう。別にそれまでも苦手意識は無かったが、とにかくレパートリーが少ないし、火加減の概念や感覚(強火では短時間で表面に火を入れることができ、弱火はゆっくり中まで火を入れるとか)も分かっていない時期だ。

一人暮らしの彼の家に足を運んでは料理をしたが、なかなかに失敗ばかりだった。そのうち腕は上がってくるのだが、この時に学習したのが「家事は逃れられない」ということだ。

同じように掃除や洗濯、整理整頓に関しても「逃れられないこと」として自分の中に刷り込まれた。

ただある日ふと気が付いた。ただ「逃れられない」と考えていると辛いだけじゃない?逃れられないならば好きになったら最強ってこと?

それからはできるだけポジティブに、家事をやることで得られる効果やその先にある幸せに目を向けるようになった。ここまでくると、家事がみるみる好きになるし、上手にこなすための情報を自分から取りに行くようになる。自分の中に情報が沢山あるので得意になるわけだ。

こうして「逃れられないなら好きになっちゃえばいいじゃない!理論による、家事が好きな人」ができ上がった。

理由その2:パートナーが家事を重要に考えてくれている

ここまでは私の事だったが、ここからは私のパートナー(旦那さん)にも目を向けようと思う。

うちの旦那さんの考え方は私にとって神と呼べるほどありがたい。なんせ「家事は仕事と同じくらい大変で、大切なこと」とハッキリ認識し、なんなら定期的に言ってくれるからだ。

世間にあふれかえる家事関連の記事を見て思う。家事のことで揉める(不満がたまる)のは、パートナーや家族がその意義を理解してくれていないから、という話に集約されるんじゃなかろうか。

逆もしかりだ。奥さんに仕事の大切さを理解して貰えない旦那さんだって不満が溜まるだろう。

そう。考えてみれば「自分主体でこなしている事柄に対して、家族に理解を示してもらえない状況」は誰にとってもストレスが溜まる。

そういう面で我が家は、旦那さんは私の家事を「大切なこと」だと思っているし、私は旦那さんの仕事を「すごいこと、カッコイイこと」だと思っているので毎日が感謝に溢れていている。

もっと言えば、お互いの役割が上手く進められていない時だって、労わりあえるのだ。「そりゃ辛いよね、基本的には大変なことだもん。そんなこともあるよね。」って具合だ。

尊重することの大切さ

お互いを尊重するためには、心の余裕が必要だ。

だけど心の余裕を作るために全てのストレスを取っ払うのは現実的に無理だ。どうするのか。

毎日できるだけ笑って過ごすことを前提に、自分の心がどんな時にどんな働きをするのか、考え方や感じ方の癖はなんなのか、考えてみることが大切だと思う。

私は旦那さんを始め、周りにいてくれる人たちと笑って生きていたい。そのために家事をする。



…と。綺麗に終わった風だが、うちも最初からこんなに上手くいっていたわけではない。当然ない。ぶつかりそうだなと思ったら話し合ったり、どんな自分で居たいか見つめなおしたり、小さく軌道修正しながらここまで来た。

あとそもそもこの話は女性が家事をしなくてはいけないという話でもない。男女逆だっていいし、なんならお子さんがいる家庭はお子さんが自分の役割を見つめなおすことも大事かもね、とかいう話にも繋がってくる。

誰もが自分の役割を肯定されたい。その自己肯定感を持って歩み出すことが心を健康に保つ秘訣じゃないかと考えている。

最後に

さて。

書き続けるために作ったこのスペース。4日目?5日目?だけど勉強になる。ゆるゆると続けよう。

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