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こんな夜はブックレビュー:『ひらめきはスキルである』

「今日は何を書こうかしら。」なんだかぱっと出てこないな。そんなことを思っていた時、ちょっと読み返したいと思った本があります。その本について、今日は自分の復習も兼ねてブックレビューします!

ひらめきは才能ではないのか!

“ひらめき“と聞くと、それが秀でている人はセンスがあるとか、才能があるとか思ってしまいがちですよね。私は特定の人の才能と思っていました。
このタイトルを見た時、「ひらめきは自分でどうにかできるものなのか?」と気になり手にとってみました。

この本はこのように構成されています。

第1章 学びを結果に変える、読書法
第2章 うまくいっている人・モノから吸収する
第3章「ひらめきの素材」を増やす思考法
第4章「顧客体験」でひらめきトレーニング
第5章 常識を疑う・ゼロからイチを作る
第6章「思考のデータベース」を作るメモ術
第7章 ひらめきを生かす、仕事術

A4マトリクスノートやってみよう

まず、本の中で紹介されている「A4マトリクスノート」が面白いなと思いました。
読書の時に使えるもので、ただ読むのではなく、印象に残ったことを残し、その後の行動に結びつけられるメモ術です。

学んだことを細分化して整理できるメソッドで1枚にまとめられるしとても良さそう。

ちなみに、読書中は思いついたことがあれば、立ち止まってOK。思いついたことをきちんと深めることが大切なんだそう。
私は読書中に良く、「あ、こういうことに応用できそうだな」などと思って読書が進まなことがよくありますが、立ち止まっていいんだと思うとなんだか気持ちが軽くなりました。

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ちなみに、上二つのボックスに書いた量がした二つよりも多いほうが良いそう。
確かに、学んだ後に実行することが大事。
また、これを続けることで、「思いついたこと」の量が増えるとひらめく量が増えてきていることが実感できて自分の進歩も実感できそうでいいですね。

ひらめきのトレーニング

マトリクスノート以外にも、面白い方法が紹介されていました。

デジタル写経
心が動かされた記事の一部(120〜200文字)を間違わずに描き写せるまで何度も繰り返すというもの。(わお)
こうすることで、成功者のこだわりや感覚が少しずつわかってくるそうな。
「メモの魔力」の著者の前田裕二さんも、「何事もゼロから自分で作り出すのではなく、世の中にある良いものだっていろんな人の模倣で作られている」というようなことを言っていたのを聞いたことがあります(おぼろげな記憶)。
マネは悪いことと思われがちですが、使い方を間違えなければ決して悪ではなく、むしろ自分のひらめき力を上げるためにもいいことなんですね。

問いを深める
興味のあることでとことん問いを深めるトレーニングをすることで、思考の持久力を鍛えることができるのだそう。確かに、問いを深めることは好きなテーマじゃないと苦痛の時間ですよね。
「努力そのものが苦にならない分野」であることが大事なんですね。

メモをする
おお、やっぱりメモが大事なんだな。

この本では、スマホのメモ帳アプリなどでメモする際に、「クイックレスポンス」で思考を深める、という方法が紹介されています。1つの見出しに対し、「それってどういうこと?」「そしたらどうなる?」など問いかけて思考を深めます。そしてデジタルなので、その情報を組み合わせたり、入れ替えたりもできます。
この過程が「情報の扱い方」を覚えていくために必要だそう。
それは、メモに書いた「ひらめきの素材」が増えて「情報の扱い方」が上手になることで、情報と情報を自由に結びつけることができるようになるから。
これがひらめきだと定義されています。

ひらめきのヒントは日常生活に溢れている。
チコちゃんではありませんが、ぼーっと生きず、自分で「これが知りたい」「これを実現させたい」という問いをもって、日々周りにアンテナを張って過ごしたいですね。

さぁ、ひらめこう!

さて、今日はほぼ以前書いた読書メモを見ながらこのれレビューを書きましたが、「おお!」と思っていたアイデアもちょっとしか試していなかったことに気が付きました。
デジタル写経はちょっとハードルが高いけど、メモ術はすぐ真似できそう。

もっと今よりもひらめけるようになるべく、小さな挑戦と改善を積み重ねていこうと思います。



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