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心理検査のSVについて

こんにちは。こころの相談室ねこのての福地です。
心理検査の所見についてのSVのお問い合わせをいただくことがあります。
福地はSCT、大川はバウムテスト、もう一人の助っ人その2がWISCを得意としているほか、所見そのものの文章の見直しや書き方について、総合所見のまとめ方などにも、御相談に応じることが可能です。
御相談の費用は1回6000円となります。


1.バウムテストについての御相談

バウムテストについての御相談は、大川が担当します。
下記の「共通のお願い」を踏まえた上で、50分のZoomのセッションで御相談をお引き受けします。
検査結果や所見などの情報は、当日、Zoomの中で画面共有しながら進めていきます。
50分のなかで取り扱えるのは、だいたい1−2ケースです。3ケース以上は難しいとお考えください。

大川は医療領域で働くなかで、数百以上のバウムテストを取ってきた経験があります。
施行する上の素朴な疑問から所見まで、お気軽に御相談ください。

2.WISC-Ⅳについての御相談

WISCのなかでも、Ⅳについての御相談は、こころの相談室の助っ人その2にお願いできるようになりました。今のところ、名前を出さないままにしているので、申し込みづらいかもしれませんが、福地よりも習熟している方が、月3ケースまで対応できると言ってもらいました。

経験豊富な人から習う意味としては、単に数字の高い低いがどうこうではなく、それが生活でどのような困り感につながっているかを想像する仕方を学び、その想像をふまえて工夫や助言を考えることができるようになることにあると思います。
2023年度内だけの御協力になるかもしれませんので、1から学びたいような方がいらっしゃればぜひ、お問い合わせ時におっしゃってください。

3.SCTその他の検査についての御相談

SCTや風景構成法についてやその他の御相談は、福地が担当します。所見の書き方や、総合所見のまとめ方なども対応いたします。
方法としては2種類あります。

下記の「共通のお願い」を踏まえた上で、50分のZoomのセッションで御相談をお引き受けします。
Zoomのセッションの中で行う場合は、検査結果や所見などの情報は、当日、Zoomの中で画面共有しながら進めていきます。

Googleドキュメントを用いて2往復のメールSVとして行うことも可能です。
検査結果や所見などの情報は、Googleドキュメントという無料のサービスを用いて共有します。
WORDでメールに情報を添付するのとは異なり、設定を変えることで、こちらの手元に個人情報を残さずに済むため、なるべくGoogleで共有する方法を推奨しています。

メールSVの場合、1往復目は、情報と所見を送っていただき、福地がそれを添削し、コメントを加えます。
2往復目は、質疑応答となります。
最後にその2往復についての感想をいただいて一区切りとなります。
こちらからのお返事はなるべく3日以内を心がけますが、悩みに悩んでもう少し時間がかかってしまうこともあることを、御了承ください。

4.共通のお願い

心理検査のSVでは下記の点をお願いいたします。

①検査の情報を教えてください。
知能検査は結果の数字だけを見て話し合うこともありますが、描画テストやSCTの場合、検査結果そのものを見ないで話し合うというのも、なかなか難しいものです。
被験者の方の同意、情報を持ち出すことについての職場の同意を得てからお申し込みをお願い致します。

②被験者の方の基本的な情報を教えてください。
性別、年代、主訴、検査目的ぐらいの情報は教えていただく必要があります。
詳細な相談の記録をまとめる必要はありませんが、まったくなにもない中で解釈することは困難です。
口頭でもかまいませんので、最低限の情報は教えてくださいね。

③御自分なりの所見を書いてください。
検査のSVの場合、御自分では所見をなにも御用意なさらず、当方の意見をそのまま書いて提出なさろうとされる方が、たまにいらっしゃいます。
それでは、解釈する力、所見を書く力が身につきづらいと考えます。
最初はどこに注目してよいのかわからなかったり、どのようなことを書けばいいのかすらわからないものでしょう。
それでも、なにか御自分なりに気づいたこと、考えたことを言葉にしてみませんか?
量や質は問いません。箇条書きでもいいと思います。これも練習の一部です。
それを元に話し合うほうが、きっと上達が早いのではないかと考えます。

5.お引き受けが難しいもの

これまでお問い合わせがあったものでお断りしているのは、ロールシャッハテストのSVです。
申し訳ありませんが、福地も大川も、ロールシャッハテストは、人にお教えできるレベルに達しておりませんので、御容赦ください。
また、ロールシャッハの場合、スコアリングから御相談されたいという方もいらっしゃると思いますが、分析の方法が複数ありますので、バイザーをお探しの方は、どの方法の指導者を探していらっしゃるかを明記なさると、より探しやすくなるのではないかと思います。
余計なことかもしれませんが、問い合わせのメールをいただくたびに気になっておりましたので、付け加えておこうと思いました。

以上、長々と書いてまいりましたが、こころの相談室ねこのてとして、御提供できるものです。
どうぞ、みなさんの臨床にお役立てください。お問い合わせ、お待ちしています。

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