マガジンのカバー画像

ココペリ121・ケア塾茶山(案内)

23
ヘルパー休憩所・茶山kpハザにて、月一で開催しているケア塾茶山の案内用マガジンです。 臨床哲学者・西川勝さんを進行役として、ケアの視点から文芸作品を読み解いていきます。 http…
運営しているクリエイター

記事一覧

第76回ケア塾茶山特別編のご案内

西川勝×砂連尾理『臨床哲学への歩み』について語る 西川勝著『増補 ためらいの看護』に続き、『臨床哲学への歩み』は2024年4月に刊行されました。 NPOココペリ121の理事でもある西川勝の、同団体の出版部門・ハザ(Haza)で出版された二作目の著書――『臨床哲学への歩み』は苦しみのベッドサイドで相手の話を聴く哲学への道を行く、人々との出会いを物語るエッセイ集です。 同書は2024年7月17日、18日の朝日新聞「折々のことば」でも紹介されています。 今回の第76回特別編は、

第75回ケア塾茶山のご案内

暑さ厳しき折、お体に気をつけてお過ごしください。 第75回ケア塾茶山は引き続きレベッカ・ブラウン『体の贈り物』の第七章「死の贈り物」を読みます。 ご来塾の方はくれぐれもお気をつけお越しください。

第74回は『体の贈り物』を読み進めます

6月10日(月)18:30~、皆さまのご参加を心よりお待ちしております。 チラシの写真は、(左上)Rebecca Brown、(右上)Joyce Tenneson、(右下)柴田元幸、(左下)小池アミイゴです。

第73回ケア塾茶山は「飢えの贈り物」を読みます。

柴田元幸は、レベッカ・ブラウンの本との出会いはイギリスの本屋さんでと語っています。「翻訳家・柴田元幸さんインタビュー」(2016.3.12) 『THE GIFTS OF THE BODY』(Harper Perennial,1995)に触れた瞬間、きっと真っ先にその書影に心を動かされたことでしょう。ちなみに、第70回からのチラシの背景は、原書表紙デザインへのオマージュです。 今回の記事は、この奇跡の一枚(Peter Holding William)についてご紹介していきたい

第72回ケア塾茶山は「肌の贈り物」を読む予定です。

春寒料峭。金木犀の芽吹きに見惚れる毎朝。 3月11日(水)に開かれる第72回ケア塾茶山に、進行役の西川さんは会場にお越しになります。みなさまのご来塾も心よりお待ちしております。 さて、『体の贈り物』の翻訳者・柴田元幸さん、それから著者のレベッカ・ブラウンに関するいくつかのインタビュー記事をご紹介したいと思います。 2016年の春、柴田さんはデザイン系翻訳会社Fraze Crazeの取材を受け、レベッカ・ブラウンの本との出会い、そして出版に至るまでのエピソードを話しています。

第71回は『体の贈り物』-「涙の贈り物」を読みます

 第69回で、進行役の西川勝さんはレベッカ・ブラウンのような書き方ができたら、ケアも変わるのではないかとおっしゃいました。第70回で、その望みがさらに明確なかたちになり、会が終わったあとも余韻が響き渡っています。  ココペリ121は直球ど真ん中障害者介助というものをやってきて、長年積み上げてきたものがハザ(Haza)という出版部門で実を結びました。自分たちがやってきたケアを今までとは違う書き方で世に出すことで、ハザを障害者介助をしている事業所がわざわざ持つということの意味がは

第70回ケア塾茶山は『体の贈り物』を読み進めます。

 先般の災害で被災された方々にお見舞い申し上げます。  第69回は「汗の贈り物」を読みました。  日本の現場ではありえないようなケアの描写に感心し、参加者の間では共感を呼びました。  作品の中のケアワーカーが目にしている場面を、私たちも介護の中ではしょっちゅう体験しているわけですが、それがマニュアル的なものによってどんどん瘦せ細った言葉と感覚になり、ずぼーんと抜けたケアの記録と経験しか残らなくなります。  進行役の西川勝先生曰く、ブラウンみたいな書き方をすることによって、

3月13日(月)第61回ケア塾茶山のご案内

今回はちょっと寄り道ということで宮沢賢治以外の本を読んでいくことになります。 知性と環境をつなぐエコロジカル理論の提唱者として、「わたし」とはなんですか?という問いをめぐって、河野哲也は『エコロジカルな心の哲学 ギブソンの実在論から』(今回取り上げる本とは別のものですが問題領域が重なる著作です)のなかで、海難という情景を想定してこう語っています。

2023年1月16日(月)は宮澤賢治の『春と修羅』-序を読み進めます

新年明けましておめでとうございます。 本年も何卒よろしくお願いいたします。 昨年12月12日に、ケア塾茶山が7ヶ月ぶりに再開されました。 宮沢賢治の「春と修羅」の序の三行。じっくりと時間をかけて読んだこの三行は費解な内容なのですが、皆さまでご自身の宗教観などを語り合いながら考えていきました。 西川勝先生(進行役)より、丹治昭義著『宗教詩人 宮澤賢治ー大乗仏教にもとづく世界観』(中央公論社,1996)が紹介されています。大乗仏教の根本的立場から、『春と修羅』が示す賢治の人間

5月9日(月)も引き続き 『銀河鉄道の夜』を読み進めます

みなさんのご参加を心待ちにしております。

4月11日(月)も引き続き 『銀河鉄道の夜』を読み進めます

たくさんの植物が芽を吹いたり、花の香りを漂わせたりする季節になりましたね。大自然に癒しを求め、そして癒される。人間はきっとそういうふうに創られているんだろうなと、特に春のこと時期によく思います。 嫌なことがあちらこちらで起きている世間から目を背け、人類が狭い価値観から解放されるように進化した遠い未来を夢見ています。果たしては私は悲観主義者なのか、楽観主義者なのか。 前回は「九、ジョバンニの切符」「いま秋だから野茨の花の匂のする筈はないとジョバンニは思いました。」というところ

3月14日(月)は引き続き 『銀河鉄道の夜』を読み進めます

みなさんのご参加を心待ちにしております。

2月14日(月)は引き続き 『銀河鉄道の夜』を読み進めます

次回ケア塾は、『銀河鉄道の夜』の後半を取り上げます。 皆様のご参加を心より楽しみにしています。

2022年1月17日(月)は宮澤賢治『雁の童子』を再読します。

次回のケア塾茶山は第3月曜日の1月17日に開塾されることになりました。賢治三部作の『雁の童子』を読み返します。 来年も何卒よろしくお願いいたします。 それでは、良いお年を!